生まれたての男山を生で味わう立春の朝!

酒蔵開放を9日に控えた、旭川市永山の「男山」で立春の4日の朝、「立春朝搾り」なる恒例行事に参加してきました!

酒屋さんをはじめ取引のある業者さん向けで、春を祝って日付けが変わってから夜を徹して仕込まれた「立春朝搾り」のラベルを貼って、生まれたばかりの酒を試飲したり、持ち帰ったり。「日本名門酒会と」して全国一斉にやって、今年で23年目なんだとか。北海道は、ここだけ♪

会場は男山の倉庫。朝6時すぎに到着したけど、係の方がずっとこうやって立っていらして。。。関係者オンリーって感じでテンションが上がる。

2班に分かれ、自分は後で作業をする方に振り分けられました。

営業時間外の早朝に見える巨大雪だるま。普段と違った趣で楽しいし特別感がある

まず酒造り資料館を見学して、蔵元限定を含む看板の銘柄を5種類ほどテイスティング。

とそこへ、今回の主役である「立春朝搾り」も合流。さっそく飲んでみる。生なのでほんのり苦みがあるけど、甘味はあり、雑味が少なく、すっきりめの味わい。案内してくださった方によると、雪の中とか保冷庫で熟成させると、生酒はとんでもないことになるんだとか。

このお酒は地元永山の酒米「吟風」を100%使用。精米歩合は55%で、お米の香り高い、生まれたての生原酒です。甘みもあり、お料理によって味変します! 杜氏さんによると、今回の酒米は硬くて薄い味になる可能性があったらしく、日本酒度を調整したんだとか。

飲んだあとは、ほくほくの体で朝食会場へ。男山酒造の事務所を通り抜けて、2階へ。炊きたて(のはず)のご飯、豚汁、ご飯のお供がずらり。特に、筋子、たらこ、イカの塩辛なんかも大量に用意されてあって、お酒が進む進む。。。

お腹いっぱいになったところで、倉庫に戻ってラベル貼り。湾曲した瓶の表面に貼るので、これがなかなか難しい。躊躇しているとシワができるし💦 同行の方々は、慣れた手つきでペタペタすごい勢い。

作業後、さっそく1本いただいてきましたよ。雪の中に置くと、ほんと美しくて飲むのがもったいない。そして飲みたい気持ちをぐっと堪えて、雪かきに励むのでした。

「立春朝搾り」はゲストハウスに置いておきます。さぁ早い者勝ちですよ〜