裏メニューは雪中ジンギスカン

ゲストハウスの夜ごはんはどうするの?ってよく聞かれます。

実はいろんな選択肢があって、①近所の居酒屋やスナックにご案内・ご紹介②民宿みたいにわれわれ家族と食べる③食べたいものに応じていい店を紹介(たいていは要ハンドルキーパー)④すでにどこかで済ませてからチェックイン⑤スーパーやコンビニの食事を持ち込む⑥自炊、そして⑦の裏メニュー。

⑥の自炊以外は今まですべて実績があるけれど、最近リクエストが増えているのは、裏メニューのジンギスカン。しかもこの季節、ずばり雪中ジンギスカンです!

ご近所にある名店・「前坂精肉店」で生ラムやラムを買って(場合によっては串もの、つくね、ウインナーも)、ご近所野菜やうどんも仕入れ、管理人の松本がコモン棟のウッドデッキにて炭で焼く。そして温かい共有スペースにお届けする、というものでして。

知り合いを中心にリクエストされることが多く、最近は火の起こし方にちょっと慣れてきたので、研究の結果、食べ始める時間から1時間45分前くらいから木炭を温めておけば、いい具合にしっかり焼けることが分かってきた。

締めのうどん(旭川ラーメンで有名な藤原製麺のもの)は当初、ジンギスカンの汁を十分に残すことができずにうまくできなかったけど、最近では配分もうまくできるように。前坂精肉店に失礼のないよう、甘めでビールが進む味付けでご提供できてます。

気にになる方はお声かけください! 1ドリンクつきでお1人2,500円(税込、12月~3月の冬季は2,800円)です~ ※内容はご相談に応じます。価格は予告なく変更になる場合がございます

プライベートな森だからこそ。スノーモービルで走り放題!

木こりの清水省吾さん(里山部)の森を旭川公園では「裏山」と呼んでいるけれど、冬はやっぱりスノーモービルが一番楽しいかな~、ということで、お客さんと一緒に風を感じてまいりました!

適度に高低差があって、くねくねの道もあるので(清水さんが自分でつけた)ので、スノーモービルやスノーシューの散策にめっちゃいい。清水さんから、木ごとに違う生存戦略とか、それぞれの役割、森全体の生態系とか、いろんな話を聞きながら、激しく、時にゆっくり楽しむ贅沢といったら、、、

速度はそんなに出ていなくても、ゴーカートと一緒で体感速度はなかなかのもの。バイクくらいに感じる。思わず「ウオー」「キャー」と声が上がる。乗る前までは寒い寒いと言ってても、その寒さが楽しさに変わるっていうのは快感ですらある。道交法も関係なし!

ちなみにお邪魔したのは2月2日。記録的に少なかった雪は、3日以降にちょっとずつ増えていって、どんどんいい状況になってます!積もれば積もるほど気持ちいい!

モービルの後は、お決まりの薪割り体験。ちょっと時間でもみるみるお客さんは上手になって、記念に破片を贈られてました。人力・環境フレンドリーを身上とする清水さんの薪、エネルギーを自然からいただくありがたさが身に染みる~

それにしても、子どもたちはいつ清水さんの森に行ってもいきいき。次男はカシワの葉っぱで「葉っぱ屋さん」。1枚100円で、2枚買うと300円のお釣りがくるという素敵な経営をやってました

生まれたての男山を生で味わう立春の朝!

酒蔵開放を9日に控えた、旭川市永山の「男山」で立春の4日の朝、「立春朝搾り」なる恒例行事に参加してきました!

酒屋さんをはじめ取引のある業者さん向けで、春を祝って日付けが変わってから夜を徹して仕込まれた「立春朝搾り」のラベルを貼って、生まれたばかりの酒を試飲したり、持ち帰ったり。「日本名門酒会と」して全国一斉にやって、今年で23年目なんだとか。北海道は、ここだけ♪

会場は男山の倉庫。朝6時すぎに到着したけど、係の方がずっとこうやって立っていらして。。。関係者オンリーって感じでテンションが上がる。

2班に分かれ、自分は後で作業をする方に振り分けられました。

営業時間外の早朝に見える巨大雪だるま。普段と違った趣で楽しいし特別感がある

まず酒造り資料館を見学して、蔵元限定を含む看板の銘柄を5種類ほどテイスティング。

とそこへ、今回の主役である「立春朝搾り」も合流。さっそく飲んでみる。生なのでほんのり苦みがあるけど、甘味はあり、雑味が少なく、すっきりめの味わい。案内してくださった方によると、雪の中とか保冷庫で熟成させると、生酒はとんでもないことになるんだとか。

このお酒は地元永山の酒米「吟風」を100%使用。精米歩合は55%で、お米の香り高い、生まれたての生原酒です。甘みもあり、お料理によって味変します! 杜氏さんによると、今回の酒米は硬くて薄い味になる可能性があったらしく、日本酒度を調整したんだとか。

飲んだあとは、ほくほくの体で朝食会場へ。男山酒造の事務所を通り抜けて、2階へ。炊きたて(のはず)のご飯、豚汁、ご飯のお供がずらり。特に、筋子、たらこ、イカの塩辛なんかも大量に用意されてあって、お酒が進む進む。。。

お腹いっぱいになったところで、倉庫に戻ってラベル貼り。湾曲した瓶の表面に貼るので、これがなかなか難しい。躊躇しているとシワができるし💦 同行の方々は、慣れた手つきでペタペタすごい勢い。

作業後、さっそく1本いただいてきましたよ。雪の中に置くと、ほんと美しくて飲むのがもったいない。そして飲みたい気持ちをぐっと堪えて、雪かきに励むのでした。

「立春朝搾り」はゲストハウスに置いておきます。さぁ早い者勝ちですよ〜