ウェルネスな気分になれる当麻の森!

「自分の心身と時間をデザインすることを楽しむ」をテーマにした新ウェブメディア「Design me」(デザインミー)で、旭川公園を紹介してもらえることになり、第一弾の動画が公開されましたー

当麻町の森であった森遊びや木工の体験会のようすをスマホで撮影して、耐えられるクオリティに編集してもらいました。プロの動画力ってすごい。。。第一弾が当麻っていうのはいいなぁ〜。当事者だからか、なぜかウルウルする感じになりました。

森に入って綱引きみたいに白樺を引っ張ったり、搬出した白樺で木工をやったり、火を起こしたり、まるごとなんでもできるんだなー。そしてそれを支えるプレーヤーがそろってる。やっぱすごい当麻。当麻にいちばん近いゲストハウスとしてもっと繋がっていきたいわ!

動画「旭川公園ゲストハウスができるまで」公開!

ついに動画ができました!

前職の新聞記者時代から温めていた「原点」ともいえる構想から、現地調査、最近の上棟式の様子まで。たっぷり5分ちょい。クラウドファンディングのサイトで、先行公開しました。

https://faavo.jp/hokkaido/project/3809

上野ファーム、わがままじぃじぃ、屯田の里、坂井ファーム、のんの畑北海道、里山部、IKAUSI CLASSの原さん、上森米穀店の鳥越さん、雑貨店「Aujourd’hui」、ラーメン「よし乃」の皆さん、ご近所の皆さま、ご協力ありがとうございました★

旭川公園の周りに、どんな魅力的な方がいて、管理人がなぜここで「公園」をつくるのか。空色デザインの鈴木裕矢さんに撮影・編集してもらい、とってもとっても素敵な映像になりました。

冒頭は早送りしていただいて大丈夫なので、1分33秒くらいから是非ご覧ください‼️  旭川公園の雰囲気がスッと入ってきます‼

公園お泊りと、予約についてのお知らせ

9月19日のグランドオープンに向けて準備を進めていて、連日のペンキ塗りで体がバキバキの松本です。早めのプレオープンができる可能性がでてきましたので宿泊料金やルール、予約の方法についてお知らせします。

▶︎宿泊の基本料金(税込み)◀︎

<風><森>(ともに定員2) 
7,300円/人
※二段ベッドのシェアルーム。トイレはコモン棟の共用です
※お客さまの人数によっては、結果的に貸切状態になる可能性もあります。ご了承ください。
※貸切確約は2名様分を申し受けます(お土産1品つき)

<森>(定員2) 
16,400円/棟 添い寝のお子さまがいるファミリーユースは15,000円。トイレ、ロフト、シンクつき 
※原則2名様でのご利用となります。ただし、小学生まで、または障がいなどで保護者と同じベッドで寝ることのできる体の大きさのお子さまは添い寝扱いとなり、人数に含めません。その他、ファミリー利用などはご相談ください。

※前日または当日に空きがある場合、先着順でおひとり8,200円でお受けします。


▶︎公園ルール◀︎

このゲストハウスは、地域に溶け込んで建ち、空と線路と住宅に囲まれた「公園」です。
タイニーハウスで暮らすように泊まり、ローカルな日常に浸っていただくことができます。
そんな空間を維持していくために、ご近所の皆さまのご負担とならないよう、自然と「こんにちは」と言えて、ときに一緒に楽しむような存在でありたいと考えています。
午後8時30分以降、広場やウッドデッキ部分での談笑はご配慮をお願いします。近隣に伝わるボリュームでお話しをされている場合、お声かけさせていただきます。また午後10時以降の談笑や飲酒は、コモン棟でお願いします。ご不便をおかけしますが、ご理解賜れますと幸いです。


▶︎お部屋の割り振りについて◀︎

ご希望をお尋ねしながら割り振りしますが、原則的に面識のない男女が同棟とならないよう調整いたします。


▶︎特典について

◎旭川市内、当麻町、比布町、東神楽町、鷹栖町、愛別町、上川町、東川町に在住・在勤の方は1,000円引きとなります。永山地区に在住・在勤の方はさらに500円引きです。ご住所などを確認できるものをお示しください。
◎連泊される場合は、2泊目以降から1,000円を割り引きします。
◎一週間(7日間)の連泊には、合計の料金より2割引きいたします。
◎学割あります。
◎野宿はご相談ください


▶︎キャンセル規定

キャンセル料は10日前から発生します。
宿泊予定日の▼10日前・・・20%▼9~3日前・・・30%
▼2日前・・・50%▼前日・・・80%▼当日または無連絡・・・100% ※自然災害や悪天候、機材繰りの関係で飛行機欠航の場合、キャンセル料はいただきません。


▶︎予約の方法

すでに数十名さまのご予約をいただいておりますが、ウェブ経由(airbnbの予定)でのリクエストは9月中旬からの受付です。それまでは、お手数ですが個別にメッセージをいただければと存じます。

アドレスはvivahokkaido.specialthanks@gmail.com です。

こちら(https://faavo.jp/hokkaido/project/3809 )か、公式ホームページ(https://asahikawakoen.com/ ※リニューアル中)からのお問い合わせでもお受けできます。

9月15日のイベント詳細は少々お待ちください。翌16日には本州からゲストをお迎えして、タイニートークセッションをします。

「ちゃぶだい」って、なんか、いいな

9か月ぶりの本州。「熱帯雨林や」と現地の人に聞いていた東京へ、恐る恐る出張してきた。お宿は、もちろん、普通のホテルなんかじゃなく!大学のゼミの先輩、西村拓也さんたちがことし1月にオープンさせた、ゲストハウス「ちゃぶだい」であります!やっと来れた~

実際にちゃぶ台を使った、かわいい看板

肥料問屋だった築100年以上の古民家をリノベーション。ほんとおめでとうございます!!最新号の雑誌「商店建築」でも紹介されてます。詳しくは公式HP(https://www.chabudai-kawagoe.com/)を是非のぞいてください!

西村さんと10年ちょっとぶりに入り口近くのバーで飲んで、ほかのお客さんとワチャワチャ消灯までしゃべって、個室でぐっすり寝た。理想的なゲストハウス感!

語る語る西村さん

酔っ払いながら、急な勾配の階段、電話ボックス、ちゃぶ台、土間など、もともとあったステキ要素が、リノベーションでいい具合に引き出されてる感じの空間のつくりかただなぁとしみじみ。

一泊していちばん体に残ったのは、「なんか、いいな」っていう心地よさだった。ゲストハウスに泊まると、なんとなく朝に疲れを感じることもあるけど、まったくなかった。(個室の感想です!)

ちなみにこの2階の個室は開放感があって、窓から歩く人の姿が見える。まちの息遣いがすごく伝わってくる!

「なんか、いいな」っていう感じ。

これってすごく単純に聞こえるけど、あんがい難しいはず! 古民家リノベーション物件って、「どうだ古民家だ」「懐かしい感じでしょ」「レトロ感ハンパないでしょ」というのがビンビン迫ってくるやつもありまして。それってけっこう、疲れちゃうんですよねー。

もともとの良さを引き出しながら、いま(現代)の人たちが居心地よく過ごせる、居場所だと感じられる雰囲気をつくるのって、どうしでもデザインとか当事者のパッションがないとできないと思うー。

母屋はもちろんそうなんだけど、ビビッときたのは、庭を歩いてポツンと立つ小屋。おばあちゃんがかつて使ってたという、けっこうボロボロだった小屋が、大胆にリノベされててびっくり。

土間の横から続く通路を歩くと・・・

見えた! かわいい、ほっこり

手作りオーダー眼鏡の「澤口眼鏡舎」さんが入ってる。店内はもちろんだけど、この小屋を取り巻く庭の空気感も、これまた最高で。これも、日本家屋にあるいかにもな庭をドドーンと押しつけがましくアピールしてるわけじゃない、「あ、なんかいいな」っていう幸福感に包まれたわ。

お寝坊な朝。西村さん、ありがとうございました!

余談だけれど、ちゃぶだいへ向かうときに3人(うち2人は酔っぱらい)と、帰りに2人(うち1人は子ども)に道を尋ねた。いちばん大きい理由は、スマホの充電がきれて地図を表示できなかったことで、スマホ頼みにしてたからちゃんと調べてなかっただけなんだけど、地元の人にちょっと話しかけたいっていう気持ちもあった。そういう雰囲気が、この川越にはあるなぁと。一人で歩いて目的地に行くより、ちょっと関係を持てるって、なんかいいなー

「ホルメン街道」が旭川公園そばにできていた!

8月5日。野暮用で旭川大学に入って学食でお昼を食べて、気づいちゃったことがあるんです。旭川公園の近くには、3種の「ホルメン」を食べ比べできる全国で唯一のストリートがあったんだ!と。

人呼んで「ホルメン街道」。旭川以外に住んでいる方、あるいはモグリの方向けに解説すれば、ホルモン×ラーメンのことです。ホルモンは、特に旭川は塩ホルモン発祥の地だから有名だけど、ソウルフードなんです。ラーメンは言うに及ばず。じゃあこの2つを化学反応させようということで生まれたのが、「ホルメン」。しょうゆ系では公式HP(http://horumen.jp/)もあるんです!

話しを旭大(きょくだい)に戻しましょう。学食には、学食にしてはそんな安くメニューがいくつかあって、松本の2大ベストが「ホルメンラーメン」(500)と「めっちゃジンギスカン」(480円)です。8月5日、久々にホルモンラーメンを食べて、ホルメンの力強い横の繋がりを感じざるを得なかったんです。

というのは。

旭大のほぼ隣には、ザ・旭川ラーメンという感じの「加藤屋」永山店さんがあって、ここは「旭川しょうゆホルメン」(850円)を出してます。(※写真がでてこないです、すみません💦)。ちなみにこの加藤屋さん、旭川公園から一番近い飲食店で300mしか離れてない。

これが噂のキムモン

そして、加藤屋さんや旭大の面している国道39号を旭川方面に500m行くと、「そば処 鬼はそと」があります。名物メニューがたくさんある中で、やっぱりすごいのは、キムモン(1000円)。半年分のホルモンが詰めっ詰めに入ってます。すくえど救えど、エンドレスホルモン。

まとめると→1キロ歩かない範囲で、ホルモンラーメンを食べられる店が3つもあるんです。北海道の1kmというのは、東京駅で空きロッカーを探し歩く距離より短いですよ。なまらすごい! 残さず食べて罪悪感に苛まれたら、「鬼はそと」の向かいにある豊栄湯のサウナで体を絞ることもできるし!

しかもお値段が500円、850円、1000円とランクアップできるようになってて、初心者がトレーニングするのにぴったり。まさに学生のまち!

学外の人が学食を食べてはいけないというルールはたぶんないので、ぜひ公園散策のついでに、まず学食からご賞味を。

そういえば先日、小樽の北海道職業能力開発大学校(小樽)の学生2人と松本の子ども1人を連れて、「めっちゃジンギスカン」を食べてたら、松本がお水をこぼしてしまいまして。すると周りにいた女性の学生さん2人が、サッと駆け寄ってくれて、「大丈夫ですか?」とティッシュを差し出してくれました。

もう一生満員電車に乗ることはないけれど、ぎゅうぎゅう詰めの車内で妊婦さんに若者が席を譲るのと同じくらい感動的で美しい光景…✨。

小樽の学生は「旭川、旭大、サイコーっすね」と当然のようにファンになってくれた。これも旅の楽しみ。

※上記のすべては管理人の松本による勝手な思い込みです

上棟式はしっとり盛大に!

7月26日(金)、由緒ある上川神社の権禰宜・板谷さんにお願いし、上棟式を執り行いました。あまり神事に親しんできたほうではなかったけれど、やってよかった、いいもんだな、としみじみ。旭川公園ならではの思いを込めてくださった、板谷さんのおかげです。

厳かな雰囲気の中、祝詞で「人々が集う場に」とお祈りをしてくださった板谷さん。松本家をはじめ関係者一同、目標とする場づくりへ、いっそうの精進を誓いました。

雨の中でみんなびしょびしょになってだったけれど、餅まきやお菓子投げに、多くの方に来ていただけました。ご近所の子どもたちの姿もたくさんあり、とても嬉しく思いました!

国際線ファーストクラスにも使われている「江丹別の青いチーズ」や、牧場ではなく歩行者天国の商店街にある「ジャパチーズ」など、旭川を代表するチーズが贅沢に乗った手作りピザ、ゲストハウス近くの「前坂精肉店」のジンギスカン、近くの農家さんの無農薬野菜のバーベキューなどをご提供し、大いに盛り上がることができたー

地域の人がふらっと集まって、いろんな人と緩やかにつながって楽しむ。旅行者はそんな景色を楽しみながら、暮らすように泊まる。そして、地域の人や暮らしの魅力に触れる。

上棟式で、やりたいことの一端を実際に見ることができた。そんな思いがしました!

しばらくは開業準備でてんてこ舞いだわ・・・

※写真はすべて、鈴木裕矢さん撮影

永山といえば、市民手づくりの「屯田まつり」

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旭川公園のある永山は、旭川市内でも一番早い時期に屯田兵が開拓した地域。だからなのか、旭川市に編入されたいまも、永山人としての誇りみたいなものを、いろんな人から感じとることができる。そしてその象徴が、まつり。

毎年7月下旬に行われる「永山屯田まつり」は、昭和62年に始まった。むかし「旭川屯田まつり」と呼ばれていた時期もあったけど、やっぱ「永山」ということになったらしい。なんか、いいなぁ。

一番の特徴は、発祥が寺社仏閣にあるんでなくて、市民から生まれたということ。「屯田魂の後世への継承」「地域開拓者の偉業に対する敬愛と感謝」をテーマに、住民や企業が手作りしているお祭りというのは、そんなにない。そういえば浜松まつりも、市民発祥だけど。

明治24年に400戸の屯田兵と家族が入ってきて、鍬で一から開拓。いまでは人口4万人を数えるまでになった。なかなか、地元の起こりや祖先を思いやる機会がないということで、お祭りをすることになった。

松本家が永山に移住してきたのは2018年10月だから、去年の屯田まつりは見れてなかった。今年が最初ということで、目を見開いてきましたよ。

「すごいよ」とは聞いていたけど、ほんとにすごい迫力だった。短い、短い夏を楽しみぬいてる感じがした。道内で一番大きいと言われる太鼓も、各地区の山車も。「エイヤサー、エイヤサー」の大合唱で、みなさん心底楽しんでる感じ。旭川公園のある地区の自治会でも、昔は独自にあんどんや山車を持っていたんだとか。今度、そんな歴史も紐解いてみよう。

この屯田まつり、冬に「実行委員にどうだ」と声かけをいただいていたけど、そのまんまになっていて反省。来年こそは、太鼓を叩けるように(裏方でもいいけど)、そして永山に早く溶け込めるように楽しもう!

着工すれば、はやいはやい

6月25日に着工して、基礎工事があれよあれよと進んだ。

基礎だけ見ていると、「えーっ、こんな小さいの?」と目を丸くしてしまう。そりゃ、小さい家ことタイニーハウスだし、コモン棟だって建築面積は40平米もない。だから当たり前なんだけど、これで快適に人が過ごせるのかーと、という心配も頭をよぎる。工事の元請けをしてくださっている旭川の住宅メーカー・アーケンの藤原立人さんは「家だってそう、みんな言うんですよ。えっ、こんなに小さいのって。でも壁ができると、えっこんな大きいの?って言うんですよ」

水道工事も入り電線も引っ張って、7月15日には足場も組み上がって、16日からは長沼町の中村直弘さん(yomogiya)さんを筆頭に大工さんが入って、部材を所定のところに入れ込む「建て込み」が始まった。

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建て込みをする中村さん(右)とカールさん

そして7月17日はこんな状態。こんな速いなんて・・・

藤原社長は「始まったら速いよー、すごいよー」と言っていたけど、ほんとその通りだった。こんなスピードで進んだら、こちらの準備スピードが追いついてない感じがして、ちょっと焦る💦どんどん置いて行かれるような、不思議な感じがして・・・。事業がどんどんリアルな感じで迫ってくる!

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この空間で、どんな場を拓いていこうか。どんな人に来てもらいたいのか。星空を見上げながら、想像してみた。こういう時間って、とっても大切。昼は分からない、夜の空気と風を感じながら、物思いにふける。

ついに目覚めた「白樺プロジェクト」 (動画つき)

旭川で6月にあったデザインウィーク(ADW)で、去年からお邪魔していた「白樺プロジェクト」がお披露目になった。一般に公開される初めてのタイミングで、東川町の「木と暮らしの工房」の鳥羽山さん、美瑛の樹凛工房の杉達さん、デザイナーの田中さんたちがもの凄いエネルギー量で間に合わせた。そのブースがこちら

会場になった旭川デザインセンターの、二階に通じる階段を上がって正面という好立地も手伝っただろうけど、その圧倒的な存在感に客波は絶えず。切り株やチェーンソーがどーんと中央にあって、だれもが「森とのつながり」を直感できる空間だわ。

思わず「かわいーー」と唸るスツールやベンチ、「白樺がこんなきれいだなんて」と見惚れるテーブルはもちろん、樹液の化粧品や飲み物、白樺で染めたフェルト作品などなど、いろんなタッチポイントがあるのもすごい。

最終日には最強のキコリがブースに立って、お客さんにダイレクトに説明していた。いい意味での異様な光景で素晴らしき哉。

ADWの期間終了後も、さっそく7月1日には幌加内町にある北大雨龍研究林で視察・採取したし、9日には旭川大学で今後の方針を話し合った。大きなイベントがあった後こそ、しっかりじっくり持続させることを考えることが大事!

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そして旭川公園としての白樺プロジェクトも、地味に進行中。清水さんに切りだしてもらった里山部産の白樺は乾燥・製材が終わり、岡山県西粟倉の「ようび」へ送られた。完成が待ち遠しすぎる!!!

なんでもできる当麻町 (動画つき)

「うちのまちには何にもない」と嘆く自治体にだって、絶対あるはずの森。余計な垢(あか)のついた大人が「素」に戻れる森。それを、人の力で人の集まる場所に変えているのが当麻町というところ。

トマムで有名な占冠村、層雲峡が知られる上川町、そばの産地・幌加内町などいろんなエリアの地域おこし協力隊が集まった「地域づくり研修」が当麻であって、記録係としてお邪魔してきた!

森の楽しみ方といえば昔は森林浴だったイメージ。木育といえば、既に製材した木を加工して楽しむイメージがある。

でもせっかくなら、森に精通した個性豊かな人に教わりながら歩きたいし、クラフトをつくるなら、森で木を切るところから始めたい。そうすれば、全部がつながって丸ごと楽しい。いいプレイヤーがいれば、これができちゃう。どこだって。

当麻のまちづくり関係では木育マイスターが3人いまして。原さんと協力隊の長多さん、振興公社の石黒さん。全員がこの研修会の主催者側で、松本も普段から公私ともにすっごく遊んでもらってます。

町による植樹事業の失敗とその原因、かつて里山として活用されていた山の歴史、樹種ごとに違う個性、一斉に伐採するのではなく価値を増大させるための森の管理法・・・。尖った木こり・清水省吾さんや木育マイスターが歩きながら熱弁し、頂上を目指す。展望台からは「世界で二番目に美しく見える」と言われる大雪山を望む。達成感!

下山の途中で、あまり太くない白樺をみんなで囲み、縄を投げて幹にまき、ナイフで切り込みをいれて、伐倒準備。木工体験のために使う材を伐りだすのです。

「せーの、せーの」でみんなで息を合わせて、運動会の綱引きみたいに縄を引っ張る。倒れた瞬間は、そりゃもう、歓声が上がるわけで。運び出し、みんなで収穫を祝い。知識と技術があれば、まさにどこにでもできる楽しい伐倒体験。

翌日は、クーピーを挿入した巨大な色鉛筆をつくったり、「小さな家」で並べて自分たちの「まち」をつくったりとグループに分かれて白樺を細工。白樺の樹皮を焚き付けに、メタルマッチで火を起こしたり、テントを張ってみたりと、サバイバルっぽいことも清水さん監修の下、体験した。まさに、ブッシュクラフト。

身近な資源で、なんでもできる。プレイヤーがいれば、どこでもできる。当麻町はおもしろくて能力がハンパないプレイヤーが集まりすぎてるだけの話。参加者の皆さんは「うちのまちでもできそう」と手応えと可能性をお土産にされたのでした。