瀬戸で「どう生きたい?」を考える夜

ゲストハウス三昧の日曜、後半戦。ゲストハウス「グローカル」で嬉しく、気持ちよくなり、そのまま名古屋から中央線の電車に乗り込んで、高蔵寺で愛知環状鉄道に乗り換えて、瀬戸市にある妻の実家へ。

瀬戸の夕暮れ

道路から、隣のお宅にお住まいのパパの姿が見えたので歓談&売り込み。家族でスキーに行くのが好きなんだって。ゲストハウスの周りのスキー環境や、ラッセル車が毎日目の前で走っていることをお伝えしたら、がっつり興味を持ってもらえて、さらに気持ちよくなってしまった。12月のクリスマスにお待ちしてます!

30分くらい休憩して、妻・茜とお出かけ。

名鉄の尾張瀬戸駅の近くで、コミュニティFM「ラジオサンキュー」のパーソナリティーの林ともみさんと合流。林さんには家族ぐるみでお世話になってる。パーソナリティー・役者の池戸陽平さん(旦那さん)、21番染色体がリング状(幸せの形)になっていてゆっくりじっくり成長されている娘さん、娘さんをごく自然に支え、仲良しで優しく凜々しい息子さん。

わが家の長男も障がいがあるので、これまでいろんな相談に乗ってくださり、アドバイスをもらってる。まぶしいというよりあったかい、太陽のような、もう理想のご家族で、わが家の道しるべです。

向かった先は、28日にプレオープンしたばかりのゲストハウス「ますきち」。建物はラジオサンキューの収録とかにも使われていた古民家で、少しずつリノベーションが進行中らしい。

雰囲気ある、「ますきち」の外観

オーナーは、北海道大を出て地元の瀬戸に戻ってきた南慎太郎さん。北大出身というだけで付加価値ついてるのに、24歳よ。若い若すぎる。事前にフェイスブックの写真を見てたけど26歳くらいかと思ってましたよ。

南さん㊧と林さん

古い建物はとにかく大変。作業そのものもそうだし、用途によっては法的な対応とかも。まだまだグランドオープンまでの道のりは長そうだけど、一通り案内してもらいながら、あれやこれや話し込んで勉強。

少し脱線しますがお許しを。瀬戸は「せともの」の由来にもなった、焼き物の一大産地。瀬戸といえば焼き物。「陶都」でありました。瀬戸支局にいた時はとにかく焼き物の取材が星の数ほどあった。ペンを投げたら焼き物に当たる、っていうくらい。九州やら長野やら東京やら、いろいろ見に行っては原稿を書いてたなあ。転勤間際に駆け込みで31回の連載をやったのも懐かしい。記者として、瀬戸は原点中の原点であります。

さて話を戻すと、「ますきち」は瀬戸らしさをいろんな形で演出してた。陶器の製品を載せる「モロ板」を階段に使ってたり、地元で生産されてる碍子(がいし)をハンガー掛けに使ったり。古材にまじって、銅作家さんが手がけた洗面所のボウルもあった。インスタが喜びそうな雰囲気が随所に。

この階段に「モロ板」が!

見学した後は近くの居酒屋に移動。辣腕で知られる、リクルート出身で元瀬戸市役所職員のキャリアコンサルタント・柴田朋子さんに合流してもらって、南さんを拉致して飲み会。

超多忙の柴田さん。前日にお声かけして偶然タイミングが合った! もはや必然だと思うけど。名物ブログはお金出してでも読みたいくらいで、だいぶご無沙汰してたけど、いつも指針を与えてくれてる存在なんです。生き抜く力を各方面に振りまいてくれてるような。

私と南さんは柴田さんに怒られることを期待して、そわそわ・ワクワクしながら着席。ビールが進む進む。焼酎の「茜霧島」も進む進む。ハートの調子がいいと、どんどん飲めるわ。

ここには書けない内容もたくさんあったけど、大まじめな、ありがたいお話をたくさんいただいた。

柴田さんからは、企業を絡めた事業の展開についてアドバイスを。具体的な事例紹介とともに。さすがすぎて、心の中で、ひたすらひれ伏す。刺激度はすごいもんで、ビールがまた進む。クラウドファンディングの話に絡めて、世の中の人がどんな気持ちで支援しようと思ってるのか、も教えてくれた。

茜には「松本くんは夢見る少年だから、もうどうすることもできない。茜ちゃんはどう生きていきたいの?」と核心を突く質問が!

これ、めっちゃ大事なこと。

ゲストハウスも公園づくりも、誤解を恐れずに言うとあくまで手段。自分たちがどう暮らし、子どもを育てて、死にたいか。それが出発点で、ゴール。これから忙しくなってきても、こんな大事なことを忘れないようにしたいな-。

体に目一杯入るパワーをもらった日曜日。一夜明けた月曜も、フルパワーで動けた。人に会うことでしか元気になれない。

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