ビジネスコンテストが教えてくれたこと

本選に出たメンバー。高校生の男子が若いのでデコレーションつきの記念写真。皆さんありがとうございました!

北海道庁が主催する「創業ビジネスグランプリ」の本選会場は、なんと札幌駅からほど近い、旧道庁の「あかれんが庁舎」。訪日客や見学に者がすごく多い、由緒正しいところでプレゼンをするなんて、がぜん気分は高まる。

プレゼン時間は予選の5分から10分にのび、伝えられることは増えた。ボリューム的には。このために昨夜は札幌の東横インに泊まって未明まで練習したのです。

焦らず、相手の顔を見え、反応をつかんでと意識して、本番はそれほど緊張することなく発表できたものの、じゃっかん時間が足りなくなって、恥ずかしい限り。。。(2回目の一般向け公開プレゼンではうまく修正できたけど)

お昼は、初めて行った「おふくろの味」。この日はホルモン定食がなんと500円。うまい。調理は男性ばかりだったけど笑

審査員の方からは、「北海道の人間からすると、なぜ旭川なのかが分からない」という指摘があった。これは時間切れになったことが主因で、質疑できちんと伝えることはできたと思ってるけど、この純粋な「なんで?」はすごく重要だなと。確かにどこ行っても聞かれるけど、理由が多すぎて「どこから話そうかな・・・」と心の中で迷ってしまう。これがいけない。短いワードでズバズバと、聞いてる人の腹に落ちるようにまとめないと。今後の大きな課題!

別の審査員の方からは、「提出時の資料では、人件費がゼロということになっている。ちょっとびっくりして、こんなのあり得ない」と。家族経営でやっていくこと、カフェも一般の飲食店営業のようにガッツリするわけではなくメニューも工夫していることを質疑でお答えしたけど「奥さんがインフルエンザになったらどうしますか。これだけの事をやろうとするなら、従業員のことをちゃんと考えて進めてください」とアドバイスを頂戴した。うーん、この時以降、けっこう考えるようになった検討課題であります。

この本選には4人が参加して、自分は3位となった。それはもう、悔しくて悔しくて、札幌駅までが何キロもあるように感じてしまった。特急「カムイ」の中でいろんなものが込み上げてきて、ここ半年の間で最大に「ガツン!」という衝撃を受けたけど、Facebookから届く、たくさんの温かい励ましに心温まり、涙腺がゆるむ。

震災委員長の講評では「家族そろっての移住ということで、その覚悟には驚かされる。ただ、投資額も大きいし心配になる。地元金融機関とも相談して、収支計画などのブラッシュアップを」ということだった。で、1位や2位の方は、「事業化の確度」とか「地域活性化の可能性」とかが評価されていた。つまり自分はまだまだ実現可能性には不安があり、地域への寄与も低い、ということになる。

これから、さぁ!というタイミングだったからこそ、ここで一度打ち砕かれたのはすごくいい経験になった。それに、当たり前だけど、自分はまだ北海道で、何者でもない。看板もなければ地縁も血縁もない。まったく根を張っていない。でもだからこそ、伸びしろがあるはず。

3年後とか5年後、ほかの出場者に負けないような結果を必ず出さないといけない。まずは1人が成人する2年後、このメンバーで、お酒を飲みたい。できれば、厚岸のウイスキーに牡蠣を添えて。

 

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