子どもの数が少ないとラク、ってことはない

この週末は長男の大滋(たいし、12歳)と次男の陽己(はるき、4歳)が、兵庫県西宮市の自分の実家へ、お泊り遠足に行った。親から離れる、初めてのチャレンジ! 母(子どもたちから見たらばあば)が浜松へ来て、連れていくことに。

みんなで天竜川駅から電車で浜松駅へ。一番下の七海(ななみ、2歳)がつり革を持ちたがるので、抱っこしていると、中学生か高校生かの男子が、照れくさそうに「代わりましょうか?」と席を譲ることを申し出てくれた。

すぐ駅に着いてしまうし、どうせ七海が落ち着かないだろうしと、「いいですよ、ありがとね」と断ってしまった。でもこういう時は素直に譲ってもらったほうが善意を無駄にしないかなー、しまったなーと悶々としてしまった。こういうことも車じゃ考えないから、まあよしとしよう。

新幹線ホームに上がる。男の子2人はちょっと不安げな顔になりながらも、車内の席に着いてしまえば笑顔で出発。七海は「ななもー!」と予想通り騒いだので、忍ばせておいたアンパンマングミで落ち着かせた。

ここからは、貴重な親子3人の時間。いつもの5人だとできないことをしようと思いつつ、取りあえず欲しい本があったので、浜松最大(と思われる)本屋で。夫婦で交代で七海を見ながら本を選んでいると途中で七海は夢の中へ。夜に寝なくなるのは困る、ってことで隣の遠鉄百貨店に移動。キッズペースやおもちゃ売場で、体力を消耗させる作戦にでた。

そして気づけば夕方の5時。もう何もできないので天竜川駅に戻り、近くの居酒屋でご飯。早く寝かせて本をしこたま読もうと頑張ったけど、お風呂あがりに寝落ちしちゃうというオチがついてよくある自己嫌悪に。

子どもが3人いたら大変でしょう、とよく言われる。確かに親の数より子どもが多いと疲弊することも多いけど、疲れ方って相対的なもの。1人なら1人で、3人より疲れ方が3分の1になるわけじゃないと思う。

1人ならもっと自由になるかなーと思いながらそうじゃないので、諦めのつく3人の時よりガッカリ感がある。大滋1人の時だって新婚旅行(大滋は連れ子なので。東京→旭川→礼文島→那覇→竹富島→石垣島)行った時は、もう旅行なんてしたくないと思ったほど疲れたけど、いま3人連れて旅行するのと、そんなに変わんない。 だから、子どもを連れているママやパパを見るだけで、妙な連帯意識を感じてしまう。

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