キハに乗って仮住まいアパートへ

(つづき)

アサヒカワライドを出たのが遅かったので、ダッシュして旭川駅に飛び込むも、発車時刻と乗り場を案内する電光掲示板に、乗る列車がない。あと1分。自分と同じようにキョロキョロして困っている女性がいたので、代表して改札口の駅員さんに聞くと、「乗りますか?急いでください!」。運転士さんに電話で連絡してくれてそうだったので、またダッシュ。素敵だけどムダに?デカい旭川駅。エスカレーターを乗り継いで、よくないけど駆け込み乗車を成功させた。

涼しい空気が漂っていたのに車内では汗だく。キハ40という形式の気動車に揺られて、しばらくすると無人の南永山駅に到着。

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ここから30分以上歩いて、不動産屋の店舗に行き、仮住まいするアパートに連れていってもらう。

不動産屋の近くのセイコーマートで休憩
アベックの赤とんぼ。頑張れ!

車中、担当者といろんな話をしたのが楽しくて。北海道はチェーンを巻いたことある人が少なく、北見とか酷寒地では条例でスパイクタイヤが禁止されてなくてまだ販売されていること。最近はJR北海道が訪日観光客対策で通訳を雇っていて、その人が短期で住む物件の照会がけっこうあること。線路とお墓のある所は地盤が強いこと。などなど。

アパートは思った以上にきれいで、外側の冷気が入らない一歩奥まったところにトイレがあるとか、寒冷地らしい仕様をはじめて目撃。駐車場はオーナーさんの負担で月に一度、アスファルトが見えるように除雪されることも確認。そのアスファルトは機械が削った痕跡がいくつもあった。

物件探しはなかなか難航して、ゲストハウス予定地の近くでは全然見つからず。アパートやマンション自体はけっこうあるけど、いかんせん、いつ退去するか見通せない立場で、短期契約になるので、歓迎される客でないということで。近距離でタクシーに乗ろうとする感じ。

もともと10月17日付で会社を辞めるので、その日までに今のマンションを退居いないといけない。引っ越しの日程調整で安さから5日の荷出しとなって、「一週間以内に荷物を入れます」とのことで10日にとりあえず現地入りするスケジュールを組んでいるところ(早く荷物の入る日を教えてほしい)。アパートは10月1日からの契約になるし、早く地域を知りたいので、退職より早い入居になってしまった。そして自分たちの住宅が完成次第、そちらに移り住むというややこしい流れになってる。年内か、来春になるか…。

アパートは内覧してめでたく即契約となり、担当者さんにわざわざ送ってもらって旭川大学へ移動。ゲストハウス予定地から国道をはさんですぐ、歩いて4分くらいだけど、構内に入るのは初めて。この日は、先生たちと重要なアポが入っているのでドキドキ。

(つづく)

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