浜松市の東区に、労災病院っていうのがあって、そのすぐ裏で、毎月第三日曜に、「蒲御厨」(かばのみくりや)おかげ朝市」ってのがありまして。
妻が好きで、たぶんこれまで10回くらいは来てる。お気に入りのパンとかお菓子、飲み物、オーガニックの食品が並んで、ピースフルな雰囲気。いつも、 何も考えないでちょっと離れた神社の参拝者用の駐車場に車をおいて、買い物にきていたわけであります。
今日はめずらしく自分もイスに座ってパンを頬張ってまったりしていて、初めてこの朝市のリーフレットを手にとってみたのであります。
そしたらそこには、
「開催地は、先年の昔、広く蒲御厨とよばれ、伊勢神宮の台所でありました」「『おかげさま』みえないモノを 私たちは カゲとよんでいました。昔々のもっと昔。古代の風から 新しい風の流れを共に育む朝市です」
と書いてあった。 え!伊勢神宮の台所? 「おかげ」ってそういう意味だったのー?
めちゃ衝撃的。全然しらんかった、めちゃおもしろいやん、と。中日新聞の記事でも神明宮の由来をかいたのがあったけど、こんなことに繋がってるとは全く想定してなかった。
しかも開催日は、「季節を祝う月次(つきなみ)祭」ということで、地球暦に基づいて意味があるみたい。なんかよく分からないけど、とにかくお伊勢さんと絡みがありそう。
「駐車する場合は必ず参拝をお願いします」とも書いてあった。どおりで、やたら蒲神明宮と結びついてるなーと思ってたけど、そんな深い意味があったとは。近くて、大きな駐車場があるから借りてるだけだと思ってた自分がはずかしい…
なんでこんな所でやってるんやろー、と思ったことはあったけど、ちゃんと調べなかった。知ってたらもっと真剣に買い物してた気がするわけでして
知らないのはもったいない。背景やストーリーを伝えていくのが大事よって、いろんな所で言われてるけど、それを身をもって感じることになった日曜日。これも祀神の蒲ノ大神さまの御利益なんだろうなー
旭川のゲストハウスはおかしなストーリーだらけだけど、ちゃんと伝わるように編集せねばー
ところで、おかげ朝市に出されてた、鳥取県は智頭町の「タルマーリー」のパンはめちゃうまかった。自家製のビール酵母をつかってる。発酵とかパンの世界ではめちゃ有名で、お店のカードには「発酵と地域内循環」と書いてあった。ローカルでの循環。自分のなかでの大テーマでもあるので、あらためてメモメモ。
お買い上げした自然栽培の雪下ニンジンは、ミコト屋というところで扱ってるらしい。こちらもメモ。