ローカル旅のすゝめ

2020年、明けましておめでとうございます。しばらく更新が滞りがちだったブログもできるだけ発信していこうと思いますので、よろしくお願いします。

元日は2組4名の方にご宿泊いただきました。そのうち大学生のグループは、とりあえず旭川には来たものの、何をするか特に決まっていないとのことで、チェックイン後にビールを飲みながら即興の“作戦会議”を。

「なにか楽しいことを」「食べ物より、自然・景色」というリクエストで、まず思い浮かんだのは、旭川公園ゲストハウスの裏山たる突哨山でのスノーモービル乗車。さっそく清水省吾さんに連絡するも帰省中だし、そもそも雪が少なすぎて森でもモービルは出せないとのこと。なるほど!

そこでお隣の当麻町でできることを考えてみた。ちょうど石黒さんに、2日早朝から当麻山をスノーシューで上がってご来光を拝もうという案内が来ていたのを思い出して相談したところ、快諾いただいて、学生さんたちも乗り気だったので、急きょ参戦することにー。

翌2日、朝5時40分にゲストハウスを出発。フィールドアスレチックに6時集合して、学生さんを石黒さん、原さん、「のんの畑北海道」川端学さんに託す。

(石黒さん撮影)

8時前にまた迎えに行き、無事に北海道の冬を堪能してくれたみたいでほっこり。

帰り際に川端さんの畑やお手製五右衛門風呂や、納屋に案内いただき、移住したきっかけや北海道での暮らし、土地のスケールの大きさとか仰天話をヒアリング。

川端さん(左)にいろいろ教えてもらう大学生の皆さん。怒られているわけではありません

この朝は風が強くて体感マイナス10℃くらいだったけど、ローカルの皆さんとの触れ合いをみんなで楽しみました。

学生さんたちは寒さにけっこうやられたかなーと思いきや、「めっちゃ楽しかったっす!」「北海道は人がやばいっすね」ととっても好感触。ここでしか会えない人、旭川公園でしか巡り合わない人と一緒にご飯を食べたりお酒を飲んだり、遊んだり。忘れない思い出になるし、日常に戻っても現地の人を通して知った「当麻」や「旭川」はずっと余韻として残るはず。「関係人口」なんて難しいこと言わなくても、そういうのにつながっていくはず。

11月には札幌にお住まいの50歳前後の男性3人が来られ、チェックイン後に最寄りの銭湯「豊栄湯」にお出かけになった。そこで地元の常連のおじさんと意気投合し、おススメのスナックを聞いて、夜お店で合流したんだとか。しかもそのスナックは、旭川公園ボトルの置いている「沙希」だからなおさら嬉しい。

10月は横浜のご家族が旭川空港インでいらっしゃり、空港近くの平農園さんで古代米「黒米」の刈り取り体験!

指導してくれたのは、旭川公園専用のブレンド米(平農園産がベース)を手がけてくれている上森米穀店の鳥越さんで、その場でポリポリ食べたりもした。その後に、米穀店に移って黒米茶を食べ、2週間後に脱穀・籾摺りし、横浜に発送するという体験ツアーを実施! お子さんも含めて大好評をいただきました。

毎回毎回というわけではないけれど、時には入念に準備して、時には正月のように即興で、地元の人とセッションする「コト消費」をやってます。管理人としても企画するのは楽しいし、間違いなく喜んでもらえるのでめっちゃ幸せなんです。

(コト消費といえば、日本経済新聞の北海道経済面で、「地元と旅人の懸け橋に/コト消費提供し魅力発信」の見出しで紹介していただきました)

2020年もローカル旅をどんどんやっていきます!!