みるみるうちに雪が解けていく旭川です。
この冬はかつてないほど、海外からのゲストが多くいらっしゃり、除雪や薪ストーブの準備などを含めたら、夏の繁忙期のような忙しさでした。アジア圏だけでなく欧米からも多くいらっしゃったのが特徴で、スキーやスノボをメーンの目的にしている方が大部分を占めました。

「素敵だなぁ」と思ったのは、欧米の方は日程にゆとりがあって、スキー・スノボだけではないローカルの楽しみ方をしているということ。日本人なら短い期間にあれもこれもとスケジュールを詰め込んでしまいがち(自戒を込めて)ですが、欧米の方は思う存分、ウィンタースポーツを楽しんだら、地場産業の家具を見て回ったり、散歩したり読書したり街歩きしたりと、じっくり味わうように滞在されるケースが多々ありました。
「ニセコはクレイジー」という方も複数いて、いま問題になっているオーバーツーリズムはもちろん、混雑することや物価の過度な上昇が旅行者の満足度を下げてしまいかねないなと、改めて感じました。旭川でも、旭山動物園に向かう路線バスに地元住民が乗れないなどいろんな問題が出てきているので、いつか対岸の火事ではなくなるかもしれませんね
さて、ウインタースポーツを満喫されたゲストの皆さんとは裏腹に、管理人のプライベートでは、満足にスキーに行くことができませんでした。1月中旬に近くの「ぴっぷスキー場」の12回券を買ったものの、多忙や高温で先延ばしにしていると、あっという間に最終営業日(3月23日)になってしまうという始末……。
ゲレンデではない平地では今年の雪の量は体感的に半分以下で、これまで作ることができた「かまくら」はとてもできませんでした。真冬でもプラス気温になることに驚くこともなくなり、すっかりおかしくなってしまったという感じがしています。
ちなみに旭川地方気象台のホームページを調べてみたら、旭川の最低気温はこんなありさま……。

これだけ雪が少なくて気温が高ければ、スキー場にきちんと通えなかったのも仕方ないよなぁと言していますが、一向にスキー技術は向上しないので、来季は心を入れ替えないといけません。
日に日に春めいていますが、薪ストーブの活躍はまだまだ続きます。こればっかりはすぐ終わってほしくないので、一回一回の着火を楽しみたいと思います