29日(水)は同じ編集局の大先輩が「寿(ことほ)ぐ会」を催してくださった。遠州鉄道の高架の近くで、床のタイルと昔ながらのスクエアな椅子がいい味を醸している、飾らない居酒屋で。カツオ旨し。
宿泊や飲食はクレーム産業であること、冬の集客見通しに甘さがあること、隣のアパートとちゃんと関係を築くべきこと、向こう3年間くらいの生活防衛資金が不安視されること・・・。これまで社内の方にいただいた指摘や激励のなかで、飛び抜けて具体的な助言をもらえた。このブログを読んでくださっているとのことで、近くにトイレがあったら籠もりたいくらいだったけども。
いろんな話をする中で、印象に残っているのは、「敵をつくらない、好かれるようになれ、頼られるようになれ、輝く人になれ」という言葉。
輝くって、いいな。
会社員を続けるかどうか悩んでいたころに、これまでの33年間の人生の経験と感動を棚卸しした。その時、自分が何をしていた時に一番輝いていたのか、ってことをよくよく考えた。それは、高校3年生の時の卒業旅行だった。
文字にするとなんだかな、とは思うけど、寝食を忘れてのめり込んだという意味で輝いていたんだろうし、楽しかった。でもそれより、自分のやったことに対して最高のリアクションがあったのが、一番うれしかった。その時は深く考えなかったけど、独りよがりで始めたことが、結果的に周りをちょっとはハッピーにさせることにつながったから、「輝き」だったのかなと。
その上司はこうも言った。「輝く人っていうのは、人を照らすっていうことだからな」。そうか。人を照らしてこそ、輝けるのか。会社だって社会福祉法人だって、お客さんや利用者さんが満足してこそ輝ける。自分にとっては、ゲストハウスの周りに住む地域の人であり、旅行する人たち。誰を照らすことができるのか、したいのかは、常に心に置いとかないと失敗するってことかな。あえて、そう解釈させてもらうことにした。
ちなみに二軒目のバーで、北海道・岩見沢市出身という、出張中のイケメンさんに遭遇。こっちが北海道の話ばっかりしてたので、声をかけてくださった。岩見沢のワインや、観光で通過されることを肴に楽しくウイスキーが進み、「おもしろいことしましょう!」と一致。フェイスブックでつながれたし、今後も情報交換をしていきたい。一期一会。飲み屋って楽しい。ああしたい、こうしたいと自分から声を上げていれば、ひょんな所から繋がるご縁もある。冷えたロックのグラスが、いつになく輝いて映った。