辞め時は、吉田兼好が教えてくれる

最近しょっちゅう、会社の同僚たちに「いつ辞めるの?」って聞かれる。ゴミを捨ててるだけなのに「おっ、整理始めたねえ」なんて言われることもある。

自分でも、いつ辞めるのか分かってない。早く決めたいけど、決められないんです!土地が決まらないので。。。

土地が契約できないと、ゲストハウスも住宅(管理棟)も、現地調査ができない。設計図も書けない。そう、何も始まらない! 完成の見通しがつかないと転校の手続きも取りづらい。引っ越しの日程も踏まえて、会社の定期異動も踏まえて、退社する時期を決めなあかんのに、決められない。

はたから見たら、辞める時期をきめられない、完全に優柔不断なヤツに見えてるはず。

会社側に退社したい旨をいったのが、5月中旬。その時も、聞きつけた幹部に〝事情聴取〟されたからカミングアウトしたまでだけど、いつ辞めるのかってホント難しい

今の仕事が落ち着いたら。やりたいことをやり終えて後悔がなくなったら。独立の準備が整ったら。 いろんなタイミングがあると思うけど、あんま考えすぎても、どうしようもないんじゃないかと、つねづね思っているのです。

中日新聞の一面に「中日春秋」というのがあって、5月30日に、こんな良いことが書いてあった。

「出家が現役引退を意味した時代、吉田兼好は『徒然草』の中で決断の難しさを述べている。何かの始末をつけてからとか、慌てずに何かを待ってからなどと思っていては、一大事などは決行できない。心に残る事柄をそっくり捨てなければできない、などといった具合だ」  だって。

兼好さんはやっぱいい事言うな〜。ほんと、そうよね。考えて考えて考えて、考えたら、答えが見つかるといえばそうじゃない気がする。特に日々、事件事故がいつ起こるか分からないような職場にいると、なんやかんや追われて、仕事以外のことを考えられなくなっちゃうし。

引き際は、エイヤ!とやるのも大事なんだろうし、エイヤ!しといてよかったーって思うことは既に何度もあるわけで。

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