旭川が誇る観光(というか有名どころの)施設・三浦綾子記念文学館で、森林療法の可能性を探るシンポジウムが開かれまして。われらが里山部の清水省吾さん、旭川大学の横田宏樹先生(現・静岡大)らが登壇するとあって、無条件で参加ボタンを押したのは言うまでもない。
行ってみると、どうやらキーパーソンとして研究をしてきたのは、前旭川医大の住友先生だったと分かり、香りのする独自製品も開発して企業と相談しているということで、そのバイタリティーに圧倒された。森林を歩くと、いかに医学的にも効果があるかのデータを積み上げてこられたけども、それをどう世に伝え、広げていくか、森林の可能性を追い求めていくか、ロマンのようなものすら感じた。
おもしろかったのは、「旭川モデル」として、東京のIT系企業さんが、メンタルヘルス対策で旭川に社員を連れていき、ゆったりとした時間と自然環境の中で心を整えようということをされている、と知ったことであります。市役所もそのサポートをしているらしく、これまで森林に関してはちょっとだけかじっている思いがあったけど、当たり前ながら全然知らないことばかりだなぁ、と嬉しくなった。
住友先生はいま東北薬科で仙台にいらっしゃるけれども、引き続きお世話になり、年末には忘年会にもお誘いいただく幸運に恵まれた。森林×医療×まちづくり×福祉。いろんなことができそうで、どんどんかかわらせてもらおうー。