旭川デザインセンターを出ようとしたら、「モクモクフェスタ」なるイベントのチラシを発見。JRの宗谷本線の線路を挟んですぐ裏手にある団地(旭川木工センター)で、各社が協力して木のイベントをやってるんだって。ちょうど今日やってる。行かないわけにはいかないでしょう。
木工体験とか、カンナ体験、木を使ったゲーム、木製品のチャリティオークションとか、イベントの主だったコンテンツはよくあるやつだったけど、収穫が3つ。
収穫① 地元の生活道具メーカー「コサイン」の本店ショップで、地域の活動に熱心な社長さんの活動の片りんを知ることができた。
子どもが思わず遊びたくなる玩具とか生活雑貨に混じって、奥の方でやけにオトナ女子を引きつけているコーナーが。「アトリエSUBAKO」として活動している、宮西隆生さんのバードカービング。「キツツキいいなぁ」「あたしはピンクの鳥がいい」「スズメ最高」と手に取っている女子たち。 店員さんに聞いたら、なんでも社長が富良野のクラフトフェアでかわいさに目を奪われて、店で取り扱うようになったんだとか。この小さな鳥と、置いている商品の世界観がマッチしてて、すごい効果的だわ。勢い余ってスズメを飼うことにしました。飛行機のことを考えて、厳重に梱包してもらう。
コサインのホームページによると、「家具を作るときに出る木の切れ端をどうにか有効利用できないか、という思いから会社が立ちあげられています」だって。面白いなぁ。東京・青山にも素敵なショップがございます。
収穫② 当麻町(旭川市の東隣)にある、おしゃれで素敵な農園さんがカンディハウス前でマルシェを出展。この辺はおいしいトマト農家が多くて、この日も「トマトどうですか」と声をかけてもらった。「実はトマトだめで・・・」と言ったけど笑って対応いただけて、楽しくなってハーブやズッキーニ、髙橋農園さんというとこ。マルシェの女性によると、しゃれたデザインの包装は30代の園主が自分でやってるらしい。すごい!
旭川や和寒(わっさむ)、士別とか、近郊には絡みたい農家さんが多すぎる! コサインのバードもそうだけど、イベントは人と人をつなげるなぁ
③駐車場に誘導する砂利の上に、チップが敷かれていた。すごい珍しいものじゃないけど、かわいいし、分かりやすい。素敵な意匠になるなぁ。
会場を後にして、JAの直売所「あさがお」へ。ここ永山地区は屯田兵が開拓した地域で、その時代から自給的な製法でみそや麹、醤油とかが脈々と作られている。それをやっているのが「屯田の里」というところなんだけど、午後は休みなので、「あさがお」で「屯田みそ」を購入。これはコクがあって優しい味噌で、もはやわが家のマストになってる。久々に買えてうれしい。
そろそろ約束の4時が近づいてきた。旭川ふるさと旅行株式会社の喜久野夕介さんのもとへ!