移住を考えるようになって、「もっかいちゃんとやろう!」と思ったのは、本を読むこと。
7年前に、キャリアコンサルタントの柴田朋子さんにもらった「ペンギン、カフェをつくる」を読み直してみた。
柴田さんは当時は瀬戸市役所前に勤めていて、自分が瀬戸支局を離任するときにいただいた、思い出の1冊
オーストラリア生まれのペンギンが、日本でカフェをつくるっていうストーリー仕立て。著者の三谷宏治さんの熱血指導を受けながら、コンセプトを固めていく
プロローグから、このペンギンのぼやきにドキッとする。
①「同僚や先輩と話しても、ネタが同じ。中略。。共感は得られても、驚きも新鮮さもない。。これでは私の存在価値がない」⇨そうそう、この感じ! 自分がいまの会社にいなくても、まったく問題ないし、1番イキイキするのはなんだろなーと、ここ数年考えてきたわけで。
②「面白いモノって孤独です。みんながそうだと言わないモノだから。
面白いモノって伝えにくいです。みんながいつもは見ていない新しいモノだから。」
うんうん、おもしろいと思ったことを新聞記事で書くのと、ちょっと違う。
③やがて、常識離脱のメソッドが語られる
⇨「常識は「非常識」と比べるとわかる」
⇨「カタチ自体ではなく、「誰のなんのためか」を考える」
④「他人の視点自分の日常を客観視する」⇨「同じ価値観の人が、同じことを言い合っても、楽しいかもしれませんが新しい価値観は増えません」⇨①におなじ
⑤強いつながりは同じ職場や趣味・生活の中で生まれるから、互いにとって目新しい機会は見つからないんだね/何かの内側に入り込みすぎて同質化したくなかった。そうなったら自由な発想なんて、できない。⇨①④に同じ
⑥「子どもが自然とやることを観察すれば、ヒトがもつ根源的な欲求が見える」
⇨ほんとその通り まとまったものを壊したくなるし、高いものには登りたくなるし、床が柔らかければ跳びたくなる。秘密基地をつくってこもりたい。かくれんぼしたい、探し出してほしい。子どもがしたいことは、本当は大人もやりたくてたまらん。ゲストハウスの小屋の一つは「こどもの家」にしたい考えはあったけど、真剣に検討しよう。ベッドのマットレは、里山の木をカンナで削った端材を敷き詰められないかなぁ
⑦「カフェにせよ、その企画書にせよ、むりやりその価値や内容を「伝える」のではなく、自然と「伝わる」ようにカタチや仕組みを考えなきゃいけない。熱いだけでは伝わらない、言葉にしづらい価値は伝わりにくい。でも、うまく伝われば、勝手に拡がっていく 」→まさに今の自分。そのための仕掛けを考えないと!
時間をおいて読んでみると、内容の刺さり方も全然違うんだなー。7年前は、常識にとらわれず発想していくのって大事だなーというくらいにしか思ってなかった気がする。
★もっと事例調査をして、誰のなんのための場所なのか、整理しよう
★一言でズバリ!ができるかどうか 短いネーミングを考えないと!
★あなたは何がやりたいの? もっと考えないとー
⇨人や暮らしに会うのが目的になるような旅をつくりたい
⇨公共空間を豊かに彩りたい
⇨まざって暮らす、をつくりたい
★あなただから、やれること=ならではの価値
⇨普段着の暮らしの良さやコアなローカル資源を編集できる
⇨それを暮らすように過ごしてもらうことで、かんじてもらえる