「8823(ハヤブサ)BASE」を貸し切りに

(つづき)

ホルモン焼きそばを食べた後に時間をつぶしていた若桜鉄道の八東駅に、21時6分、定刻通り鳥取方面の最終列車がやってきた。よかったー。このまま、この真っ暗な駅周辺に取り残されたら・・・と心配だった。タクシーも営業終了だし

やって来たのは、水戸岡鋭治さんデザインの青い車両。二駅だけ乗って、隼駅に到着するもあたりは土砂降りで、なんとなく宿を探し始める。スマホのバッテリーがゼロなので不安になりながらも、あらかじめ駅の北側徒歩6分とは覚えていたので、ほんとなんとなく歩き回った。

この隼駅、浜松のスズキが誇る高性能バイク「」の聖地で、全国からライダーや愛好家が集まってくる。今夜はそれを見るどころじゃないけど、宿はこのバイクにちなんだゲストハウスなんです。

5分ほど歩くと、ランタンみたいな光が暗闇に浮かび上がっているのが見え、明らかに周囲の民家と違って雰囲気なので「あそこや!」と確信し、さらに5分ほど歩いて到着。全国的に有名な「8823BASE」であります。ブログで再三お名前を借りている高藤宏夫さんが施工。8823=隼。

頭を低くかがめて垣のエントランスをくぐり、受け付けでチェックイン。古民家をリノベーションしてるんだと中に入って初めて分かった。小さい階段を上がってある土間のような共用スペース、その奥が客室。今夜は貸し切りらしく、男性ドミトリーに案内されて我が物顔を満喫することにした。

泊まったドミトリーの部屋
ヘルメットが掛けられるフック。これはライダーには嬉しい。ジャケットを掛けやすいハンガーラックも
女性用に使うことが多いというドミトリー
女性には必須のアイテムがずらり

充電と細かい作業をしてからチェックインしたカウンターに行き、瓶ビールを注文。ハイネケン系だったかな。。。今日応対してくれたお兄さんは自分と一つ違いで、某大企業の新幹線の運転士を辞めて、こちらに移ってきたんだと。なんかすごいなぁ。26時くらいに就寝。

これはマニアには嬉しい演出だなーーー
洗面所。すごくきれい

朝ごはんは、いつもは隼駅近くの飲食店「8823HOME」から持ってきてくれるけど、昨日からレクサスが絡んだイベント「ダイニングアウト」というので出払っていて臨時休業。なのでゆっくり作業して過ごし、列車の時間を見計らってカウンターへ。昨日は真っ暗だったけど、ようやくこのゲストハウスの全貌が見えたわ。

確かに民家だなー、ベースは
共同スペース。バイクの雑誌とかもたくさん
くつろぐのにちょうどいい大きさ。庭に面してるので開放感もある
晴れてたら、右奥のベースに愛車を飾ってコーヒーでも飲んだら最高だわ
左奥がエントランス。「また晴れの時にいらしてください」と見送られた
ゲストハウス隣の田んぼ。雨が降って、より美しい。エンジンを始動できる時間帯を制限していて、ちゃんと周囲にも配慮されてる

(山陰の旅はまだまだ続く)

 

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