三週連続の旭川へ③ デザインセンターで木を考える

お腹が満たされた後は、旭川市の永山地区に移住して長い、旅行関係の方にお電話。アポを取って急きょ、1時間50分後にお時間いただくことに。ありがとうございます。

向かう途中、これまで行きたくても行けなかった旭川「デザインセンター」に寄ってみた。駐車場は札幌や函館のレンタカーが。レンタカー以外も、けっこう広域から来てる。

旭川は日本の五大家具産地で、協同組合のやってるセンターはその発信拠点。旭川市や近郊の30社以上が製品を展示している。バイヤーとか実際に家具を探してる人にとっては、めちゃくちゃありがたい存在なんだと思う。

一通りぐるっと回ってみた。確かに洗練された、スタイリッシュな家具がそろってる。スイッチパネルやバインダー、カードケースとか小物類もちらほら。ただ自分の好みからすると、世界観やデザインに引き込まれたのは数えるほどで、全体としてみたら、ちょっと洒落た家具屋さんとそんな変わらないかな、という感じ。怒られそうだけど、同じようなデザインが多かった。

収穫だったのは、「ここの木の家具 北海道プロジェクト」なるものを知れたこと。旭川から始める、「日本の森を守る家具づくり」といったイメージ。

「明和地所」ホームページより

黄色いポスターには、「できることなら、近くの山から伐り出した木で、家具をつくりたい」「実は、ないと言われていた北海道の木材資源はここ数十年で着実に増えており、私たちが家具づくりに使う広葉樹も、日本有数の保有量になっています。」

旭川家具で、道産広葉樹がどのくらい使われてるか。プロジェクトは4年目で、2014年は26.9%だったのが。17年には36.7%に上がってきてるらしい。すごい!

できることなら、近くの山から伐り出した木で、家具をつくりたい」。

この思いは自分も一緒。旭川・永山地区のゲストハウスや〝公園〟で使う家具や遊具は、できるだけ近くの材を使いたい! 小さいからこそ、できることはあるはず。昔、アイヌの人たちの生活の場だった「突哨山(とっしょうざん)」で木こり(自伐型林業)をしている清水省吾さんの力を借りて。旭川大学では、地元家具業界の抱えるこういった課題とかを研究している先生もいるので、そちらのお知恵も借りて。  (つづく)

 

 

 

 

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