津山方面に「どんぐりコロコロ」と土管を訪ねて

(つづき)

西粟倉でいい空気をたくさん吸った後は、浜松の友達の実家がある津山市へ向かうことに。津山といえば、B’z。むかし、「稲葉浩志と松本孝弘のマツモトコウジです」とか自己紹介をしていた恥ずかしい過去をもつ自分としては、特別な存在だった津山・・・。

山を超えて、清里高原か小渕沢なんかを運転してるような気持ち良いドライブ。

昨日までの大雨が嘘のようにすがすがしい。もう秋の入り口なんだと教えてくれる。

途中で見えてきたのは奈義町の現代美術館。建物には入らなかったけど、この土管に目を奪われた。ゲストハウス「旭川公園」のシンボル遊具ともかぶってしまうではないか・・・。巨大なライバルが現れてしまったなぁー

そんなこんなでたどり着いたのが、NPO法人「どんぐりコロコロ」さん。(北海道・東川町のヴィラ「ニセウコロコロ」さんと同じ意味。ニセウ=どんぐりなので)。友達の実家のお母さんが、20年以上も支援をされているということで、急きょご案内いただくことに。

案内してくださった、所長の千原美和さん(右)。左は友達のお母さん

就労継続支援(B型)事業所の「どんぐり工房」と障害者生活介護施設「どんぐりぼちゃぽちゃ」を見学。

B型事業所では曜日ごとに紙すきやさをり織り、手描き染めをしていて、実際に手にとって使いやすいモノづくりをされている。下のさをり織りなんか、目を奪われれる。友達のお母さんはこれを持って世界を旅行し、宣伝されている。

かわいいさをり織り

「しあわせの青いデニムproject」というのもある。地元はデニム産地なので、ジーンズ工場(内田縫製)から上質な生地を無償で譲り受け、地域の自立支援協議会のプロジェクトチームをへて、ここ「どんぐり工房」をはじめいくつかの作業所で制作し、経費を除いたが工賃として支払われる仕組み。いいなぁ。クラッチバッグとかマウスパッドとか「何でもホルダー」とかかわいかった。

この工房は「市内だけでなく、県内、国内のいろんな人たちとステキな交流をもつことのできる『出会いの場』」であることを目指しているのがすごい。

だからデニムのコラボレーションもそうだし、紙すきでは地元で活躍するイラストレーターさんと仕事をしたり、積極的につながりを持っていらっしゃる。NPO法人には、利用者の宿泊サービスもしてほしいという要望もあるみたいだけど、広げすぎると、今の活動ができないということで、あえてしていないのだそう。所長の千原美和さんの「いろんな所に出かけて、皆さんといろんなつながりを持ってほしい」という話が印象的だった。

目の前の景色が素晴らしいー

(山陰の旅はあとちょっと続く)

 

 

 

 

 

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