「グローカル」な気持ちに満ちたゲストハウス

「ジョンダリ」と名付けられた台風12号が浜松を通りすぎた日曜、鈍行連絡に乗っていざ名古屋方面へ。念願のゲストハウス三昧! (二カ所やけど)

まずは有名な「グローカル」へ。名駅から徒歩7分の好立地にある、社員寮をリノベーションした建物。今年6月でオープン3周年。おめでとうございます!!

宿泊者の通用口。チェックインはカフェで

オーナーの市野将行さんには、私・松本が愛知県で勤務していたころ(2008~2011年)にお世話になった。多才で、人を引きつける力が半端なく、果てしないバイタリティ!!というイメージだった。大ナゴヤ大学という、みんなで学び合う、まちなかをキャンパスにした取り組みがあって、その取材と飲み会で市野さんと知り合うことができた。ご縁はほんとにありがたや。

市野さんは世界中を旅し、英会話教室を運営されていた。愛する名古屋で地元の若者と海外の人との交流を生みたい、といろんな活動をなさっていて、ちょっと前から「グローバル」と「ローカル」を掛けたグローカルって言葉が流行ってたので、目指すところはなんとなく自分にもイメージできた。

で、今回、旭川公園ゲストハウスの準備に合わせてあらためてグローカルさんを見てみたら、その人気の高さはすごくて。立ち上げで、めちゃくちゃ大変な思いをされていた記憶があっただけに、世界観がぶれずに、当初の思いをずっと貫かれていて、めちゃくちゃ男前です。

市野さんに案内されて、チェックインの流れや各フロアの特徴、計画時と今での想定内/想定外のこと、具体的にご教示いただいた。定員はホステル的に50人弱と大きいのでトイレやシャワーの数、ベッドのサイズ、室内のレイアウトとか、(当たり前だけど)いろんなことが計算されていた。随所に、1階での交流の背中を押すような工夫があった。勉強になります。

1階のカフェで、あらためてじっくりお話を聞かせてもらう。苦労話や運営のノウハウはもちろん、大事な心構えをいくつも教わった。

市野さん!

言葉(外国語)ができるうんぬんじゃない。人間同士、必要としているものが分かるかどうか。想像力です」。英語が超堪能で日常的に海外の人とコミュニケーションされている市野さんの言葉は、重みがある。そういえば会社の特派員の先輩記者も、同じこと言ってたな-。

どこまで気持ちを込められるか。愛知で一番気持ちがあると思ってやってます」。快適に過ごし満足してもらうために、どれだけお客さんに寄り添えるか。諦めずにベストを尽くせるか―。それを、どこまでも追求されてる。愛知県内のBooking.comで一番評価が高いからこその、強烈な説得力!!

これ、自分がやらなきゃ誰がやるんだろうって思ってきた。松本さんも、松本さんしかできないことを頑張ってください」と言ってくださった。松本にしかできないことをやらないと意味ないし、つまんない。 金言!

写真撮り忘れたけど、ランチはキッシュのセットをいただいた。風味豊かで、めちゃおいしかった。気持ちよくて、昼から生ビールもたらふく飲んじゃった。

カウンターの向こうの壁には、海外のビールとかがズラーっと並んでる。ぜんぶ飲んでみたい。

泊まれなくて飲むだけでも、名古屋にいながら海外旅行しているみたいな気分になれそう。出張帰りとか、駅ナカじゃなくてここに来たほうが気持ちよくなれるわ。

世界一周をしているというスタッフさんと市野さん。帰り際はずっと手を振ってくれた

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