白樺樹液あれこれ

雪解けが進んでくると、にわかに存在感を増す「森の恵み」がある。北海道を象徴するような白樺から抽出する樹液。「樹液いかがですかー」とお声がけいただき、いろんな味を楽しませてもらえる。幸せ。

いちばんのおススメはご飯。お水の代わりに樹液を入れて炊くと、艶、張り、みずみずしさ、ふっくら感すべて、いろいろ試した中で最高級だった。水道水じゃなくて天然水にしても、ここまでの違いはなかった。なによりも、口に含んだ最初の瞬間の甘さといったら・・・!

ほかにもいろいろ試してみた。スナックにも白樺樹液を持ち込んで、ウイスキーを割る水の代わりに入れてみた。めちゃ甘い。もともと水割りがそんな好きじゃなくロック派なのもあって、あんまり好みじゃなかった。焼酎にはもっと合うらしいので、早く試さなあかん。



しゃぶしゃぶにも使った。アクが出にくいらしいけど、正直そこまでよく分からなかった。でも、白樺の樹液を使ってしゃぶしゃぶしたお肉は、間違いなくおいしく感じられるわ。あと、コーヒーに入れても甘くなる。

甘さがかなり増すので好き嫌いが分かれるかもしれないけど、とにかくストレートの「一番搾り」を飲んでみるのがおススメかも。加熱して製品化されたものより、とろみと濃さがあって、「あぁ生きてる」と感じられる。この時期しか飲めないので、来シーズン、旭川公園に来てくれた人には振舞えるようにしよう!

白樺樹液を振舞ってくださる、当麻町のとうま振興公社の石黒さん