三週連続の旭川へ⑤ 地元の旅のプロの金言

JAの直売所を出て、「旭川ふるさと旅行」さんへ。永山地区の中心部で、永山神社の隣。2週間前にかじった中央公園のすぐ近くにあった。

突然のお願いだったのに、快く迎えてくださったのは、社長の喜久野夕介さん。全国転勤のある会社で働いていて、初任地が旭川。その後の転勤でまた旭川に住む機会はないと知らされて、11年前にこちらに移住された。すごい。旭川のいいところの1つが、まちも自然も楽しめることだとか。

主に手がけていらっしゃるのは、地元の人が旅行に行く時の企画・手配、道外などからの旅行のそれ、訪日客のそれ。

この事務所の近くには、もともと地元資本だったけど、ここ数年の間にチェーンに生まれ変わったホテルがあって。市中心部からは車で20分くらいと離れているけれど、このホテルのお客さんの顔触れは、個人訪日客や観光客の姿もあるらしい。市中心部のホテルで需要を賄いきれない時もある。なので、「永山という地区はポテンシャルがあると思います」とおっしゃっていた。一方で、訪日客の取り込みは事業をやっていく上ではやらざるを得ないともアドバイスいただいた。

国道沿いにある日本酒「男山」の酒造り資料館(実際には物販や試飲コーナー)も、旭川デザインセンターの前に昼ご飯で寄ったあさひかわラーメン村も中華圏の訪日客でいつもにぎわってる。市中心部のゲストハウスでも、訪日客がかなり多いんだとか。このインパクトはやっぱりすごい。

自分が永山でやろうとしているゲストハウスは、最重視するターゲットが「関東に住む30代女性」。準備も足りないし、と自分で言い訳をして、増え続ける訪日客を最初からは取り込もうと考えていなかった。地元のプロのアドバイスを胸に、ちゃんと考えていかねば!

なんで北海道なのか旭川を選んだ理由、新聞記者を辞めてまでなんでするのかとか、経緯を一通りお伝えする。「こちらでできることはなんでも言ってください」とありがたい言葉をいただく。同じ地域の住民に自分がなるかもしれないし、移住体験を取り扱っていらっしゃるので、どんどんお世話になります!

時計を見ると4時45分。あと1カ所か2カ所回って、新千歳空港に戻ろう。           (つづく。次でラスト)

 

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