ラーメン天国

旭川には、200店くらいのラーメン屋があると言われる。

もちろん有名な醤油だけじゃなくて、美味しい味噌や塩もあるけど、圧倒的な存在感は旭川らしい醤油。豚骨と魚介をブレンドしてます、ってのがご当地っぽい。寒いところだからラードで膜を張ってるのもけっこうある。

そんなラーメン天国でも、やたらと目につくチェーン店があって、ずっと車を走らせながら気になっていた。金沢の「8番ラーメン」や、名古屋の「寿がきや」みたいな感じで。

それが、熊ッ子チェーンと、こぐまグループ。ややこしくて、よく分からないので、食べてみました。熊ッ子は安くて、素朴でクラシック。スープは飲み干したくなる感じ。こぐまはメニューが豊富で、しっかりした味付け。スペシャルメニューは「おおぉ」と唸るような具材がたんまり入っていた。すごく無愛想なお母さんが作っていたけど、ギリギリ、ラーメンの存在感が勝っていたかな。

熊ッ子チェーンの、普通の醤油ラーメン
「こぐまグループ」の1000円前後のスペシャルメニュー(忘れちゃった💧)
「こぐまグループ」の普通のラーメン

地元の人曰く、この二つのチェーンはもともと一緒だったとか。しかも「こぐまん」なるのもあるらしくて、これはまだお目にかかったことはないけど、めちゃ気になる(笑)

揉み揉みジンギスカン

旭川に来て1ヶ月くらい経ったとき、なんだか足りてないな〜とむずむずすることがあって、そのお店を通ってハッとした。

ジンギスカン食べてない!

旭川といえばジンギスカン。羊で有名なのは士別市だけど、札幌とかとは違ってタレに漬けて揉み揉みする道北的な食べ方もあるので、やはりソウルフード。

ゲストハウス「旭川公園」では宿泊者に楽しんでもらうコンテンツの一つにジンギスカンがあって、広場やウッドデッキで鍋を貸し出して焼いてもらおうというもの。その羊肉を売ってるのが、上の写真の「前坂精肉店」、もっとフランクに言えば「前坂さんの大雪ジンギスカン」なわけで。予定地からも、いまの仮住まいアパートからもめちゃんこ近いところにある。早くここの常連にならないといけないんだった!

ということで400gくらいのお肉を注文し、その場で揉み揉みしてもらって家のプレートで焼いてみた。ジンギスカンといえば、タレが滴り落ちるドーム型のが正式(?)なやつだけど、まだないので、ご愛嬌。そして載せ方もこの時は分からなかったので、普通の焼肉みたいに、野菜と肉を分けてしまった。地元の皆さん、すみません😅

焼き方やや道具はともかく、ここのお肉、やみつきになるウマさ。札幌から買いに来る人がいるというのも、納得だわ。辛くないけどしっかりした、コクのある味付けで、羊らしい旨味もたっぷり。これは、苦手な人でもいける! 自信を持って進められるので、研究を深めなければ!

IKAUSI CLASS

原さんに薪割りを教えてもらう、次男の陽己(はるき)

旭川市の隣の当麻町。ゲストハウス「旭川公園」の予定地からクルマで15分くらいのところに、IKAUSHI CLASSなる森がありまして。イカウシクラス。なんだかドイツっぽいけど、地元のすごい人たちがやっている。(海外の人も遊びに来る)

伊香牛山というのがある、伊香牛地区で山を所有しているのが、当麻町地域おこし協力隊で道庁認定の木育マイスター、原弘治さん。家具職人でもあり、すごくセンスの良いガージーカームワークスというメーカーで工場長も務めてた。森で「暮らす」ように楽しもうと、森を買った面白いイケメン!

この原さんの森では月に2回、ツリーハウスづくりのイベントをやっていて、森好きの人が集まる。時には札幌とか十勝からも。個人の所有地を解放してみんなの居場所を作るのは、「住み開き」と呼ばれる概念に似ているし、純粋に気持ち良い森で過ごそうというのがみんなのハートを掴んでる。もう一年も続けているんだからすごい!

11月中旬に参加させてもらったけど、奥の方の山から輪切りにされた丸太を運んで斧で切ったり、カマクラをつくるためにカラマツの枝を拾い集めたり。肝心のツリーハウスの作業はすごく進んだわけじゃなかったけど、期限を決めてやってるわけじゃないので、これまたいい感じ。

焚き木では、火を起こすところからやっていて、ついた瞬間の喜びったらない。よく考えたら、ふだんの生活で火を見る瞬間ってほとんどなくて、料理でもガスでスイッチをひねればすぐにできちゃう。子どもたちも興味津々だし、ちょっと火傷でもしてみたり、この火でご飯を食べたりしたら、すごくいい体験教育になるはず。しかも一回こっきりじゃなくて、近いから日常的にてきるってのがいい。

皆勤賞目指してお邪魔していこう。

清水さんの森、じゃなくて家で遊ぶ

とってもお世話になっている木こりの清水省吾さんが、Facebookで「だれかうちに来ませんか〜」と呼びかけていたので、普通は遠慮するところだけど、気にせずずかずかお邪魔してきた。なんでも、奥さまが研修かなんかで外出していて、乳飲み子もいて清水さんも外に行けないので、と。

この軟禁状態、よく分かる(笑)子どもが小さいと外に出るのは決死の覚悟じゃないとできないし、ちょっとやそっとの用事だとあとで後悔することになる。

清水さんの長男のふうたくんは、わが家の次男・はるきと同い年で、すぐに打ち解けてシンカリオンやプラレールで遊んでいた。用意してくれたピザそっちのけで。

大人二人は森やまちのことをうだうだ語りながら、ひたすらお昼から酒を飲む。楽しいなぁ。シチュエーションが変われば、話す内容も違ってくるし、これはこれで新鮮で楽しい!

お家の中には木こりっぽくチェンソーや、ギターもあって。わが家の子供たちも手にさせてもらう。

自分は(元?)鉄道ファンなので、いろいろ電車のことをふうたくんに話していると、すごく食いついてくれて、嬉しい。いつか九州に一緒に行ってデザイン特急に乗りまくろう!!

清水さん家に来る前は、長男・たいしが東川養護学校で学芸会の発表があった。転校して1ヶ月とたっていない中え、よく馴染んで頑張った!なかなか感動したー

旭川駅・大探検

旭川のまちの玄関たるJR北海道の旭川駅は、現駅舎が4代目で2011年に開業したのでまだ10年経ってない新しい駅。木工のまちということで木(タモ材)を多用して、全国から寄付を募ってところどころに名入れしているのがおもしろい。

設計は内藤廣さんで、今では駅舎デザインをたくさん手がけているみたいだけど、旭川はその走りのような存在らしい。特徴的な意匠がこれでもかと詰め込まれている。

2018年5月には、旭川家具工業協同組合の企画で、コンコースに「旭川家具ラウンジ」がお目見え。JRによると、購入費用は1100万円とも1400万円とも(担当者によって説明が違うので、購入なのか寄贈なのかも含め確認せねば)。

どれだけの市民や観光客に知られているのか分からないけど、時間ができたので長女と旭川ラーメンの老舗「蜂屋」に行ったついでに駅を探検することにした。

旭川では最大、家具業界全体でも20数番目に入るカンディハウスのHPによると、16社からの95点が並んでいる。こんな感じで。


旭川家具に座ってご満悦の娘

誰がどう見たっておしゃれで上質な家具たち。組合とJRは、メーカーのタグを入れるかどうかの調整でいろいろあったらしいけど、どのメーカーの商品かもわかるし、ショールームとしてはこの上ない空間。自分もここでゆっくりしようと何度も思うけど、学生や高校生がここで勉強していて、なかなか入り込めていない(笑)ちょっと冬は寒いし!

ちなみに稚内に向かう特急「サロベツ」はノースレインボーエクスプレスでが代走しているということで、ホームで撮ってみた。初めてみて、親娘でプチ感激ー。このまま、名寄くらいまで乗ろうかと真剣に悩んだけど、お迎えがあるし妻に確実に怒られるので、やめといた。


のんびり東川めぐり

この25年くらいで人口が2割も増えている東川町は、移住の分野で全国的に有名になっちゃった。旭川のすぐそばなのに、えらい雰囲気(におい)が違う。ある意味、異様な人気。

長男・大滋(たいし)が町内にある道立の養護学校に通っているので近いといえばもちろん近いんだけど、じっくり回ったことがなかったので、11月中旬、学校の窓拭きボランティアに参加したついでに、有名どころの一部をのぞいてみた。

といっても、子どものお迎えがあるのでいけたのは、北の住まい設計社さんしのぱんさんだけ。町の中心部からけっこう離れていて、「ほんまにこの先にあるの?」という山あいの道をグングン進んでいく。

中日新聞の記者として愛知県長久手市(当時は長久手町)でお世話になっていたとき、長久手に北の住まいさんのショールームがあるのは知っていたけど、縁がないものとしてお邪魔したことはなかった。今になって、こんなすごい所なら早めに行っておけばよかったと激しく後悔。。

北の住まい設計社さんは、創業者のご夫妻が、フィンランドの片田舎での素朴で豊かな暮らしに感銘を受け、生まれ育った北海道の自然に思いを馳せるところから始まった。家族や友人と食事を楽しみ、長い冬を家の中dゆったり過ごすような、「豊かな暮らし」を北海道から発信しようと、事業を拡大してこられた。それは建築だけでなく、衣食住すべてを含んだ暮らしの提案に進化していったらしい。

さて東川のショールームにたどり着いた。広大な土地に、間違いない感じの洒落た建物がいくつも並んでいて、植えられた木も自然で美しい空間。北欧の、丁寧な暮らしってこんな感じかなーというのがわかる。最近の言葉でいえば、「ヒュッゲ」な暮らしというところかしら。

カフェに入りました。ランチメニューは1000円をゆうに超えていて、なかなかわが家には厳しいものだった(笑)でも美味しいのは美味しいい、薪ストーブに当たってゆっくりした時間と景色を楽しんで、こんな付加価値があるから妥当かなぁと。

ベーカリーとしてかなりパンには力を入れているし、カフェ・ベーカリー棟にも物販で地元や周辺の農産物や加工品、雑貨が所狭しと置いてあった。黒磯のゲストハウスChus(チャウス)に泊まった時も思ったけど、あまりに地元から(距離的に)離れたものを販売するのって、「なんでもあり」感があって個人的にはあんまりしっくりこない。もしお客さんの層がけっこう地元が多ければ、セレクトショップとしていいだろうけど、「ここでしか」の要素が薄まってしまうのではと。

もちろん商売だからそんな単純じゃないだろうし、よその人間がああだこうだ言うものじゃないけど、自分に置き換えて考えるとどうしてもそう感じてしまう。

しのぱんは、運良くまでパンがあったけど、自分では食べてないのでなんとも(笑)でも雰囲気はミニマムでかわいい。

焼きそばといえば浅沼ゼミ

私立の旭川大学には、地域連携に熱心なゼミがたくさんありまして。これまで何度か紹介している横田ゼミはもちろん、食や地域産業の研究で地域に入り込んでいる学生が多いのは、すごい貴重な資源なんだなー。

浅沼ゼミは学外でも随一有名なくらいで、先生ご自身が旭川のまちなか(駅からはちょっと離れてるけど)に「常盤ラボ」というコミュニティを開放していて、子どもが勉強したり、イベントを開いたりしている。

最近は大学のある永山地区の農家さんについても調べていて、どのくらいあるのか、どんなものを作っているのかヒアリングして、食物栄養専攻のある学内での給食づくりにつなげている。そしてその文脈で、「旭川しょうゆ焼きそば」をずっと手がけてイベントで売ったりしている。

旭川しょうゆ焼きそばは、ラーメンが有名で食材や醸造品が豊富にあるご当地ならではのB級グルメ。旭川産の米粉と道産小麦を配合した麺を使い、旭川の醤油だれで味付けし、具材も地物を必ず使うことになっている。名乗るには、けっこうハードルが高いんです。

だしを加えた、特製の醤油だれ

今までゼミの活動の一環として焼きそば作りは聞いたことがあったけど、食べたことはなかったので、常盤ラボでその発表会&試食会があると聞いて迷わずお邪魔してきた。

地元の焼きそばの名店の監修を受けたオリジナルメニューで、率直に言ってめちゃおいしい。ちゃんとした写真撮るの忘れたけど。ニンジン、タマネギがちゃんとそのものの味がして、存在感がある。農家さんと繋がってる感じがする。コクのあるたれに、麺がうまく絡みついている。学生さんがやっているので、まだ慣れていない手際、500円の価格設定というのはあるけど、ちゃんとお金取れるしストーリーがあるのでめちゃ良いなと。「旭川公園」でも月に何度か出せないかと検討中!

旭川公園だけのブレンド米へ

店に立つ鳥越さん

ゲストハウス「旭川公園」で提供する朝ごはんは、和と洋の2種類を考えているけど、洋朝食は移住する前から、神戸の有名店「グラノラジャーニー」と組んだオリジナルのグラノーラにすることが決まっていて、和をどうするかが、まだだった。

いろんな宿で朝ごはんを食べて感じたのは、▽生産者の顔をとことん見せているところはそうそうない▽あ、ちょっとこだわってるなって宿で500円以上はとる▽量が多すぎても普通は食べきれないし、ロスに心が痛む▽ここでしか食べられない、っていう朝ごはんはほとんどない▽宿の最後の印象となる朝ごはんは重要すぎるほど重要 ということ。

ほかの宿との差別化をする意味でも、旭川公園は、「ここにしかない」こだわりをちりばめないといけないし、小規模だから丁寧に作り手のみなさんとコミュニケーションして、ゲストにも丁寧に伝えていきたい。

一番大事になってくるのが、白米。予定地の永山地区は稲作農家さんが多いし、意欲的なことをされている方がたくさんいて、ちょっと前までは「とにかく近くの生産者さんから」と考えてた。でも「うまい」と思えるお米はプロの米穀店さんから仕入れてることが多いし、年間通してのクオリティの維持や、季節変動・天候不順からくるリスクを考えたら、やっぱりお願いするのがいちばん。

ということで、旭川の一条通り近くにある、「上森米穀店」の門を叩いたのが11月中旬。店主の鳥越さんはホテル業界からの転身で、奥様の実家の米穀店を切り盛りすることになった。だからなのか発想がすごく柔軟でいらっしゃって、黒米をはじめとする雑穀米や、黒米茶、ギフト用の少量のお米のセットとか、話題を呼ぶ商品をたくさん送り出している。旭川でもすごく有名な、というか知る人ぞ知る名店。

鳥越さんに、旭川公園の目指すイメージや食についてお話ししてご理解いただき、オリジナルのブレンド米を提供いただく方向でまとまった。おいしい黒米茶も置かせてもらう。

旭川のお茶屋さん「USAGIYA」本店で出されている黒米茶

お米は、白米だけじゃなくて女性に人気のある雑穀米も朝ごはんで出すつもり。2種類あったほうが、楽しいし写真も撮りたくなるし。白米は、富良野・麓郷(「北の国から」の舞台)にある「高岡桶店」のおひつで出す予定〜。

器は、予定地近くの「突哨山」で、地元の素材を追求した作陶をしている工藤和彦さんの飯茶碗を。これまた楽しみすぎる!

パワーアップするカフェが旭川のここで

旭川には「パワーアップカフェ」がある。

といってもお店ではなくて、年に何度か、「一歩踏み出した人」から話を聞くというイベント。

当麻に自分の森を買い、ツリーハウスをつくるに至ったストーリーを語る原さん

11月5日に、CoCoDe(ココデ)というコミュニティスペースで秋の回があるというので、しかもいつもお世話になっている当麻町地域おこし協力隊の原弘治さんが登壇するとあって、迷わず参加。

行ってみると、いつもご支援いただいている旭川大学の清水冬樹先生(幼児教育)が運営メンバーとしていらっしゃった。まちなか・買物公園でお店を構えている「ジャパチーズ」の長尾英次さんにもご挨拶できて、これだけでも満足。

登壇したのは5人。富良野でパンやスイーツのマルシェを立ち上げた斉藤雄一さんや、旭川で最も有名な高校教諭と呼ばれる松村順先生、ゲストハウス予定地近くにある「突哨山」の保全活動をしている方、ラジオパーソナリティの方と、多才な顔ぶれ。

一回一人で席替えをすることで二人の話を聞くことができるというので、悩んだあげく、原さんのテーブルにまず行き、次に遠方から来てくださった斉藤さんのところへ。

原さんは「なぜ家具職人をやめてツリーハウスを作るのか」というテーマで、その半生を存分に取材できた。人物紹介の記事が書けるくらい充実したネタが集まった!

斉藤さんからは、富良野の一大人気イベントをつくりあげた裏側や思いを聞けて、SNSを使った集客方法のコツを教わって、すごく参考になった。いくらネット上のつながりを駆使したと思っても、ほとんどは所詮、「友達」かその「友達」。いかに「友達」の外に届けることができるか。

マイクを握る斉藤さん

最後は、参加者誰もがイベントや事業のアピールができる1分(?)くらいのプレゼンタイムがあって、もちろん壇上へ。短い時間で公園ゲストハウスのことを説明する、いい練習になったなー。

次回は2月。運営側の清水冬樹先生たちにお声がけいただき、登壇者としてお話しすることになった。どきどき。それまではちょっとでも成長できるようにしないとなあ。

プレゼンする松村先生

 

 

森林公園ステイから科学館、クラフトショップ

ビジネスコンテストを見学したあと、急いで帰宅してみんなで東川町にあるキトウシ森林公園に向かう。キトウシ山のふもとに広がる、ケビンやキャンプ場、高原ホテルやスキー場が集まっているところ。ここで、突哨山の清水省吾さんや当麻町の地域おこし協力隊の原弘治さんたちが関わっている、「YAMABITO’S」が感謝祭をひらくということで。

このヤマビトーズは、木こりさんや山主、山好き、家具職人さんとかいろんな面白い人が集まっていて、今夜は山じゃなくてケビンに集まって鍋パーティー。初参加のわれわれ家族も温かく迎えていただき、すごく気持ちいい距離感で一緒にテーブルを囲む。お酒も進む。

子どもたちも興奮して、長男と次女は12時くらいまで寝付けず。次男は8時すぎにダウンしたけど、自分は不覚にも寝かしつけで一緒に落ちてしまい、激しく後悔。。。

朝は昨夜まったく見えなかった周囲の景色が見えて気持ち良い目覚め。雪はないけどクロスカントリーの練習をする人たちがたくさんいた。11月とは思えないほどあったかい空気のなか、颯爽と駆け抜けて気持ちよさそう。われわれも、パンとか残りの鍋を囲んで気持ちの良いご飯。みんなで手分けして後片付けして、11時にチェックアウト。

その後は、旭川駅の近くにある旭川市科学館「サイパル」へ。サケの特別展示がしてあると聞いていったはいいけど、待合室みたいな狭いところで資料置いてあるだけでがっくり。でも常設コーナーがすっごく充実していて、大人も一緒に楽しめる。巨大なシャボン玉に体が包まれるやつとか、プリ宇宙体験ができるやつとか、驚くほどのクオリティ。旭山動物園の年間フリーパスで何十円か安くなったし、また来たいなここー。

体を動かした後は、旭川家具の道産材を積極的に使うプロジェクトに賛同してコラボ商品のバウムクーヘンを売っている「壺屋」の本店へ。敷地内にはガーデンがあって、気持ちのいいイートインショップや、ブックラウンジも素敵な雰囲気。浜松でいえば、うなぎパイファクトリーで有名な春華堂がやっている「ニコエ」(浜北区)の小ちゃいバージョンっていう感じかしら。

お昼は、超有名な「福吉カフェ」へ。もう、間違いない感じの空間づくりに脱帽。にぎわっているのも納得!

夕方は、「北の嵐山」と呼ばれている観光スポットに。京都の嵐山みたいな風情あるエリア、ということでこの名前がついてる。住宅街に焼き物の窯とかギャラリー、カフェが並んでいる。お目当ては、「ブラウンボックス」という木工クラフトのセレクトショップ。もともとは自分の住んでいる永山地区で全国への卸業の会社をされていて、この嵐山に移転してショップを開かれたらしい。

間違いない感じのセンスいいクラフトがこれでもかと売られてて、ゲストハウスの準備でかなりお世話になりそうな予感。子どもが3人とも寝てたので妻とゆっくり見学。この日は丹野製作所の名刺ケースを入手して、満足満足。