コモン棟と小屋が素晴らしい件。

金曜夜に旭川公園メンバーと打ち合わせ。共同スペース(コモン棟)と小屋(タイニーハウス)の、基本的な考えを固めることに大成功いたしました! 全体の大まかな絵ができて一週間。いいペースで進んでる。

まずコモン棟。左側は、宿泊者だけの専用スペース。シャワー、洗面、ミニキッチン、トイレ、乾燥・洗濯機を置く。右側に引き戸があって、カフェスペースに移動できる。

目玉は、そのカフェスペースでして。朝は宿泊者に朝食を召し上がってもらうところ。メニューは洋食がグラノーラ(詳細は追って。地元食材使って神戸の専門家が監修してくれる垂涎もの!)、和食が、屯田兵の頃からの手作り品を使ったみそ汁、卵かけご飯、漬物、甘酒・・・。

日中は、稚内に続く線路を走るディーゼル列車や、公園スペースで遊ぶ人たちを眺めながら、コーヒーが飲める。浜松城公園の「タタズミコーヒー」旭川支店を目指します。軽食は焼き菓子、パン系、グラノーラを用意します。ちゃんとしたランチはやりません。

自分たちで何もかもできない、という事情もあるけれど、このカフェスペースはいろんな人に活用してもらいたいなー。旭川や近郊で、特技や趣味がある人のシェアショップとして。妄想ベースだけど、すぐ近くの旭川農業高校や旭川大学食物栄養専攻の学生さんたちのチャレンジショップとして。「小商い」を持ち寄る場、有り体に言えば委託販売の場として。めちゃくちゃ楽しくないですか?? カフェスペースだけじゃなくて、学生さんたちの力はぜひお借りしたい!

宿泊者専用スペースとは別に、「誰でもトイレ」を設けます。車いすの人やベビーカーの親子連れにも気持ちよく使ってもらえるように大きめに造ります。ウッドデッキに緩い勾配をつけるとか、入り方を工夫しないと。屋内だけじゃなく、ウッドデッキにも公園にも自由にイスを。

カフェスペースは、「こぢんまりとして、かわいい」(設計者談)雰囲気に。小屋と同じテイストで、上質感がありながら「豊かなシンプルライフ」を体現する感じになる予定であります。

コモン棟のラフ図面であります

さて、もう一方の小屋は、というと・・・。スペースの関係で、2人用が2棟、3人用が1棟となりました。小型の薪ストーブがもれなくついております。

2人用は一つが、女子2人旅を想定したもの。ロフト形式として、ドミトリー(相部屋)利用もしやすく。もう一つは、ユニバーサルタイプ。あえてバリアフリー対応とは呼ばない。引き戸にして、段差のないシームレスタイプ。ベッドへの移乗もしやすく。車いすの人が旅行をする時、おっきくて新しい、バリアフリー対応のホテルがほとんどのような気がする。言い方を変えれば、選択肢が限られる。でも、たまには一風変わった宿でローカルな暮らしを楽しんでもらいたいし、ユニバーサルな公園(コミュニティー)を目指すので、ここはお金がかかってもちゃんとしたい。

3人用はファミリータイプ。クルマで15分かからない旭山動物園帰りに休んでもらえるような空間にする。一日中遊んでクタクタになってから、動物園からレンタカーを30分運転して、旭川らしさがあるわけでもない、中心部のホテルに宿泊するのって、もったいなさがあると思ってて。朝起きたら、ドキドキする遊具(詳細は後日公開)でまた思い切り遊んでもらえれば。

いずれの小屋も、スーツケースをベッド下に置けるように、あと雪の日に濡れたものを乾かしやすくするよう収納にも工夫を。

小屋(タイニーハウス)のラフ図面。実際は2人用×2棟、3人用×1棟

定員は8人で収支計画を立ててたけど、7人でやっていけるように再設計しないと。(できるだけ単価を上げずに・・・)

今後、旭川公園チームの建築メンバーには、図面を詰めてもらってCGを描いてもらう。施工チームに入ってくれる、北海道のyomogiyaさんこと中村直弘さんに見積もりを出してもらう。

あー楽しい。あー大変。あー生きてるって感じ。

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