浜松でも公園がアツくなりそう。
25日(日)は一仕事してから、待ちに待ったトークイベントへ。会場は、浜松のアート系の拠点になっている鴨江アートセンター。旭川公園グループの松島弘幸さんが、浜松城公園で4年以上、「タタズミcoffee」をされている立場からマイクを握るときた。テーマは「行きたい公園、行かない公園」とちょっと刺激的。
松島さんからは、国内外の公園の好例や制度的なこと、市のお財布事情が厳しくなってきていて公共施設の管理に影響を及ぼしつつあることの説明があった。「公園は誰のものか」、「どんな公園なら行きたいか」を、投げかけながら。
参加者からは、特定の遊びをする遊具を置かず子どもの自主性に任せる「プレーパーク」が広がってるのよ、っていう話題提供あり、田舎には立派な遊具があるだけで子どもは嬉しいもんだよ、っていう視点提供あり。浜松は、まちなかに歩いて座れる場所がないよねっていう問題提起もこれあり。公園管理をしている人、デザインを勉強している人、一利用者。いろんな立場から公園とか公共空間への思いがでてきて、めちゃ楽しい。
あるアーティストからは、こんな至言が。「公園に行った人が何をやっているか、どんな風景があるか。子どもが遊んでいたり、憩っていたり。楽しんでいるのを見て楽しむというのはあると思う。地元の人に愛されるっていうのは、外から見ても楽しい。海外に行った時とか、サンドイッチどこで食べようかと公園に行くけど、観光客目当ての公園ではなくて、みんなで太極拳やってるとか地元の人がいるのがいい」。完全同意。
松島さんの話で「そういえば」って思ったのは、2017年4月に浜松城公園で浜松PPPデザインがやった、防災イベントがお会いするきっかけだったってこと。ということは、旭山公園の原点は浜松なんだなー。そしてタタズミの向かいにあるチェーン店と違って時間をかけてお客さんに向き合っている松島さんのスタイルが、コミュニティーをつくるという点で自分のやりたいことと一緒だという点(おこがましくて、すみません)。
そして自分にとっての「いい公園」っていうのは、世代や障害の有無を超えてみんながたたずみ、遊べる空間なんだ、とあらためて思えた。そんで、ドラえもんに出てくるような、土管が似合う空き地を、より使いやすくして緩やかな繋がりが生まれる公園にするんだな、とイメージがより鮮明になった。来て良かった~
このイベントを企画した指定管理者の担当者は「公共空間を自分のものとしてどう使うか」「どう使うかは皆さん次第」とおっしゃっていた。ほんとそう。公園を公共空間の一つとして考えるのは、縮小時代、パブリックにどう向き合うかにつながる、実はめちゃ大事なはなし。
雑誌とかで公園特集が組まれて公園がアツい感じながら、県外のケースがほとんど。でもこれからは身近なとこから公共空間を考えていく流れがどんどん出てくると楽しいし、行政も市民がもっともっと意識を向ける仕掛けをつくってほしいー。
とりあえず自分は、旭川にちゃちゃっと移住して公園ゲストハウスを丁寧に拓いていくしかない。