災害が少ない?旭川

川のまち・旭川

北海道で大雨のニュース。テレビ画面に映し出されているのは、旭川、かつて移住を検討していた沼田町、その近くの留萌や深川の映像だった。大変なときに不謹慎だけど、妙に身近な感じがした。

旭川では忠和地区で冠水し、神居古潭の有名な橋の欄干間際まで荒々しい濁水が迫っていた。自然豊かで大雪山に抱かれた地域を流れるペーパン川も水勢はすごかった。ゲストハウス予定地も通る牛朱別川(うしゅべつがわ)では一時、氾濫危険水位を上回った。 被害が出ないことを祈るばかり。

旭川は「川のまち」ってよく言われる。市中心部の石狩川と歴史ある橋、大雪山はポストカードのような風景美を演出する。

永山地区も、石狩川と牛朱別川、人造の永山新川があって、ほんとうに惚れ惚れしてしまう。サケが遡上し、ハクチョウや渡り鳥が憩うところ。

日曜にみた石狩川は、まさに母なる河川という感じで、悠々たる佇まいだった。沖縄方面では台風の影響が言われていたけど、よそごとだと思ってた。なんとなく、北海道は災害が少ないイメージが強いので、麻痺した感じになってた。(まだ住んでもいないのに・・・・)

たぶん、「地震の少なさ」に引きずられてる。移住特集とかでよくアピールされてるのが、まさにこれ。過去20年で震度4以上は1回のみ。なんとなく災害が少ないっていうイメージがある。(http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/700/735/736/739/p006679_d/fil/03_saigairisuku.pdf#search=%27%E6%97%AD%E5%B7%9D+%E9%9C%87%E5%BA%A6%EF%BC%94%E4%BB%A5%E4%B8%8A%27

でも、そんな完璧な場所なんてなくて、ちょっと前に台風被害で全国に影響が広がったし、今回氾濫したペーパン川はかつて堤防決壊や浸水の被害もあった。だからペーパン地区からそんなに離れていない永山地区も、地元の関係者から、いっそうの水害対策を求める声が行政に寄せられていた。

雪だけじゃなくて、水害も台風もそりゃあるし、そういうことへのアンテナを高くしないとお客さん商売なんてできないだろなー。災害は忘れたころにやってくる。恵みがあるというのは、時には脅威にもなるってことだし。

こないだの日曜に散歩した時の、石狩川の様子

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