夏のオープンに向けて、やっと「0番地」

「いつオープンするの?」と、これまで200回くらい聞かれたような気がするけど、やっと見えてきました。夏です。8月の終わりか、9月の上旬というイメージ。まだ幅はあるけど、そこを目指してやっていきます。ご迷惑をおかけします。

なぜ見通しがついてきたかというと、建築確認申請を5月9日(木)に旭川市役所へ出したから。そして土地の購入・所有権移転の手続きが5月中旬くらいに完了し、融資も決まったからです。

これまで浜松のフォルム建築設計室にお願いしてきた図面は、修正に次ぐ修正で、とても大きなご負担をおかけした。なかでも最大は、敷地内に予定していた松本家の住宅建設を当面見送るというもの。図面まで用意してもらったけど、2018年12月になって大変更をすることになった。その後、旭川のアーケンさんという住宅メーカーに加わってもらい、最高の布陣となって再スタート。フォルムさんと手を取り合いながら、スムーズに準備を進めていただいた。アーケンの藤原立人さんがいなかったら、松本は路頭に迷っていたことは間違いありません。

融資は、はじめ民間だけでやる可能性もあったけど、なかなか進まず、感触もよくなく、さまざまな方からのアドバイスをもらって日本政策公庫にメーンでお願いすることにした。なんの後ろ盾もない、経験もない素人の個人に、早い段階から「最大限お支えする」とおっしゃってくださった。身震いする。事業のえげつなさも、世の中の厳しさも知らないのに、大きな大きな、どこまでも重い意味のある助け舟を出してくださった。

旭川公園メンバーの鈴木裕矢さんは「お金は、松本さんに対する期待値。増やしてやりましょ!」と。そうか、期待値。プレッシャーというより、期待と考えてそれを超えていくほうが楽しいもんね。さすが鈴木さん!

これまで経験したことのないお金を管理することになる。必要経費としてでていく数百円、数千円、サービスの対価としていただくことになる数百円、数千円。その積み重ねで事業を回していくことを忘れずに、丁寧に扱っていこう。

土地の取得も、振り返ればとっても難航したけれど、うまく3筆を確保できた。それにしても、地元の不動産業者・大和(だいわ)の若林雄大さんがずっと全力で応援してくれて、スムーズな交渉とともに、大きな値引きも実現してくださった。仕事の速さ、熱意。こんな業者さんがいるのかと、仰天の連続だったわ。

当麻町には、道北バスの停留所「当麻0丁目」がある。まだ1丁目1番地にもたどり着いていない、文字通りの0だけど、スタート地点に近づいてはきた。

最近お手伝いをさせてもらっている東旭川の坂井ファームさんでは、イネやトマトの苗を育てている。ハウスでは温度管理にものすごく気をもむ。氷が張る朝もあるけれど、日中は汗だくになる。気を抜かず、余計な力は抜いて、じっくり「旭川公園」を育てていこう。