どうみん割、はじまります!(33名様限定)

たとえば朝起きて、小鳥の声を体いっぱいに吸い込んで、自転車にまたがって、自分たちで丹精した米で麹をつくっている農家のお母さんに会いに行く。塩麹のコツを教わって、近くの直売所で買ったキュウリを使って、家に帰ってお漬物づくりをする。

人のにおいも土のにおいもするエリアにあるゲストハウスだからこそ、そんなローカル旅ができればいいなぁと思います✨

7月1日から利用可能な、道民向け「どうみん割」の販売が始まりました!北海道新聞の29日付朝刊によると、有名施設には予約が殺到し、サーバーがダウンしたところもあるのだとか。旭川公園は、そんな事態とは無縁なので、ご安心ください。

★助成枠の関係で、先着33名様限定で適用されます(お客様のお手続きは一切不要です)★

旭川公園ゲストハウスの場合、

◆ タイニーハウス「風」「土」はお一人さま4,300円
◆ ロフト付き「森」(原則お二人さま利用)は5,200円

でご利用いただけます。(いずれも税込・お一人換算)

道民である証明が必要になりますが、お支払い時は適用済みの料金でご利用できますので、手軽な企画となっております。予約は直接、お電話090-6664-4141かメール(info@asahikawakoen.com)等で承ります。

この機会に是非お試しください♫

※前回のブログでお知らせしましたが、これに伴い、お客さまが任意で宿泊料を決められる「ローカル逃げとくプラン」は、6月いっぱいをもって終了します。どうぞよろしくお願いいたします。

ようこそ「どうみん割」。さよなら「ローカル逃げとくプラン」

いよいよ7月から、道民向けに旅行需要を喚起する「どうみん割」が始まります。ブラックアウトが起きた胆振東部地震の後に企画された、宿泊料を国が補助する「ふっこう割」のような、コロナ対策に用意されたスペシャルキャンペーン。(けっしてアフターコロナじゃないですけど)  とりあえず地元の道民が旅行に出られるように、というやつです。

詳細は発表されてるようなされてないようなで、販売も28日正午に延期に。旭川公園ゲストハウスとしても登録申請はしているので、問題なければ7月から適用できるはずですが、いかんせん道庁からまだ反応がないので、あくまで見通しということで。

料金的には、道民の方が宿泊される場合、お一人の宿泊料金(基本、公式HP経由)だと10,000円未満なので、「3,000円の割引」となります。「森」は基本的にお二人様ですがお一人換算で8,200円なので5,200円、「風」「土」は7,300円なので4,300円(いずれも税込)となります。詳しいプランは、正式に登録され次第、急いで設定・発表します。しばしお待ちください。

そして、これに伴い、地元の方向けに旭川公園独自で用意していた「ローカル逃げとくプラン」は、6月末をもって終了いたします。ご了承くださいませ<m(__)m>

管理人の私とその家族も、本来来るはずだった繁忙期がそう忙しくなさそうですし、長い長い対コロナで体力を消耗したので、思い切って道内旅行に出かけようと画策中です。もちろん、「どうみん割」を使って! もう一度、旅の楽しさ、人とふれあう喜びをこの手に取り戻したいと思います☆

それでもハウスに行く理由

田植えが終わり、6月に入ってからは、連日ビニルハウスにお邪魔してます。

田植えに通った理由も自分なりにいろいろあるけど、ハウスで野菜にかかわるのも、目的とか学びはたくさんありまして。

五代目代表の古屋新さん(HPより)

お邪魔しているのは、大雪山の麓にある東旭川の「古屋農園」。「人とつながる農業、未来につながる農業」が経営理念。1907年に初代が入植し、背丈に合った、家族でできる範囲で規模(素人からすると大規模に見えるけど)で水稲や野菜をされている。代表の古屋新さんで五代目で、すごい歴史だわ!

そばを流れるのは、大雪山から流れ出るペーパン川。全国ニュースにもなったけど、2018年7月の豪雨で氾濫して復旧工事はまだまだ道半ば。古屋農園も田んぼやハウスが甚大な被害を被り、土質が変わったりして大変な苦労をされていて。

敷地内はほっこりする。冒頭の写真みたいに、大雪山系の山容も間近で見れる!

大地の力、自然の恵みを大切にされている古屋さん一家。「農家は作物のサポーター」がポリシー。できるかぎり化学肥料を使わず、有機や生物、作物本来の力を生かしているらしい。除草剤とかの農薬もできるだけ避けて、手間暇かけて。生産と消費を交わらせるこだわりも強くて、コロナの今季は別として例年1,000人規模の農業体験の子どもを受け入れているんだとか。めちゃすごい!

奥さんの美也子さんとは石鹸づくりでお世話になり、ご主人の新さんはトークイベントで一緒に登壇し、新さんのお母さんの良子さんは、ゲストハウスで開いたしめ飾りイベントでお世話になった。というご縁があるので、初めてお手伝いでお邪魔することに。

この時期のメーンはピーマンたち。肉厚でジューシーな「ピクシー」という品種をハウスで育ててます。ハウスでは糸を幹にたぐらせたり、頭上に張った線から吊るしたりする「誘引」という作業や、余計や枝や葉を落として光を届ける「整枝(せいし)」、そして収穫など作業が目白押し。

ほかのお手伝いさんといるときは、ハウスの中でおしゃべりができる。光合成の関係で、天気の悪い日は、人間が話しかけたり、他の人とおしゃべりすると、二酸化炭素が出てピーマンに良いらしいくて、驚愕😲 

楽しく、笑って作業するのは人間にも野菜にも良いのねー

そして、毎日の同じように見える作業の中にも常に発見があるから、生き物相手の仕事は素晴らしい!

整枝では、1つのベッド(畝)で一気にすいてしまうと、葉っぱの量が急激に減ってしまい、生育によろしくないのだそう。ちょっとずつ、部位を変えながら切っていくのが大事なんだって。

茂らせすぎても栄養をつくれないしストレスになるばかりだし、減り過ぎても困る。人間社会と同じなんだなー。バランスが大事。

そして収穫のときは、ある一定の重さを基準に選んでいくわけですが、わさわさ茂ってくると奥にある実が見えなくなる。そんな時、株をぐるっと見渡して角度を変えると、発見できることがありまして。

あぁそうか、角度を変えればいいんだと、ピーマンが教えてくれるわけです。

思えば農家さんのところに行くっていうのは、消費者が生産の現場を見ることだから、角度を変えることでもある。口に入れるものが、どこでどう作られているのかを体で知るって、こんな尊いことはないわけで。

しかも、複数の農家さんにお邪魔していると、それぞれの違いを知ることにもつながるし。立体的に農業の現場が分かるし、消費者としての視座も養われるはずー

慣行農法と、有機・減農薬・減化学肥料だってそう。なんとなく、意識高い系の界隈では有機系の話に寄りがちな感じだけど、どっちが良い、悪いなんて本来、誰にも分からない。それぞれの規模や狙い、思いによっていろいろなので、消費者が生産者の顔と思いを知って、それぞれの考えや状況から選べばいい(浜松時代に取材させてもらった野菜ソムリエさんもそんな風におっしゃってたなぁ)。できるだけ化学肥料に頼らない古屋農園の新さんも、「化学肥料は大事だよ」と言っていたし。

休憩時間には、ほかのお手伝いのパートさんとお話し。これもまた楽しい。ピーマンのお裾分けも!

生産の現場を知らないまま、消費者が「これが全てだ」「あれはおかしい」と声高に言うのは、違和感しかない。苦労を知らずして慣行農法を敬遠するのは乱暴だし、とんでもなく手間がかかるものを安く買いたい、というのは自然なことじゃない。例えば除草剤を使わない、というと聞こえはいいけど、その分、膨大な草刈りをしないといけないので。

消費と生産の狭間を行き来する。しかも、できるだけ日常の中で。それができるのは旭川らしさだし、農業だけじゃなくて林業や家具産業でもできる。これは豊かさに直結するし、地元とか観光とか、まったく境界なく価値を提供できる。

本文とは無関係だけど、新さんのお母さんの良子さんに、嫁入り道具である生乳を入れる金属瓶をいただきました!

角度を変えてお互いを知ってリスペクトできれば、質・量ともにロスは減るし、思いが循環する。そんな、顔の見える関係をいろいろな分野やフェーズで作っていきたいし、旭川公園の本懐でもあるよなぁー。農業体験を目的にするというより、農家さんの心とか食べ物への向き合い方とか、そんなことがシェアできるローカル旅ができたらいいな~

境界が溶けるアフターコロナ。ゲストハウスで「観光依存」から「地域依存」へ

人の移動や観光、旅行はどうなるのかなーっていうのは、その業界の人たちにとどまらず、お客さん側だって気になってソワソワしてる。事業者側はすぐさま需要の回復が見込めないことを前提に経営を考えないといけないだろうし、消費者サイドでは「おいしい思いをした出張は激減しそうでヤバい」「緊急事態宣言は解除されても、すぐに行きづらくて。。。いつごろからなのかしら」と、そんな声も聞こえてくる。

例えば、ビジネスの出張需要が多かったビジネスホテルや、インバウンド目当てだったシティホテルは苦境が続くだろうっていう見通しを示す専門家もいるし。旅行形態は、量より質、マスよりパーソナル、アウトバウンドよりドメスティックになるだろうっていう意見も聞く。

個人旅行へのシフト、物見遊山から体験重視(コト消費)、ローカル志向などなど、これまでじんわり、ごく一部で進んでいた流れはどんどん加速していくだろうし、その先には「観光」という境界が溶けていくという事が起きる気がする。

観光は観光だけで固まってやってきた、観光だけでなんとかなってきたことが、そうでなくなるようになる。そんな気がする。(だからこそ、自分としては「ローカル旅」をもっともっとやりたい!)

別の言い方をすれば、観光依存だと、もうもたない。観光以外の地域内のセクターともっとシームレスになって(横文字で言ってみた)、新しい価値を生んでいかないと持続しないと思う。観光依存から地域依存にシフトしていきそうだわ(「観光地域づくり」「観光まちづくり」とよく言われるけど、「観光」が前に来るから、なんとなく違和感がある)。

と、モヤモヤニヤニヤ妄想していたところですね、ベルテンポ・トラベル・アンドコンサルタンツの高萩徳宗さんが、YouTubeLiveでズバッと指摘してくれました。

ベルテンポは、これまで旅を諦めていた人の夢を叶える会社。障害のあるなしや年齢を問わず、誰もが楽しめるオーダーメイドの旅を手づくりしてます。ちょうど中日新聞の記者だった松本が北陸勤務のころ、旅の模様を取材させてもらい、富山駅でお話を伺った。そのご縁が今でも続き、さまざまに刺激をいただいているところです。

Liveでは、身体の内側まで届くような言葉がたくさん放たれててドキドキする。

◉サービスってイーブンです。どっちが上とかはない。観光地の方はもっと、誇りをもってください。つけた値段に自信をもってください

◉おへそに手を当てて45度のおじぎをしているだけでは、いつまでも(お客と)対等にはなれない

◉宿のオーナーとか女将とか、実際の仕事はそうでも、窮屈なカプセルや肩書を一回解放してみる。すると、視野が広がって、柔軟になれる

◉大事なのは損得じゃなくて、(訪れた)先が好きか嫌いか。好きなものはプライスレスで、値段がつけられない。損得のお付き合いをしていれば、クレームは減らない

◉添乗員と案内人の違いは、同じ風景を見ているか、同じものを食べているか

◉日本の旅行者は、旅人としてのトレーニングを受けていない。だから現地へのリスペクトに欠けている。レジで「ありがとう」を言わない

◉旭川の近くだと、美瑛や富良野だと、集客できそうな気がする。競合が激しいのはあるけれど、観光に依存してしまう。そこそこ人が来てしまう。自分たちの力以外で、集客できてしまう。

などなど。そして自分の中の結論めいた金言は、

これからの旅は、H to H。人と人

というもの。ここで見逃せないのは、ホスト(事業者側)の「人」と、ゲスト(お客さん)のそれがイコール、対等ということ。人と人だから、フラットに出会いと関係の深まりを楽しめる。ワクワクできる。お互いがリスペクトして、自信をもってサービスを提供し、それにお金という形で感謝を伝える。

これって、ホテルよりやりやすいのが、ゲストハウスとかユースホステル、民宿、民泊なんじゃないかなーと思う。そして、ちゃんと「現地」(高萩さんの言う)や「観光の方」(同。ホストも含む)をリスペクトしてくれるお客さんに選んでもらうために、安売りしてはいけない。価格競争がなにを生むかは、皆さんご案内の通り。

「人」と「人」をつないでいくには、ホストと「人」とのつながり、つまるところ地域というのが欠かせないわけで。人と人を求める旅では、どうしたって地域とは切り離せない。あぁ、ゲストハウスってやっぱりいいなぁ(笑)

そしてその「旅」は、やがて仕事や遊びと切り離せなくなってくるはず。これまた境界が溶ける、ということ。これまでより、ずっと。

東京ではもう、オフィスを廃止してノマドワークに切り替える会社も出てきたとか。こんだけ、オンラインでできることが可視化されちゃったら、そりゃそうなるよね。

ゴミゴミした所に集まるより、好きな所、環境の良い場所に自由に移動して、仕事の生産性やクオリティも上げるっていうのは避けられない変化だし。

ということで、旅しながら働いたり、ノマドワーカーたち御用達のサブスクリプションサービス「HafH(ハフ)」と提携しました。5月27日の発表です。

https://hafh.com/properties/263

「定額で、世界中住み放題を掲げていて、どんな「人」との出会いがあるか、ワクワクしかない。詳細はまた追ってお知らせします~

物々交換に勝る豊かさを、想像してみたら

新型コロナのドタバタで、お金ってなんだろうと考える時間が増えた。人と人が会いづらいので、お金も回らなくなる。でもお金は生きていくために必要で。じゃあ、お金によらない価値ってなんだろう、とか。お金がなくても生きていくには、どうしたらいいのか、自分で食べ物をつくるしかないなぁ、とかとか。

いろいろ考えて思い出したのは、お金を回さなくても「楽しく」やりくりする方法としての物々交換。北海道に来て1年半。本州にいるときより圧倒的に多くなったのは、貰い物の多さ。ご近所さん、知り合い、遠方の方々・・・。いろんな人からいろんな物をいただく。もちろん松本家への激励というのもあったけど、野菜とかお米とか、地元でできたものをたくさんお裾分けいただく。払うお金がなくなって、食べ物さえあれば、生きていける。それに(ここ大事)はっきり言って、めっちゃ楽しい。

こないだ、5月24日なんてすごかった。

田植えで自分(松本浩司)は不在だったけれど、車で30分以上離れたところに住む、お世話になっている公務員のお知り合いが、大量のホタテの稚貝を誰もいないゲストハウスに届けてくださった。旭川家具のメーカーの社長さんが、タラの芽やウドを妻に託してくれた。妻は、近くの農家さんから大量の葉物をいただいてきた。田植え先の農家さんで松本はこれまた大量のアスパラをもらった。

あまりにホタテが大量だったので、嬉しい悲鳴につき、ご近所さん3軒にお分けすることに。いつもいただく一方なので、少しでもお返し(いただきものだけどw)できてスッキリ。「あ、物々交換できてる!」と、後になって気付いた。

5月10日には、こんなこともあったなー。田植えのお手伝いをしている農家さんは、デザイナーでもあるので、こちらがデザインをお願いしていて、その代金を支払った。と同時に、田植えのお給料もいただいた。それがなんと、まったくの同額でありまして。これも後で気付いて、「物々交換みたいでいいですね~」と思わずメッセージ。

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お金のやり取りはゼロだけど、モノとモノ、サービスとサービスで交換するのって、ワクワクほっこりする。月並みだけど、人と人の思いを介しているから、ご縁があるからこそなので、満足度がめちゃ高いんだと思う。うん、違いない。

そしてできれば、自分たちで何か―できれば食べるもの―をつくりたい。そう思っている時に、ポンと土地を貸してもらえることになったので、「公園ファーム」(https://www.facebook.com/maiko.sawai/posts/2882582465193038)始めることにしました。みんなでごちゃ混ぜになって耕して、宿泊者も一緒になって収穫の喜びをシェアできそう~。これも物々交換。ここではお金を介さない、思いと作物だけが循環するようにしていきますので、どうぞお楽しみに!!

夏ごろかしら、たわわに実ったトウキビやパプリカ、トマト、エダマメたちを思い浮かべていたら、やっぱり物々交換に勝るものはなさそうで。

それでも田植えに行く理由

ここ旭川でも、ついに田植えがシーズンイン。移住して初めての春だった去年は2軒の農家さんで田植え機に乗り、「来年は宿が忙しくて来れないかもしれないなー…」なんて思いながら、あっという間に次のシーズンが来た。

で、おかげさまでコロナの今年は去年の数倍、汗を流せてます💦

アルバイトのお手伝いであっても朝7時とか8時とかに始まり、早くて5時、遅くて夜7時くらいまで続く田植えの作業。(本業の農家さんはもっともっと早いし、夜も見回りやハウスの温度管理があって一番気を抜けない時期!)

田んぼにたまった藁などのゴミ上げに始まり、ハウスで育った苗を剥がして軽トラに積み込み、水をかけて田んぼに運び、田植え機に移し替え。田植え機が畔や農道に戻ってくるまで水や肥料を用意し、場合によっては苗箱を下ろしてスタンバイ。田植え機が戻ると、東京駅の新幹線の清掃シーンみたいに目まぐるしい所作で苗を載せていく。ハウスで軽トラに苗を入れる時、軽トラから田植え機に載せるとき、(体感で)5~10キロくらい?の苗箱を両手で持って上げ下げするので、なかなか体に堪える作業になってくる。「せぇのっ!」「よし!」と自然に声が出てきた翌日くらいに筋肉痛がきます。 時には用水路に落ちることも!(自分だけ?)

一日が終わるとぐったり。食後に眠気はピークを迎え、子どもを寝かせようものなら、恐怖の寝落ちを覚悟しないといけなくなる。夜の仕事も当然、はかどらない。

でも自分には、それでも田植えに行く理由があるんです!

言葉ではなかなか伝わらないので、まずスマホ写真でー

なんてったって、お米にこだわりたいから。

米どころの旭川。雪が降り、山から雪解け水が流れて伏流水になり、田んぼを潤していく。寒暖の差がうま味を高めてくれる。そんな「恵みの源泉」がめっちゃ見えやすいし、旭川らしさが凝縮されてる。こんな幸せなことってないし、だったらそのお米の一生を体で知っておきたいのです。自信をもって旭川公園のオリジナルブレンド米をご紹介するのに、これは絶対に必要。苦労や過程を知らないと、話にならない。

種まきから田植え、刈り取り、脱穀、籾摺り、もみ殻や米ぬかの堆肥化、しめ飾り作り、米袋バッグ作り・・・。なんでもできるのがお米のすごいところ。なんでもやる「百姓」の仕事が凝縮されてる! ひと通り、自分でやってみたいわけですよ

あと実際に参加してみて分かることだけど、短期間で農家さんやお手伝いさんみんなで息を合わせてやるので、自然とお知り合いが増え、絆が深まる。大変なことを一緒にやり遂げたっていう経験で、とても近い距離に感じちゃうんだなー。田植えの後もお付き合いは続くし。

それに、残雪をまとってかっこよすぎる大雪山連峰や十勝岳連峰が、ドーンと目に飛び込んでくるから。

あー、しんどいと思っても、この秀麗な山容を見ていると全て吹っ飛んでいく。気付けば深呼吸をして、気持ち良くなる。ジムに行かずとも筋肉はつき、ハイキングに出かけなくてもリフレッシュできる。最高

そういえば、いろんな軽トラを運転できるのも滅多にないリフレッシュ。車種によって世代によってミッションの入り具合とかクラッチの繋ぎ方が違うので、めちゃくちゃ楽しい。スコッと入ってブオ~ンとグングン走れば、疲れが吹き飛ぶ(古いほうが気持ちいい)。時には、冬眠後に退院した、わがキャリイ君も大活躍!

ともかくも、口に入るものをつくることに、自分も関われるって、こんな尊いことはなかなかないよなー、と毎日実感する。ちょっと大げさだけど、「この大地に生かされてる!」って思える。あらためて、1粒1粒を噛み締めていただこうと。

勢い余ってゲストハウスでもイネの栽培を始めてみた。なかなか満足にお世話できてないけど、成長を見れるって幸せ! できたばかりの「公園ファーム」にも近く移植しよう~

「コロナ」を使いたくなかったけれど…

北海道新聞で毎月、機会をいただいている社会面コラム「朝の食卓」。1月に始まって、4回目は5月4日付でした。今回は阪神大震災について、というか、震災とコロナを絡めて

これまでの、そんな長くない人生を振り返ると、“事件”やアクシデントはちょっとだけあった。まず、小学4年のときの阪神淡路大震災。次に、高校2年の時の池田小学校殺傷事件(同じ敷地内で発生)。そして、34歳の時の移住(⁈)。

地震のことは、新聞記者時代にも何度か書いてきたけれど、感じたことがたくさん過ぎて。子ども心に、って側面が大きいけれど。いつ何が起こるか分からない、あした死ぬかもしれない、なにげない日常や、ライフラインがどれだけ貴重なのか。被災していない同世代よりは実感できたのかも。

今回のコラムも、コロナ禍を受けて、「日常のありがたさって何だろう」、「自分が今子どもだったら、どんな感じだろう。。。」と想像したら、こんな感じになった。

「コロナ」の文字を使わないで書こう!と意気込んだけれど、ちゃんと直しが入って力及ばず…。

5回目のネタはもう決まった。8日にアルバイトをした帰りに、めちゃくちゃ驚いたハプニングに遭遇して、それでまるまる。どうぞご期待ください!

旭川でテレワークなら、旭川公園へ。 なんでもそろう、「リモート公園」に進化中!

コロナが世の中を賑せてから、ゲストハウスとしての旭川公園はもちろん賑わいを失いましたけれども、意外な(建設当初は想定していない)使い方が発掘できてます。それは、いま隆盛のリモートの会場として。テレワークや、オンラインのリモート講習(zoomとか)でご利用いただいているからなのです!

ブルーチーズドリーマーとして知られる「用務員」の伊勢昇平さんも、この笑顔!

全国で展開される「熱中小学校」の江丹別分校が4月25日に開校しましたが、コロナのこの状況なので、オンラインで、ということに。同時に百数十人が聴講し、質問とかで双方向のやり取りをするという前代未聞の取り組みを実現するには、複数のスタッフがフォローする場が必要。でも、密集してはいけないし、同じ空間ならハウリングもでちゃう。そこで、旭川公園に白羽の矢が立ったというわけなんです!

スタッフ1人につき1小屋(タイニーハウス)をご用意し、心おきなく作業に集中できるように。不測の事態が起こったら、隣の棟の別のスタッフに声かけをするという感じで、リアルでは近くにいるというメリットも最大限生かしてもらいました。

休憩時間には軽いランチや、お茶もご提供。終了後は、zoomでのオンライン打ち上げもあり、一日かけてフルでご活用くださいました♪

zoomを使った薬膳のオンライン講習を受けている様子。部屋が足りなくなって、急きょミニキッチンで!

熱中の前には、薬膳を学ぶオンライン講習の会場としても使ってもらいました。熱中と同じように、3棟あるタイニーハウス(小屋)に分かれてもらい、あとはコモン棟(母屋)にも陣取ってもらって、同時に学ぶというスタイル。この時もまた、ご飯を挟んだり、お茶やスイーツを楽しんで息抜きしてもらったり。

疲れたら、外で一服してもらうのもいいな~。鬼ごっこでも、青空ワークでも。

もともと、プライベート⇔セミパブリック⇔パブリックと、その人のスタイルや気分で「いま、いちばん心地よい過ごし方」をしてもらえるように設計していたので、戸建てのタイニーハウス、ウッドデッキ(テラス)、広場、コモン棟があるんです。この「分散」が、まさかこんな形で役に立つなんて!!

課題となるのはネット環境で、これを機に光回線の工事をすることに決めました。これまで二台のWi-Fiで対応してきたけど、複数の人が大容量通信で稼働してもサクサクいけるようになるはずです。クリエイティブ系のノマドワーカーさんにもよろしいかと◎

テレワークが増えているものの、「家には幼い子どもがいて仕事ができないので3密にならない場所を探している」というニーズもあるとかないとか。

新しい時代(アフターコロナ、ウィズコロナ)に、新しい可能性を感じて嬉しくなります✨  

ご興味のある方はお気軽にご相談くださいーーー😊

GWは「公園にあるピザ屋さん」になります!

これまでオープニングイベントや上棟式で、旭川公園に出張していたmorso(モルソ―)のピザ窯がゴールデンウイーク、やってくることになりました。

「GWどこにも行けない〜」 と思っていらっしゃる方も多いと思います。コロナの感染リスクをどこまでも抑え、安近短で家族水入らずで楽しめるものをと、ピザ体験を5月2~6日に開催することにしました。

「外出自粛」「ステーホーム」。毎日毎日、ネットやニュースで繰り返し言われていますね。確かに我慢の時が続きます。すべては、一日も早く終息のためにみんなで団結して。その一方で、例えば屋外で、不特定の人と接触しないのなら、楽しめることはまだまだたくさんあるはずです。「Stay park」がその一つです。

そこで「公園ピザ」をやろうと思います。材料、道具、お皿等すべてこちらで用意するので、手ぶらでOK!  身軽に気軽に来ていただけたらと思います☻

焼き方はご説明しますが、動画もご用意しております

◆日時◆
5/2~6の5日間

各日とも入れ替え制で、
①9:00~11:30
②12:00 ~14:30
③15:00 ~17:30

の3回入れ替え制です。

◆利用料◆
1グループ(最大6名さま)5,000円
※ピザ3枚分の具材+炭代+薪代+ピザ窯と会場の使用料
※追加→生地1枚500円、具材(3品まで)500円

◆ご用意するもの◆
○ピザ生地3枚
○ピザ具材
・トマトソース
・マヨネーズ
・チーズ(買物公園の#ジャパチーズ さん)
・サラミ
・ツナマヨ
・アスパラ
・じゃがいも
・ゆでたまご(愛別町あんふぁん農園の平飼い卵)
・トマト
・コーン
○紙皿
○割りばし
○ゴミ袋

※ 当麻町の「のんの畑 北海道」の無農薬アスパラガスや、愛別町の「あんふぁん自然農園」の平飼い卵、旭川・買物公園のジャパチーズさんのチェダーなど、できるだけご近所のものをご用意します。

◆持ち込みやお飲み物◆
持ち込みは自由ですが、公園カフェの飲み物やアルコールもご希望に応じてご提供できます

◆ご利用場所◆
屋外の他、カフェスペースやお手洗いのあるコモン棟もお使いいただけます。雨天時はテントを張って開催できます

◆ご予約◆
前日16時までにコメントやDM、メッセンジャー等でご連絡ください。

◆注意事項◆
感染リスクを抑えるため、以下の点についてご理解ください
①対象はご家族など、普段から一緒に過ごしている方のグループとします。「これを機に集まろう」という行動を避けるためです
②近郊の方のご利用を想定していますが、お住いのエリアや移動手段について、こちらから条件は設けません。旭川市保健所所長によると、「人が多くない所なら、ドライブも構わない」とのことです。(あくまで接触機会を大きく減らすことが前提です)

コロナ疲れ、癒しませんかー? “ローカル疎開”のすゝめ

悩み、悩む日々。知り合いのお店が自粛したり、イベントがなくなったりする中で、自分たちのゲストハウスやカフェは、どうあるべきなのか…。北海道や全国の状況を見つつ、毎日悩んでいます。

国民として一致団結して協力することは大事だし、感染拡大を防ぐことが最大テーマなので人が集まることを極力減らすことが必要なのはもちろんです。でも、必要なことをやった上で、この困難な状況を少しでも改善することができる取り組みもあるんじゃないか? と考えました。

そこで、★北海道民限定★ですが、新しいプランを始めることにしました。

きっかけは、タイニーハウスをつくってくれた大工さん・「yomogiya」こと中村直弘 さんが住んでいる長沼町にある「マオイ自由の丘ワイナリー」から、飲食店応援企画で立派なワインが届いたこと。夫婦で分たちだからできること」を考えました。 みんなで力を合わせて不自由さを受け入れないといけない中、タイニーハウスの自由な使い方をご提案し、日常の質をちょっとでも高められたら、と

土日各1組限定で、“ローカル疎開”ができる「ローカル逃げとくプラン」(※その他曜日は応相談)と、カフェ営業中の「おひるねプラン」です。

鈴木知事が「新型コロナ、終息したってヨ」と宣言するまで続けます。

///ローカル逃げとくプラン///

「三密」「非接触」「疎開」と、いろんなキーワードが飛び交っています。少人数しか泊まれず、屋外の広場がついている旭川公園としては、一組限定のステイならほとんど関係者以外の人と接触せずにお泊りできます。旭川ローカルに暮らすように泊まり、「日常の中の非日常」を提供している旭川公園には、まだまだできることがあります!
線路の向こうに広がる夕焼け空や、まちなかよりはっきり見える星空や、朝のハクチョウの鳴き声や、春に向かう田んぼの匂いなどなど、いつも一緒にいるご家族でいつもと違う時間を過ごしてみませんか。自家用車で移動すれば、ドアツードアで接触を気にせず、近くの特別な「小さな家」で暮らすことができます。

【対象日】 
土曜か日曜のチェックインとし、それ以外は応相談とします。日曜と月曜は公園カフェがお休みのため、チェックアウトの時間は午後4時(後にご予約がある場合は正午まで)とし、心ゆくまで旭川公園を独り占めしてください。
【対象棟】
ロフト・トイレ付きの「森」、ともに二段ベッド・トイレなしの「土」「風」の3棟からお選びください。1日1組限定です。
【料金】
税込み3,000円を下限として、投げ銭スタイルにします。ワイナリーのご厚意に力をもらい、不自由な日々の中で自由を楽しんでもらうためにお好みで設定ください。※ご参考までに、普段からある上川管内在住・在勤者向けの「地元割」を適用した場合、「森」はお一人換算6,700円、「土」「風」は5,800円です。
【ご利用条件】
公共交通機関を使わずにお越しいただける、道内在住の方。ご家族でもお一人でも、料金設定は同じです。
【お食事】
朝食は別途で、ご希望の場合は正規料金を申し受けます。夕食は原則的にご提供はありません。
【ご利用方法】
前日15時までにメッセンジャー、電話(090-6664-4141)、DM、Facebook・Instagramのコメントにてお知らせください。
【特典】
先着2組の方に、自由の丘ワイナリーのワイン1本をプレゼントします!

///おひるねプラン///

日中は宿泊とは別にカフェ営業をしておりますが、別棟のタイニーハウスで寝具を使ってお昼寝できます。「コロナ疲れ」を癒しながら、他のお客さまと接触をせず、ゆったりまったりしていただけます。「土」「風」にあるテーブルで、リモートでのお仕事や作業もできます。
【料金】
税込み1,000円
【ご利用条件】
カフェでの900円以上のご注文
【対象棟】
「土」または「風」。定員は各2名さまです
【時間】
カフェ営業中の、火曜~土曜の午前11時~午後4時
【ご利用方法】
予約不要ですが、先着2組となります。ご連絡はメッセンジャー、電話(090-6664-4141)、DM、Facebook・Instagramのコメントでお願いします。
【注意事項】
ベッドの上でのご飲食はご遠慮ください。お1人様につき1ベッドでお願いします。通常のクリーニングで対応できない汚損の場合は、税込み3,240円を申し受けます。
【その他】このプランを使わずとも、カフェの「離れ」としてのタイニーハウス利用は引き続き可能です

どうぞよろしくお願いします🙇‍♂️
シェア・拡散大歓迎です❗️