(つづき)
すっかり気に入ってしまった西粟倉村。次の目的地は岡山県の津山市だけど、ちょっと寄り道をば。
廃校になった旧影石小学校というところには、日本酒屋さんや帽子屋さん、木製楽器の工房、間伐材の木くずを使って昨夜いただいた「森のうなぎ」の養殖場とかが入っている。淡いピンクがかわいい外観で、なかはまんま小学校という感じ。ソトコトの熱心な読者なら、一度見たことある人も多いのでは、というくらい有名なところ。
ここで地酒を買って車を走らせていると、村役場の隣に保育園らしき建物が。「こどものもり」というらしい。窓を閉めていても木の香りがプンプン鼻に入ってくるようなステキ施設。迷わず途中下車&撮影。
すごいわ、西粟倉。どれだけのお金を村内で回せているのか、循環や自立の度合いがどれだけなのか気になるけど、この人口1500人の村に「いい空気」が漂っているのは間違いない。行けなかったけど、油やイチゴ、ベリーの専門店なんかもあって、想像だけど若い人たちのエネルギーを感じる。50年、森を守ってきて、さらに次の50年につないでいこうという「百年の森林(もり)構想」を実践している村。その精神が各事業者に通底している気がするなあ〜。ああ、また来たい。
(山陰の旅はまだまだ続く)