“前坂の味”を受け継ぐ「ジンギスカンの博」

宿泊のゲストさんから、「前坂さんなくなったみたいですけど、食べられますか?」というお問い合わせをちょくちょくいただきます。このホームページなどをご覧になって、道外の方も「前坂さん」に興味を持ってくださる方がいて、うれしい限りです。そして、あの味を受け継いだ、お店の情報をしっかりお届けできておらず、すみません💦

 「ジンギスカンの博」というお店です。「前坂」で十八年勤めた大橋陽子さんが切り盛りされています。水回り設備の施工会社を営むご主人の名前から「博」と名づけたそうです。

 お店の入り口の頭上には、ジン鍋のオブジェが! こういう 内外装にも ご主人やお仲間の思いが詰まっています。まさに手作りのお店。店舗は、前坂の調理場だった一階を改装しました。ちなみに、二階は以前からご主人の倉庫だったそうです。すごい縁!

 大橋さんは「前坂」ではベテランの域で、閉店の1年ほど前に閉じることを知らされても、当初は引き継ぐ考えはなかったようです。それでも、常連客の熱望を受けた女将さんから「やってみないかい?」「やってごらん」と打診されて、思いを固めました。設備を譲り受けるなどサポートも受けて、周囲の期待に押されるように、予定より一か月以上早くオープンしました。

 準備はドタバタだったものの、技術や運営面での継承はスムーズだったようです。大橋さんは「十八年やってきたので、スライスからタレ作り、配達まで全部できます。あまり苦労しませんでした」と笑います。六十六年続いた味を守るのはプレッシャーがありそうなものですが、「前坂」のご主人や女将さんが近くで見守ってくれて、やりやすいといいます。

 十八年間、一つの家族のような温かい前坂で働いた大橋さん。その味の魅力を「タレはリンゴをすり下ろすところから。体に悪いものは使わず、全部手作りで手を抜きません」と語りました。二大看板のジンギスカンやホルモンは、そのまま引き継ぎました。

 一方で、時代に合わせた進化も目を見張るものがあります。

 子どももお腹いっぱいになるように、臭いを避けたい人も気軽にと、ラムより手頃な値段であっさりした「豚ジンギスカン」が新登場!コンパクトな店内で混雑しないよう、ラムも量り売りはせず、500グラムと1キロのみの設定にしました。ラム以外は冷凍とし、すぐ渡せるようにしました。すでに地方発送も始め、人気だった餃子の復活も計画中です。

 今回の“復活”に常連は「ジンギスカン難民だった」「やっぱりこの味じゃないと」と喜んだそうです。「地元の人に愛される味。できる限り長く残していきたいです」と大橋さん。

「ジンギスカンの博」は旧前坂から約五十メートルで、永山支所駐車場の向かいです。旭川公園ゲストハウスでは、焼き台・炭・トング類・紙皿などをご提供するプラン(税込み1,000円/人)と、食材調達(ラム肉、野菜、〆のうどん)から調理まで含めたお任せプラン(同2,700円/人、お子様は召し上がる量に応じてご相談)があります。 ※屋外で召し上がっていただくのは、午後8時30分までとなっております。 

 

ジンギスカンの「灯」に不安を覚える理由

このところ、地域で長年親しまれてきた、ジンギスカンが手に入るお肉屋さんが、次々と姿を消している。これまでは、「跡継ぎがいないと大変だなぁ」くらいにしか思っていなかったけれど、こと前坂精肉店が閉店すると聞いて、ただならぬ危機感を覚えるようになった。

ゲストハウスにお泊りになったお客さんや、地域の知り合い、友達・・・。いろんな人に提供したり、一緒に鍋や焼き台を囲んできた。なくてはならない存在が、前坂さんのラム肉だった。あって当たり前、みんな、これを食べて育ってきたというような存在。なくなってしまうなんて、その知らせを耳にして1か月以上がたった今でも、信じられない。

わが家の小学1年生の次男は、「(大変だったら)ほかの人がやればいいんじゃない? そうすれば長くできるでしょ」と簡単に言ってくれる。人手の問題や、設備・機械のこと、体力や商いの環境などなど、閉店する理由はとっても複雑なので、簡単にああだこうだは言えない。

けれど、子どもの考えるようなシンプルな考えこそ、一番響くし、立ち返るべき思いだったりする。それが具体化することをどこかで期待しながら、まだまだ受け止められないでいる。

本当に困ってしまった。。。

居ても立っても居られなくなり、2021年最後の北海道新聞「朝の食卓」で書きました。

GWは「公園にあるピザ屋さん」になります!

これまでオープニングイベントや上棟式で、旭川公園に出張していたmorso(モルソ―)のピザ窯がゴールデンウイーク、やってくることになりました。

「GWどこにも行けない〜」 と思っていらっしゃる方も多いと思います。コロナの感染リスクをどこまでも抑え、安近短で家族水入らずで楽しめるものをと、ピザ体験を5月2~6日に開催することにしました。

「外出自粛」「ステーホーム」。毎日毎日、ネットやニュースで繰り返し言われていますね。確かに我慢の時が続きます。すべては、一日も早く終息のためにみんなで団結して。その一方で、例えば屋外で、不特定の人と接触しないのなら、楽しめることはまだまだたくさんあるはずです。「Stay park」がその一つです。

そこで「公園ピザ」をやろうと思います。材料、道具、お皿等すべてこちらで用意するので、手ぶらでOK!  身軽に気軽に来ていただけたらと思います☻

焼き方はご説明しますが、動画もご用意しております

◆日時◆
5/2~6の5日間

各日とも入れ替え制で、
①9:00~11:30
②12:00 ~14:30
③15:00 ~17:30

の3回入れ替え制です。

◆利用料◆
1グループ(最大6名さま)5,000円
※ピザ3枚分の具材+炭代+薪代+ピザ窯と会場の使用料
※追加→生地1枚500円、具材(3品まで)500円

◆ご用意するもの◆
○ピザ生地3枚
○ピザ具材
・トマトソース
・マヨネーズ
・チーズ(買物公園の#ジャパチーズ さん)
・サラミ
・ツナマヨ
・アスパラ
・じゃがいも
・ゆでたまご(愛別町あんふぁん農園の平飼い卵)
・トマト
・コーン
○紙皿
○割りばし
○ゴミ袋

※ 当麻町の「のんの畑 北海道」の無農薬アスパラガスや、愛別町の「あんふぁん自然農園」の平飼い卵、旭川・買物公園のジャパチーズさんのチェダーなど、できるだけご近所のものをご用意します。

◆持ち込みやお飲み物◆
持ち込みは自由ですが、公園カフェの飲み物やアルコールもご希望に応じてご提供できます

◆ご利用場所◆
屋外の他、カフェスペースやお手洗いのあるコモン棟もお使いいただけます。雨天時はテントを張って開催できます

◆ご予約◆
前日16時までにコメントやDM、メッセンジャー等でご連絡ください。

◆注意事項◆
感染リスクを抑えるため、以下の点についてご理解ください
①対象はご家族など、普段から一緒に過ごしている方のグループとします。「これを機に集まろう」という行動を避けるためです
②近郊の方のご利用を想定していますが、お住いのエリアや移動手段について、こちらから条件は設けません。旭川市保健所所長によると、「人が多くない所なら、ドライブも構わない」とのことです。(あくまで接触機会を大きく減らすことが前提です)

コロナ疲れ、癒しませんかー? “ローカル疎開”のすゝめ

悩み、悩む日々。知り合いのお店が自粛したり、イベントがなくなったりする中で、自分たちのゲストハウスやカフェは、どうあるべきなのか…。北海道や全国の状況を見つつ、毎日悩んでいます。

国民として一致団結して協力することは大事だし、感染拡大を防ぐことが最大テーマなので人が集まることを極力減らすことが必要なのはもちろんです。でも、必要なことをやった上で、この困難な状況を少しでも改善することができる取り組みもあるんじゃないか? と考えました。

そこで、★北海道民限定★ですが、新しいプランを始めることにしました。

きっかけは、タイニーハウスをつくってくれた大工さん・「yomogiya」こと中村直弘 さんが住んでいる長沼町にある「マオイ自由の丘ワイナリー」から、飲食店応援企画で立派なワインが届いたこと。夫婦で分たちだからできること」を考えました。 みんなで力を合わせて不自由さを受け入れないといけない中、タイニーハウスの自由な使い方をご提案し、日常の質をちょっとでも高められたら、と

土日各1組限定で、“ローカル疎開”ができる「ローカル逃げとくプラン」(※その他曜日は応相談)と、カフェ営業中の「おひるねプラン」です。

鈴木知事が「新型コロナ、終息したってヨ」と宣言するまで続けます。

///ローカル逃げとくプラン///

「三密」「非接触」「疎開」と、いろんなキーワードが飛び交っています。少人数しか泊まれず、屋外の広場がついている旭川公園としては、一組限定のステイならほとんど関係者以外の人と接触せずにお泊りできます。旭川ローカルに暮らすように泊まり、「日常の中の非日常」を提供している旭川公園には、まだまだできることがあります!
線路の向こうに広がる夕焼け空や、まちなかよりはっきり見える星空や、朝のハクチョウの鳴き声や、春に向かう田んぼの匂いなどなど、いつも一緒にいるご家族でいつもと違う時間を過ごしてみませんか。自家用車で移動すれば、ドアツードアで接触を気にせず、近くの特別な「小さな家」で暮らすことができます。

【対象日】 
土曜か日曜のチェックインとし、それ以外は応相談とします。日曜と月曜は公園カフェがお休みのため、チェックアウトの時間は午後4時(後にご予約がある場合は正午まで)とし、心ゆくまで旭川公園を独り占めしてください。
【対象棟】
ロフト・トイレ付きの「森」、ともに二段ベッド・トイレなしの「土」「風」の3棟からお選びください。1日1組限定です。
【料金】
税込み3,000円を下限として、投げ銭スタイルにします。ワイナリーのご厚意に力をもらい、不自由な日々の中で自由を楽しんでもらうためにお好みで設定ください。※ご参考までに、普段からある上川管内在住・在勤者向けの「地元割」を適用した場合、「森」はお一人換算6,700円、「土」「風」は5,800円です。
【ご利用条件】
公共交通機関を使わずにお越しいただける、道内在住の方。ご家族でもお一人でも、料金設定は同じです。
【お食事】
朝食は別途で、ご希望の場合は正規料金を申し受けます。夕食は原則的にご提供はありません。
【ご利用方法】
前日15時までにメッセンジャー、電話(090-6664-4141)、DM、Facebook・Instagramのコメントにてお知らせください。
【特典】
先着2組の方に、自由の丘ワイナリーのワイン1本をプレゼントします!

///おひるねプラン///

日中は宿泊とは別にカフェ営業をしておりますが、別棟のタイニーハウスで寝具を使ってお昼寝できます。「コロナ疲れ」を癒しながら、他のお客さまと接触をせず、ゆったりまったりしていただけます。「土」「風」にあるテーブルで、リモートでのお仕事や作業もできます。
【料金】
税込み1,000円
【ご利用条件】
カフェでの900円以上のご注文
【対象棟】
「土」または「風」。定員は各2名さまです
【時間】
カフェ営業中の、火曜~土曜の午前11時~午後4時
【ご利用方法】
予約不要ですが、先着2組となります。ご連絡はメッセンジャー、電話(090-6664-4141)、DM、Facebook・Instagramのコメントでお願いします。
【注意事項】
ベッドの上でのご飲食はご遠慮ください。お1人様につき1ベッドでお願いします。通常のクリーニングで対応できない汚損の場合は、税込み3,240円を申し受けます。
【その他】このプランを使わずとも、カフェの「離れ」としてのタイニーハウス利用は引き続き可能です

どうぞよろしくお願いします🙇‍♂️
シェア・拡散大歓迎です❗️

裏メニューは雪中ジンギスカン

ゲストハウスの夜ごはんはどうするの?ってよく聞かれます。

実はいろんな選択肢があって、①近所の居酒屋やスナックにご案内・ご紹介②民宿みたいにわれわれ家族と食べる③食べたいものに応じていい店を紹介(たいていは要ハンドルキーパー)④すでにどこかで済ませてからチェックイン⑤スーパーやコンビニの食事を持ち込む⑥自炊、そして⑦の裏メニュー。

⑥の自炊以外は今まですべて実績があるけれど、最近リクエストが増えているのは、裏メニューのジンギスカン。しかもこの季節、ずばり雪中ジンギスカンです!

ご近所にある名店・「前坂精肉店」で生ラムやラムを買って(場合によっては串もの、つくね、ウインナーも)、ご近所野菜やうどんも仕入れ、管理人の松本がコモン棟のウッドデッキにて炭で焼く。そして温かい共有スペースにお届けする、というものでして。

知り合いを中心にリクエストされることが多く、最近は火の起こし方にちょっと慣れてきたので、研究の結果、食べ始める時間から1時間45分前くらいから木炭を温めておけば、いい具合にしっかり焼けることが分かってきた。

締めのうどん(旭川ラーメンで有名な藤原製麺のもの)は当初、ジンギスカンの汁を十分に残すことができずにうまくできなかったけど、最近では配分もうまくできるように。前坂精肉店に失礼のないよう、甘めでビールが進む味付けでご提供できてます。

気にになる方はお声かけください! 1ドリンクつきでお1人2,500円(税込、12月~3月の冬季は2,800円)です~ ※内容はご相談に応じます。価格は予告なく変更になる場合がございます

生まれたての男山を生で味わう立春の朝!

酒蔵開放を9日に控えた、旭川市永山の「男山」で立春の4日の朝、「立春朝搾り」なる恒例行事に参加してきました!

酒屋さんをはじめ取引のある業者さん向けで、春を祝って日付けが変わってから夜を徹して仕込まれた「立春朝搾り」のラベルを貼って、生まれたばかりの酒を試飲したり、持ち帰ったり。「日本名門酒会と」して全国一斉にやって、今年で23年目なんだとか。北海道は、ここだけ♪

会場は男山の倉庫。朝6時すぎに到着したけど、係の方がずっとこうやって立っていらして。。。関係者オンリーって感じでテンションが上がる。

2班に分かれ、自分は後で作業をする方に振り分けられました。

営業時間外の早朝に見える巨大雪だるま。普段と違った趣で楽しいし特別感がある

まず酒造り資料館を見学して、蔵元限定を含む看板の銘柄を5種類ほどテイスティング。

とそこへ、今回の主役である「立春朝搾り」も合流。さっそく飲んでみる。生なのでほんのり苦みがあるけど、甘味はあり、雑味が少なく、すっきりめの味わい。案内してくださった方によると、雪の中とか保冷庫で熟成させると、生酒はとんでもないことになるんだとか。

このお酒は地元永山の酒米「吟風」を100%使用。精米歩合は55%で、お米の香り高い、生まれたての生原酒です。甘みもあり、お料理によって味変します! 杜氏さんによると、今回の酒米は硬くて薄い味になる可能性があったらしく、日本酒度を調整したんだとか。

飲んだあとは、ほくほくの体で朝食会場へ。男山酒造の事務所を通り抜けて、2階へ。炊きたて(のはず)のご飯、豚汁、ご飯のお供がずらり。特に、筋子、たらこ、イカの塩辛なんかも大量に用意されてあって、お酒が進む進む。。。

お腹いっぱいになったところで、倉庫に戻ってラベル貼り。湾曲した瓶の表面に貼るので、これがなかなか難しい。躊躇しているとシワができるし💦 同行の方々は、慣れた手つきでペタペタすごい勢い。

作業後、さっそく1本いただいてきましたよ。雪の中に置くと、ほんと美しくて飲むのがもったいない。そして飲みたい気持ちをぐっと堪えて、雪かきに励むのでした。

「立春朝搾り」はゲストハウスに置いておきます。さぁ早い者勝ちですよ〜

男山の酒蔵開放まで車で7分! 1年分の飲み倒しをぜひ

旭川公園ゲストハウスから車で7分。「北の灘」と称される旭川を代表する、そして北海道が誇る名酒蔵「男山」がすぐ近くにあります。同じく酒どころである兵庫県西宮市出身の管理人は学生時代に立ち飲み屋で毎週「男山」を愛飲し、こちらはなんと伊丹発祥でもあるので、親近感がすごいです。

管理人も週に2、3回は通って、たくさん仕込み水をいただいています。大雪山連峰の雪解け水が伏流水となって湧き出たもので、真冬でもボトルを持った市民が列をなしてます。ローカルでも大人気! まさに暮らしに根差した、最重要なローカル資源です。


その男山で2月9日、いよいよ年に一度の「酒蔵開放」が開催されます~。造りたての味を楽しんでもらおうと、なんと1979(昭和54)年から続いている超・長寿イベント。今や1万人が来るんだとか。男山から一番近いゲストハウスとして、宣伝せねば!

去年は家族みんなで出かけました。あんまり時間がなかったので、駆け足で振舞い酒をいただきまくりましたが、今年は体調をしっかり整え、珍味をつまみながら5時間ほどフルに堪能しようと思います!(開催は午前10時~午後3時)

試飲コーナーは長蛇の列! 待ち時間は想定しておかないと、けっこう体が冷えてくる。でも、辿り着いた時の喜びといったら・・・。何度でも並びたくなる。

けっこうテンポよく、すぐにいただけるのが「鏡開き樽酒」。杉の薫りと一緒にどうぞ。平安~室町時代の「かめ仕込み酒」も無料で試飲できます。お酒を飲まない方は、麹を使った甘酒の試飲もできます~


一升瓶のケースがずらりと並んでいて、この雰囲気がたまらない。グループでちょっとずつシェアしたり、つまみを味わったり。ワイガヤで酔いがどんどん気持ちよくなってきます!

 

ちなみにお子さまコーナーも充実。将来の左党を育成するには最適な環境です。ご家族連れでぜひどうぞ。ゲストハウスにもこれくらい空きビンがあれば、玄関へのアプローチにフットライト代わりに並べたい・・・。

インスタ映えする(かもしれない)、滝みたいな噴水もあります。訪日客はとりあえずみんなここで写真撮ってます。敷地内のこの日本庭園は、自撮りの聖地。(写真は最近のもの)

41回目の昨年は、早朝から開門を待つ長蛇の列ができていたんだとか。札幌からはバスツアーも!

今年の当日限定のお酒は、「今朝ノ酒」「斗瓶どり吟醸原酒」そして「燗酒」。あったまりそう★ お酒を飲まない人は甘酒のほか、酒粕入りの蕎麦やうどん、豚汁の販売もあります!お土産には「酒まんじゅう」や、時鮭や銀鱈を男山の酒粕で漬けた「北海道二段仕込み」も良さそう。福袋は午前25本、午後40本です。

詳しくは、公式ホームページhttps://www.otokoyama.com/blog/notice/1304 をご覧くださいませ~

従業員さん総出! 男山のすべてが詰まった年に一度の大イベントです。相乗りして一緒に行きませんかー。もちろん宿泊も大歓迎です!(昼寝はご相談ください)

旭川公園らしいお雑煮とはいかに

旭川公園ができて、初めてのお正月。どうなるか全く分からないまま、1~3日は公園カフェをオープンさせて、4~6日はお休みという形にしました。正月限定の「軽食」でお出ししたのが、お雑煮とおせち三種盛り。

北海道らしいお雑煮ってなんだろうと思って、何人かの人に聞いてみたけど、「これが北海道だ」っていうのはよく分からなかった、というか定まってない感じなので、自由にやろうということで。移住者が開拓して住み着いたというスタイルが多い北海道なので、祖先のふるさとの味を守っている、というお家もありました。


なので、カフェ担当の妻は愛知県瀬戸市の生まれということで、尾張地方で妻が親しんできた味を再現してもらいました。そこで悩んだのが、お餅。いつも食材を仕入れる、近くのJA直売所「あさがお」でも手に入らなかったし、スーパーで固い切り餅を買っておしまい、もやっぱり違う。ということで、年末の買い物客でごった返していた、旭川市民の台所・銀座商店街の「あさひ餅店」でいただいてきました。

おもしろいのはここからで、その足で後見人的にお世話になっている「上森米穀店」に発注していた食品の受け取りがてら寄ると、黒米のオリジナルのお餅をいただけまして。「カフェで使ってみて。紅白餅で、いいでしょ」と3代目の鳥越さん。白餅だけポン、はなんか、旭川公園らしくないなーとも思っていたので、願ってもみないありがたいプレゼント。しかも紅白だなんて、素敵すぎる!! いつも感謝です★

こうして、めでたく紅白餅のお雑煮が誕生。ほうれん草は、地元デザインチームとしてお世話になっている坂井ファームの寒締めほうれん草を添えて、ばっちり。味は、身内が言うのもなんだけど、これまで食べたお雑煮の中では一番おいしくて何杯も口に運んでしまったくらい。。。

今年もいろんな偶然や出会いやコラボレーションを楽しんで、公園らしいものやコトを作っていきたいなーと思えたお正月営業でした!

線路の近くに大根が眠っている、という幸せ

知ってる人は知っている、ゲストハウスそばの自家菜園。稚内につづくJRの線路の脇に、細長~い畑が続いている。

そこで地元の人がいろんな野菜を育てていて、森さんはゲストハウス目の前で耕作をされている。もともとは線路の向こう側の60坪の土地でやっていたけれど、続けられない人がでてきて、声をかけられてここでもするようになったとか。

もう10何年も、農薬を使わず大根やネギ、とうきび(トウモロコシ)なんかを育てていて。管理人としてみれば、「いつかあそこで育てたい」「たべてみたい!」と思うのは当然のことで。

そう思っていたところに、森さんが声をかけてきてくれて、大根やネギをくれるようになった!

次男が森さんの畑に遊びに行って、大根の葉っぱをモシャモシャ食べ始めたのがきっかけけ(笑)それから何度も森さんは来てくれて、お裾分けしてくださる。

葉っぱはそのままでも食べられるし、炒め物にするとご飯が止まらない! 自家製の「牛乳漬け」なるものもいただいたけど、まろやかで甘くてこれまた美味! 酵素ジュースにしてもうまい!

こんな幸せなことはないなぁ~。

そして冬にむけて、ご厚意に甘えて、森さんの畑に大根を10本くらい、寝かせることにしたんです。雪が降ると天然の雪室になるので、お客さんが来たら一緒に掘り起こして、甘味を増した大根をゲストハウスで食す!

楽しみすぎて、本格的な冬が待ち遠しい★ 冬こそ北海道へ一気に向かってほしい~

daikon4

「ホルメン街道」が旭川公園そばにできていた!

8月5日。野暮用で旭川大学に入って学食でお昼を食べて、気づいちゃったことがあるんです。旭川公園の近くには、3種の「ホルメン」を食べ比べできる全国で唯一のストリートがあったんだ!と。

人呼んで「ホルメン街道」。旭川以外に住んでいる方、あるいはモグリの方向けに解説すれば、ホルモン×ラーメンのことです。ホルモンは、特に旭川は塩ホルモン発祥の地だから有名だけど、ソウルフードなんです。ラーメンは言うに及ばず。じゃあこの2つを化学反応させようということで生まれたのが、「ホルメン」。しょうゆ系では公式HP(http://horumen.jp/)もあるんです!

話しを旭大(きょくだい)に戻しましょう。学食には、学食にしてはそんな安くメニューがいくつかあって、松本の2大ベストが「ホルメンラーメン」(500)と「めっちゃジンギスカン」(480円)です。8月5日、久々にホルモンラーメンを食べて、ホルメンの力強い横の繋がりを感じざるを得なかったんです。

というのは。

旭大のほぼ隣には、ザ・旭川ラーメンという感じの「加藤屋」永山店さんがあって、ここは「旭川しょうゆホルメン」(850円)を出してます。(※写真がでてこないです、すみません💦)。ちなみにこの加藤屋さん、旭川公園から一番近い飲食店で300mしか離れてない。

これが噂のキムモン

そして、加藤屋さんや旭大の面している国道39号を旭川方面に500m行くと、「そば処 鬼はそと」があります。名物メニューがたくさんある中で、やっぱりすごいのは、キムモン(1000円)。半年分のホルモンが詰めっ詰めに入ってます。すくえど救えど、エンドレスホルモン。

まとめると→1キロ歩かない範囲で、ホルモンラーメンを食べられる店が3つもあるんです。北海道の1kmというのは、東京駅で空きロッカーを探し歩く距離より短いですよ。なまらすごい! 残さず食べて罪悪感に苛まれたら、「鬼はそと」の向かいにある豊栄湯のサウナで体を絞ることもできるし!

しかもお値段が500円、850円、1000円とランクアップできるようになってて、初心者がトレーニングするのにぴったり。まさに学生のまち!

学外の人が学食を食べてはいけないというルールはたぶんないので、ぜひ公園散策のついでに、まず学食からご賞味を。

そういえば先日、小樽の北海道職業能力開発大学校(小樽)の学生2人と松本の子ども1人を連れて、「めっちゃジンギスカン」を食べてたら、松本がお水をこぼしてしまいまして。すると周りにいた女性の学生さん2人が、サッと駆け寄ってくれて、「大丈夫ですか?」とティッシュを差し出してくれました。

もう一生満員電車に乗ることはないけれど、ぎゅうぎゅう詰めの車内で妊婦さんに若者が席を譲るのと同じくらい感動的で美しい光景…✨。

小樽の学生は「旭川、旭大、サイコーっすね」と当然のようにファンになってくれた。これも旅の楽しみ。

※上記のすべては管理人の松本による勝手な思い込みです