「ちょっとそこまで」の美瑛

「親子の木」を望む。そこかしこに、「私有地につき立ち入り禁止」のサインが。観光と農業の軋轢が長年言われてきただけに、大変だっただろうな、と。。。

美瑛といえば、誰もが知っている「丘のまち」。ウネウネと畝が波打つ大地に張り付いた、文字通りパッチワークのような美しいまち。

2018年10月に移住してから、幾度となく近くを通ってきた。ほとんどは、富良野に行く用事の道すがら、あるいは十勝に抜ける道すがら。そのすべてで時間に余裕がなく、実は美瑛に降り立ったことはなかったことに気づいてしまった・・・!

高校生の時だったか、親友の中西君と冬の美瑛・美馬牛を歩き、ホワイトアウトに遭って遭難しかけ、町内の巡回バスに乗せてもらってギリギリで難を逃れたのをよく覚えていて、その時はマイナス17度くらいだった。美瑛もそんな濃い思い出があるのに、ご無沙汰してました。

セブンスターの木の周辺。観光バスやジャンボタクシーが続々

その美瑛に、ひょんなことから再訪する機会がでてきました。1月、2月にいくつか予約をいただいている中国からの宿泊ゲストをご案内するというもの。予約に至らなくても、「美瑛へのフォトツアー、できる?」とほとんどのケースで聞かれる。インスタとかで、美瑛の写真が出まくっていて、とにかく見に行きたいらしい。中国の免許は日本国内では有効でないらしく、足に困っているという話も聞くし。

ということで、1月24日に初めての美瑛ツアーをやってきました。

セブンスターで写真を撮りまくるゲスト。仕事?と思うくらいじっくりひたすら撮影会!

午前中は旭山動物園に送り、お昼に迎えにいって、東神楽経由で美瑛・バッチワークの路へ。親子の木→セブンスターの木→ケンメリの木→マイルドセブンの木→クリスマスツリーの木→白ひげの滝。弾丸ツアー。白しげの滝に向かっているときは、もう道中は漆黒の時間帯。。。ご案内したカップルのお客様は、どこでも20~30分かけていろんなポーズで写真を撮ったり、撮られたり。とにかく写真命。デジタル一眼レフで何枚も何枚も、吟味して撮ってました。そしてどこに行っても、中国、中国、中国の観光客。バスの団体が多いけどね。韓国からのインバウンド(訪日客)が激減したから、余計に中国が目立つと思うけど、どのスポットも明らかに日本人より多い!

どこもかしこも、中国からの観光客であふれてる

これだけ盛りだくさんに回っても、子どもたちを預けているゲストハウス近くの保育所に18時30分の閉園までに着くことができた。そうそう、美瑛の中心部までは、ゲストハウスから40分くらいしかかからない。1時間かからない場所に、美瑛がある! これってけっこうすごいことだなぁとしみじみ。美瑛をどんどん推したいわけではなく、身近なローカルの良さを伝えていくのが「旭川公園」らしさだけど、お客さまの希望に応じてどんどんいろんな所も経験していきたいところです!

お別れは、JR永山駅で。大きなスーツケースをもって列車になるのも厭わないのがインバウンドらしいところ