静岡のまちでゲストハウスな夜

17日の夜は、静岡市への出張ついでに、念願のゲストハウスめぐりへ。オープンして3週間という、「泊まれる純喫茶ヒトヤ堂」へ。静岡新聞の夕刊1面に載っていて、ずっと気になっていた存在だった。

夜8時に到着。まわりには高級、というか超高層のマンションとか住宅、ちっちゃな店舗が立ち並んでいて、静岡駅から12分の立地ながら静かなロケーション。

扉を開けると、海外からのお客さん3人が喫茶スペースで談笑してる姿を発見。うん、いかにもゲストハウスらしい!日本語で「こんばんはー」と挨拶。台湾、韓国、オーストリア出身の3人は、その辺のおじちゃんが世間話をしにきたような雰囲気で、溶け込んでいた。

宿は女性2人でやっていて、この日は牧之原出身の村松佐友紀さんがお世話してくれた。まだ20代半ば! 純喫茶をリノベーションして、壁塗りとかをDIYして、普段はゲストハウス業をして、コーヒーや朝ごはんもつくれて、日中は喫茶営業。めちゃ大変!めちゃすごい!

宿の仕組みやサービスとかを細かく教えてくれて、ドミトリーに案内してくれた。布団を敷くスペースは広いし、なんか気持ちいいし、レトロな調度品も多くて、この日は税込み3390円(変動します)。申し訳ないくらいお値打ちだわ。

荷物を置くと、村松さんが「ご飯行きますか?」。この一言を待ってたんだな〜。喫茶スペースにいる3人にも声をかけて、自分のリクエストで静岡おでんのお店へ。

宿をでて5人になって歩き、自然と自己紹介が始まる。この瞬間がたまらない。何が起きるか、どんな化学反応が起きるか分からないのが、ゲストハウスの魅力です。

屋台が続いているところでおでんを食べまくる。ソースと醤油の違いとか、なぜ味噌文化はすばらしいとか、ダシ粉とはなんぞやとか、みんなで他愛もない話をしながら。この中で、いちばん、圧倒的にまともに英語を使えていない自分。言いたいことがあっても単語が浮かばない。ちょっと間があく。クーラーガンガンなのに、汗が出てくる。11年前が最後になった海外旅行を思い出す。でも不思議なもんで、おでんとビール、SAKEのおかげか、耳が慣れてきて、なんとなく話のアウトラインが掴めるようになってきた。

10時半に終わって宿に戻り、共有スペースで冷蔵庫に眠らせてあったという、焼津の「磯自慢」特別大吟醸をいただく。二次会。「こうじさん、寝ないで!」と何度か叱咤激励されて、25時20分ごろに解散。それぞれのベッドへ。

翌朝は朝食スタートの7時半に喫茶スペースへ。500円で、サイフォン珈琲とふわふわのバタートーストをいただく。おいしい。優しい気持ちになれる。朝ごはんはこれくらいでちょうどいいわ。プレートは、村松さんのお父さんが焼いたんだとか。写欲のそそられるブツが多い!

窓からは、静岡駅のほうに向かうスーツ姿のビジネスパーソン(と言っておく)とか、通学で自転車にまたがって駆ける生徒とかが見える。生活が見える。まちの中に、暮らすように朝を迎えている。なんとも幸せな気分になる。

村松さんには昨晩、自分がゲストハウスを開業したいんだと言っていたので、何から何まで教えてくれた。クリーニングやリースのこと、融資、地域とのかかわり、必要経費のこと・・・。実務の勉強はほとんどしてきてないので、めちゃくちゃありがたかった。しかししかし、自分の宿はヒトヤ堂さんの2倍以上の価格設定ができるんかしら・・・と急激に不安に襲われたのでした。

ゲストハウス業の大変さも楽しさも、いっぺんに感じられるステイになった。村松さん、ゲストのみんな、ありがとう!

自分が電車に乗ると、3人からメッセンジャーのグループで次々に写真を投稿してくれてた。「Hope to see Koji again in Hokkaido!!」 『Koji! Hope to see you in winter at your own Gueshouse」と嬉しいコメントがたくさん。ちなみにこの時初めて、「Asahikawa Park Guesthouse」と英語で、自分の計画を紹介しておいた。

ほんま英語なんとかせにゃー。。。

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