ラッセルの新しい楽しみ方!

雪が少なすぎて、すでに毎日運転されている宗谷ラッセルも、物足りなさそうな表情を浮かべてる。毎日、ゲストハウスのカフェの窓から見ていても不憫でしかたない・・・。

とはいっても、多雪時とは違う風情を楽しめるはずなので、ゲストハウスの周りをウロウロしてみる。

ひとつ大発見だったのは、タイニーハウスとの相性が抜群だったこと!

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シックな感じのタイニーハウスに、個性的なオレンジがよく映えるし、スローな雰囲気がぴったり。

次に、真横から見たときのシルエットが美しい。雪が多いと、足回りやヘッドの周辺は見えなくなるけど、全部見えてしまうのは少雪時の特権といえば特権。機能美!

そして、音。本格的な冬シーズンだと、雪をかきとばす迫力に目を奪われるけど、明らかに他の機関車とは違う「ガシャン、ガチャン」という機械音にそそられる。

とはいっても、早くまとまった雪がほしい。けっきょく一年を通して帳尻合うとはいつもみんな言うけど、さすがにこれだけ少ないのは稀らしいし、農業とか冬まつりのことを考えると不安になってくるわ。

旭川冬まつりから旭川公園が生まれたんだった

2月に神戸ー旭川でチャーター便が運航されるとか。神戸とな! わが出身地・西宮の最寄り空港。

https://tour.club-t.com/tour/detail?ToCd=TD&p_course_no=1249765 (旭川商工会議所からのメールで、旭川発のツアー参加も呼び掛けてたけど、いろんな意味で行けない。。。)

まさに冬のシーズン真っただ中、旭川冬まつりの期間に合わせてのフライトっぽい。もう年の瀬かー、と思ってたら、もう冬まつりが目の前なんだなぁ。早い!

そういえば去年の旭川冬まつりから、「旭川公園」のプロジェクトが進みだしたことを思い出す。

昨年10月に移住してから、地元の建設関係の方に相談していたけど、予算や考え方がなかなか合わずで、膠着状態に陥っていて。その時に、白樺プロジェクトで知り合った地元工務店・アーケン(株)の藤原社長にSOSを出したのが冬まつりの時期。会場に行って、フードダイバーシティのブースにいた藤原さんに現状を伝え、見積もりを出してもらうことになった。

それ以前の会社さんは見積もり出るのに2カ月かかったけど、アーケンさんは1週間で出てきて、1,000万円くらいコストカットできた。これがきっかけでゲストハウス計画が本格的に始動。再スタートを切れたのでした。

そんな思い出の詰まった冬まつり。今年はゲストハウスもできたし、どんな形で記憶に残るかなー。できればゲストと一緒に会場で楽しみたいし、冬まつりだけじゃないローカルな冬の楽しみもお伝えしていけたら!

宗谷ラッセルに旭川近郊で一番近いゲストハウス!(のはず)

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いよいよ本格的な冬シーズンに突入! たぶん人口の95%くらいの人は関心ないだろうけど、実は雪をかきわけるラッセル車が毎日走るのは、全国広しといえど、北海道のこの辺りだけ! 旭川に宿多しといえど、施設内から20mないくらいのところでラッセル車を撮影できるのは、旭川公園くらいのものでしょう!

動画は12月14日(土)の午後2時37分ごろ、旭川公園ゲストハウスの目の前から撮影。毎日この雄姿を眺められるなんて、鉄道ファンじゃなくても息をのむはず! これから雪がもっと積もれば、より迫力は増していく。

昨シーズンはそんな満足に見れなかったけれど、当麻町に差し掛かった国道30号近くの踏切とか、存続の危機にある南比布駅とかから、何度か撮影しました。特に南比布駅なんか、カメラの放列が20人分くらいあって、びっくりしたわ。ラッセルが通過したら、その後を追いかけていったけれども。途中駅で長時間停車もするから、何度か撮影するチャンスはあるのも嬉しい(でも焦ったり違法駐車したりとかリスクあるのであまりおススメはできない)。ちなみに永山駅は8分停車。




今年はもっと広範囲で狙っていきたいなぁ。

旭川公園ゲストハウスからなら、名寄方面からのラッセル(動画とは逆方向)も早朝の5時35分ごろ通過するのも拝めます。いまどきのデジカメなら撮れちゃうレベル。

ラッセル車や、雪煙の舞うディーゼル列車に興味のある方はぜひお問合せくださいませ★

そういえば、初テレビはポテト

オープン前に、某ローカルテレビ局から「密着取材がしたい」と取材依頼があり、合計すると数時間やり取りして現地にも来られたけど、その後、なしのつぶてだったことがあったけれど、その後はテレビからの取材は一切なく。

こちらから取材依頼はかけないけど、あんまりテレビ的には面白くないかな~と思っていたところ、初めて取材してくださったのが、旭川のケーブルテレビ・ポテトさん。

旭川市役所主催の、「薪ストーブのある暮らしを見に行こう!」という粋なイベントの会場に旭川公園を選んでいただき、そこに来て下さったのがポテトさん。初めて、カメラが入った場面だった。

そのときのご縁が生きたと思うけど、このたび、ポテト初上陸してきました~。買物公園に面したスタジオにお邪魔してまいりました!

これまで3度出演したラジオと違ってカメラがいくつもあるし、買物公園を行き交う人と目が合うから、顔が硬直するー。笑うの苦手

ラジオはパーソナリティの表情とマイクに集中すればいいから、なんとなく自然な笑顔になれた(笑)公開収録はそうかいかなかったけど・・・

ケーブルは長久手市(当時は町)を担当していた愛知県勤務時代、地元ニュースの解説番組に定期的に出演してた以来。スーツ着てて駆け出しの社会人っぽかったあの時のほうが、しっかりしてた気がするわ〜

それもそのはず、今日は社会人にあるまじき失態を犯してしまったし、それでも皆さん温かく迎えてくださって、恥じ入ることばかり… 気を引き締め直さないと!

ともかくも、アナウンサー久保澄佳さんの優しく穏やかな進行で楽しい時間でした。高校時代の卒業旅行も、写真たくさん紹介してもらえてよかった。

買物公園に負けないように旭川公園もがんばろ、と思えるありがたいご縁 🙇‍♂️

ありがとうございました❗️

冬の公園、どうすれば

この前、宿泊いただいたゲストから、面白いことを耳にした。

札幌駅から歩いて10分ほどの場所にお住まいらしいけれど、近くの公園はたいてい、大きなソリ山があって、冬は人気になっているんだとか。米袋とかをお尻に敷いたりして。旭川では見たことないので、「それはいいですねー」とびっくり。普通の公園は雪対策でブランコも外されるし、冬は子どもを遊ばせる場所がないとみなさん困っているくらい。

旭川公園も、雪がたっぷり積もった後はどうすべきか、悩んでいます。

雪と氷の滑り台がいいか、アバウトな形状のソリ山がいいのか。滑り台はよほどちゃんと〝設計〟しないとかっこよくできないだろうし、どういうルートでつなげるのか、景観として美しいのかと未だ踏み切れず(雪が十分にまだなくて試作もできない)。 ソリ山は、ただ雪の山になるだけでは面白くないし、大人側の遊び心も試される・・・。

放課後や休みの日に、近所の小学生の遊び場になっている旭川公園のシンボルである土管についても、放置を決め込んでいたけれど、子どもたちはたまに使ってくれてる。夏も冬も関係ないみたい。なのでこのまま越冬してもらうことにしました。

手探りの、旭川公園はじめての冬が始まった!

薪ストーブはスローでも最強!

日中のカフェでも、宿泊のゲストでも、共用スペース(コモン棟)に入ってこられてまず驚くのが、レジ台にしている農機具(唐箕)、そしてこの季節はやっぱり薪ストーブであります。初めての方はほぼ例外なくのぞき込み、「これ、本物?」「めちゃくちゃあったかいですね」と声を上げてくださる。

そう、正真正銘のホンモノの薪ストーブになります。

ホンモノというのは、ダミーで炎を演出していない、という意味ではなくて。匠が関わっているから。

まず薪は、近くの突哨山で活動する「里山部」の清水省吾さんから買わせてもらってる。枯れたり、倒れたりしたナラや白樺を薪にする。よく、木質バイオマス(薪やペレット)は環境に良さそうだからとたくさん無駄に伐採してしまうなんてことを聞くけれど、清水さんは成長の見込みのない=価値がこれ以上増大しない、ものだけを切って有効活用する。そして重機を使わず、人力で、斧で、たたっ切る。そして旭川公園ゲストハウス管理人の松本が細かく切る。清水さんいわく、「北海道で、日本で、いちばん環境に配慮した薪です」と胸を張る。しかも、近い距離で運ぶのだから、輸送で生じる二酸化炭素の排出も抑えられる。近いところで、顔の見える相手から、暮らしに必要なものを手に入れることほど豊かなものはない。都会ではなかなか、それは見えないから。

そして、施工は旭川市忠和の「煙筒の横山」さん。エントツ(煙突)じゃなくて、エントウです。正式には。社長の横山愛慈さんが長年の心意気と信念に魅せられた職人とお客が、横山ブランドに群がる。エントツが全てということで、その家にあった出力や空気の流れを徹底的に計算し、確実な施工と隙のないメンテナンスでフォローする。地球温暖化防止への啓発もやっておられ、森から燃料から、すべてのことを考えて木質バイオマスとの付き合い方を提案しておられる。

で、この薪ストーブ、当初はなかなかうまく火がつかないなんてこともあったけど、それも愛着を持てるというか、一筋縄ではいかないところがなんとなく人間っぽくていい。慣れてきても、その時の気温や空気によっても調子が変わるし、初心者としては様子を注意深く見ておいたほうがいい。手がかかるほど、かわいい。

雪が降り積もると、周囲はただただ、気持ちがまっすぐになるような無音の世界になる。そこに、薪ストーブの赤い炎が揺らぎをもって存在感を見せると、得も言われぬ贅沢な時間が流れる。朝もいいけど、夕方ごろも好き。

ヒュッゲな時間、ロハスな部屋、スロウな暮らし・・・。その象徴みたいな薪ストーブだけど、ぼやっとした憧れの対象というより、実用を考えたら何年かのローン組んででも取り入れたい。(薪の置き場所とかいろいろ考えないといけないけれど)

調理具としても使えるんだから、ほんとすごい。お湯を沸かすのはもちろん、カフェで軽食を出すときに重宝してます。お味噌汁やポトフやスープを温めたり、中に新聞紙とアルミホイルでくるんだサツマイモを入れたり。ジャパチーズのチェダーを炙ったり。ガス代の節約だなんて、野暮なことは、この間だけは忘れていられる。

薪ストーブのない旭川公園 はもう、考えられない。エネルギーもお金も資源も、できるだけ近い地域で回していけたら最高です。

ドラマティック宗谷本線

鉄道ネタが続きますけれども、学生時代に鉄道雑誌「Rail Magazine」でアルバイトしていた(元?)鉄っちゃんだからではなくて、ゲストハウスの目の前にすごいローカル線があるので、仕方ないです。

雪景を照らす夕焼けほど、贅沢なものはないです。そこに1両のディーゼル列車がとことこと、ジョイント音を響かせるなんて、鉄っちゃんじゃなくても見入ってしまう(はず)。北海道に来て、夕方の空にじっくり見入ることが増えました。目の前が開けているから、なおさらです。

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あぁ走りたくなる。子どもたちは、走ってます。

毎日、こんな景色を楽しめるだけで、移住した甲斐があるなぁ。

もう少ししたら、ラッセル車が毎日走って、豪快に雪を跳ね飛ばす。楽しみすぎて困りますね

あの白樺スツールができるまで

旭川公園に数あるチェアの中でも、断トツで注目を集めるのが、オリジナルでつくった白樺の「ホタルスツール」。

氷室友里さんデザインのテキスタイルが文句なしに可愛いのはもちろん、完成するまでのストーリーがとても素敵なんです。ゲストハウス近くの、清水省吾さんの森から白樺を人力で搬出して、旭川の林産試験場で製材して、岡山県西粟倉村の「ようび」で加工してもらいました。

それをまとめた動画が、前編・後編とも公開されました!

<前編> https://youtu.be/gV9OLjSubZg 

<後編>https://youtu.be/WnMT4tqoC6U

Facebookだと、https://www.facebook.com/designmejp からご覧いただけます。

もともとのきっかけは、前職の最終出社日に浜松から夜行列車「サンライズ出雲」に飛び乗り、山陰に向かった旅でした。

人生最後の夏休みだと思って、本州にいる間に見ておかなければならないものを見ておこう、という魂胆です。

その行きたかった場所の一つが、西粟倉の「ようび」。社屋の焼失をへて、全国の林業やものづくりの関係者が集まって再建を誓い、超絶カッコイイ建築を創り上げていきました。その過程を、金沢時代にお世話になったもりラバー林業女子会@石川の砂山さんから聞いていたので、旭川で森をベースにしたコトをしたいと考えていた自分にとっては現地訪問はマストでした。

強雨が降りつける中、予約制のショールームにお邪魔し、アートディレクターの山口祐史さんと話し込みました。そこで、旭川でゲストハウスを計画していることを伝えていくうちに、旭川の木材を使ってホタルスツールをつくろう!と盛り上がってしまい。この日から1年ほどして、ほんとにオリジナルのホタルスツールができてしまい。

もちろん白樺は西粟倉にはないので、旭川からサンプルを送ったりして、ようびさんに数か月かけて試行錯誤していただきました。新しい素材なので、強度や乾燥の具合などきちんと見極める必要がありました。

地元のものを地元で使うのは大事。だけど、時には外の目や力を借りて新しいものを生み、地元にフィードバックをするというのも、これまた面白い。白樺の白く美しい木肌や滑らかな手触り、味のある斑点などなど、地元では家具材として評価されていなくても、真っさらな目でみると、魅力にあふれていることに気づくことができました。いま旭川を起点に展開されている白樺プロジェクトとも符合してます。

森から始まる家具づくり。個人だから、小規模だから、顔が見えるからできること。「ようび」さんと山口さん、清水さんの心意気がなければ生まれなかったスツールです。皆さん、ぜひ座りに来てください❗️

線路の近くに大根が眠っている、という幸せ

知ってる人は知っている、ゲストハウスそばの自家菜園。稚内につづくJRの線路の脇に、細長~い畑が続いている。

そこで地元の人がいろんな野菜を育てていて、森さんはゲストハウス目の前で耕作をされている。もともとは線路の向こう側の60坪の土地でやっていたけれど、続けられない人がでてきて、声をかけられてここでもするようになったとか。

もう10何年も、農薬を使わず大根やネギ、とうきび(トウモロコシ)なんかを育てていて。管理人としてみれば、「いつかあそこで育てたい」「たべてみたい!」と思うのは当然のことで。

そう思っていたところに、森さんが声をかけてきてくれて、大根やネギをくれるようになった!

次男が森さんの畑に遊びに行って、大根の葉っぱをモシャモシャ食べ始めたのがきっかけけ(笑)それから何度も森さんは来てくれて、お裾分けしてくださる。

葉っぱはそのままでも食べられるし、炒め物にするとご飯が止まらない! 自家製の「牛乳漬け」なるものもいただいたけど、まろやかで甘くてこれまた美味! 酵素ジュースにしてもうまい!

こんな幸せなことはないなぁ~。

そして冬にむけて、ご厚意に甘えて、森さんの畑に大根を10本くらい、寝かせることにしたんです。雪が降ると天然の雪室になるので、お客さんが来たら一緒に掘り起こして、甘味を増した大根をゲストハウスで食す!

楽しみすぎて、本格的な冬が待ち遠しい★ 冬こそ北海道へ一気に向かってほしい~

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木下斉さんを迎えます!

11月9日、全国のまちづくりの現場を渡り歩いてこられた地域活性化伝道師の木下斉さんが旭川と鷹栖町にーーー! 

めちゃ楽しみなので、近著の「地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門」(ダイヤモンド社)の読書感想文を勝手に書いちゃいます。ついでに、関係者じゃないのに勝手にイベント告知します。

補助金をもらったことのある身なので、帯にある「補助金が地方のガンなんや!」にドキッとするけれども、気にせずページをめくる。

気付けば一気に300ページくらいまで来ていて、やばいヤバいもう終わっちゃうと焦る。瀬戸さん(33)という主人公が、実家の家業の整理で帰省していくうちに衰退した地元の再生に関わっていくというストーリー(小説)仕立てなので、読書家になったと勘違いしちゃうくらい紙をめくるのがめちゃ速くなる。

307ページに、子どものころ瀬戸をパシッていて今は飲食事業で大成功している同級生の佐田が、こう言う。「地方やと『地元はダメだ、未来がない、何もできることはない』って大人たちが思い込んでることはまだまだあるんや」。

うんうん!

308ページでは、瀬戸が佐田の言葉を受けるように、「地方に生まれても、地元で何かをするのは無理だと諦めて東京に出てしまう子どもも多いからね。それは結局、大人たちが諦めているからなんだよね」。

ほんまそうそう!

旭川に自分が移住したのは、2018年の10月だった。いま、ちょうど1年が過ぎたところ。

これまで旭川市の経済事情の厳しさをいろいろ見せつけられ、十勝地方の盛り上がりとの比較をよく聞かされ、「旭川で商売なんてできっこない」「なんもないし、みんな諦めてるよ」みたいなことをさんざん聞かされてきた。普通に暮らしてる、それこそ本であえて表現されている「凡人」の皆さんが、そう言う場面に何度も立ち会ってきた。

「旭川ってこんなとこがすごいでしょ」「なんでもあるでしょ」っていう声は、自分で動いて多くのご縁をいただいて初めて、耳に入ってきた気がする。やっぱり少数派だと思う。

自分のまちに対するネガティブな思いや意見って、その子どもたちにも確実に伝染する。「地元で就職を」「流出を防げ」とかお題目をとなえる前に、まず大人たちがちょっとマインドや目線を変えてみることのほうが要るはずやけど。

そういう意味では、移住者のほうがまっさらな目で観察しやすいし、業界とか地域の常識も知らないので、ある意味やりやすい。でも無知すぎるし、勢い先行なもんで、いろんな忠告を受けてきた。「もっと普通のスタイルで着実にやったほうがいい」「こんな立地で人が来るわけないし、理解できない」「最初からこんな大きなリスクを背負うべきじゃない」とか。

確かに、木下さんのこの本でも「事業は小さく始める」こととか「確実な収入をまず確保する、営業の先回りを」というセオリー的な指摘があって、この点、自分のゲストハウス業は危ういところがある。それも自覚はしているつもり。

と同時に、76ページで佐田で瀬戸に迫る、「地方で事業やるゆうたら、誰もが反対する。おれと銀行、どっち信用するんや」という言葉にはちょっと救われる思いがした。木下さんによる解説コラムでも「不安を感じない人はいない。さらにまわりからは親切心で確実に反対される。いろいろな人の意見を聞く人がいるが、特段関係ない人たちに意見を聞いたりして回っているうちに、マイナスの意見ばかりを言われて諦めてしまうケースも多い(中略)不安があるからといって人の賛成を精神安定剤にしようとせず、自分で覚悟を決めてやるしかないのだ」とあった。

スーパーマンの登場を待つんじゃなくて、「凡人」がなにかで刺激を受けてきっかけをつくって、誰と組むかを意識して、とりあえず動きだしてみる。(と本で書いてある)そうそう、それが大事なんだよなーと自分で正当化してしまったわ。動きだしちゃったし、あとはやることでしか危うさを緩和する術はないし!

で、たぶん、大事なのは刺激やきっかけなんだろうけど、それは旭川や周辺にめちゃある。実は。

木こりの清水省吾さんがやっている里山部と自伐型林業だったり、旭町で展開されているnest co-livingだったり、江丹別で始まる熱中小学校だったり、まちなかの遊休不動産を取得して安く貸し出してエリアの価値を高めようとしているパターソンのむらさんの動きだったり。

でもいちばん手っ取り早いのは、9日に木下さんの講演を聴くことでしょう!

鷹栖町主催のまちづくりセミナー「稼ぐまちが地方を変える」は14時から鷹栖地区住民センターで、木下さん自主開催の「狂犬ツアー」は午後7時からJA上川ビルで。かなり突っ込んだ北海道ローカルな話が出てくるみたいですよ!