【閉店→元従業員さんが味を引継ぎました!】公園ディナーは迷わず「前坂ジンギスカン」。奥さんのタレ注ぎは職人技!

※「前坂精肉店」は閉店しました。元従業員の方が、「ジンギスカンの博」として新しいお店をオープンされました。追ってご紹介いたします。

北海道といえばジンギスカン。食べてみたい、でも臭そう。クセがあるんでしょ? ソウルフードだけれど、ちょっと苦手意識がある旅行者もいるのが羊肉なんだろうと思う。でもそんな方にこそ、永山が誇る「前坂精肉店」の大雪ジンギスカンは試してもらいたい!

1953(昭和28)年創業。JR永山駅から歩いて2、3分の永山中心部(旧市街地)にあって、日曜日の夕方なんか車でごった返すほどの人気。遠くは釧路や北見からも買いに来る人がいるんだそうな。

ゲストハウスから近いから、というだけではなくて、いろいろ食べ比べた結果、ここが一番お好みだし、地元の人に聞いても、「やっぱ前坂さん!」という声が根強くて。

こだわりのタレは醤油ベースで、隠し味にリンゴ、ニンニク、ショウガが入っていて絶妙なバランスであります。お店によってはショウガが主張してるとこもあるけど、子どもでも食べやすい、甘めの味付けが秀逸。ビールなくしていただくのがつらいくらいコクがある。締めのうどんなんて、悶絶モノです。。。🤤

輸入された時点で冷凍されていない「生ラム」を筆頭に「ラム」が大人気。地方発送もしている。手作りのハンバーグやつくね、鶏肉の串もの、ホルモンなどなど、いろいろある。ジンギスカンパーティーだけど羊肉以外も食べたい!っていうシーンに大活躍する品揃え。野菜(カット含む)や麺類をはじめ、ジンギスカン鍋に欠かせない具材もたくさん揃ってます。

前坂さんのすごいのは、イベントやBBQとかがある時に、事前に相談しておけば、必要な道具や肉、野菜、うどんをセットにしてすぐに焼ける状態で現地まで配達してくれるっていうこと。道民は短い夏や春を満喫したいので、BBQできるときは庭先やガレージでガンガン焼きまくるので外焼肉はもはや見慣れた光景。でも大人数でやる時は準備がなかなか大変なので、前坂さんの出張サービスはすごい便利。旭川木工コミュニティキャンプの懇親会でも毎年お世話になってます。

お店では、ご主人と女将さんが中心になって切り盛りしていて。ご主人は寡黙(というより、たくさんお話しされない)だけど女将さんはよく話しかけてくれる。旭川公園の管理人も、新聞とかフリーペーパーに載ったりすると「がんばってるねぇ」「どうだい?」「読んだよ」とお声がけしてくれて嬉しい! 

女将さんとのお話しも楽しいんだけれど、見逃しちゃもったいないのは、その手さばき。羊肉は注文を受けてから袋に秘伝のタレを注ぐスタイルだけど、スケールで測ることなく、指定の量を注ぐのがまさに職人技。もう何十年もやっているから、体で覚えてしまってるんだな。

旭川公園では夏のシーズン、前坂さんでゲストご自身でお肉を買ってきてもらい、焼き台や炭をご提供してセルフで焼いていただくのをおススメしてます。前坂さんのお店に入ったら、メモ紙に商品と量、名前を書いて女将さんに渡し、その手さばきを楽しんで、永山のおススメを聞いてみてください!