行ったり来たり、のハイブリッドは楽しい

黄色い★マークが、旭川市永山1条のゲストハウス予定地。ちなみに、画像の下中央にあるGoogleのGの字あたりが、旭山動物園

仕事で新聞原稿をつくるときは会社から貸与されたノートPCを使って、移住&ゲストハウスのための作業は、買ったばかりの中古iPad Airを使ってと、慣れない作業に悪戦苦闘する毎日。

キーボードの並び違い、カーソルのあるなしとかいろいろ違っていてストレスがたまる。パワーポイントの資料をつくるときも、古いバージョンだとiPadで編集できなくて、ほぼ一から作り直したりして、うんざりすることもいっぱい。

でもこのまま会社員を続けてたら、ひょっとしたらiPadなんて買ってなかったかもしれないし、便利なアプリを知ることもなかったので、チャンスと刺激がたくさん舞い込んできた感じはする。うん、それは間違いない。

カメラだとデジタルとアナログのフィルム。クルマだとMTとオートマ、国産車か輸入車かで操作は真逆になる。せっかくなので両方とも楽しみたいって思っちゃう。

まちもそう。

初任地の瀬戸支局で担当した長久手町(当時。いまは長久手市)は、東西できれいに「農村」と「都市」が分かれていて、どっちも楽しめるハイブリッドなまちをつくってた。だから「農村と都市の交流」というアイデアもでてきて、直売所「あぐりん村」もすごい人気だった。愛知万博で注目されて、名古屋からすぐ近くっていう地の利もあったけど、ハイブリッド型はいいなあと、学校出たての青年はしみじみ。

長久手といえば、いま市長をされている吉田一平さんは、雑木林のなかで幼稚園から高齢者施設までなんでもやっちゃう「ゴジカラ村」をうみだした。「まざって暮らす」っていうコンセプトに心酔していたけど、これもハイブリッドといえばハイブリッド。しかも、一見すると全然ちがうものが同じ場所にいると、それぞれに役割がうまれて、生き生きするらしい。確かにそんな人がわんさかいた。一平さんは今もそんな感じで(たぶん)、「立つ瀬があるまち」をつくっている(はず)。

ゲストハウスも、両方を楽しめるところにしよう。

すぐ近くに農村や里山があって、それぞれにストーリーと役割があって、暮らしに取り込むことができる高いクオリティ。でも、まちに出かけようと思えば、ディーゼル列車に揺られて14分、バスで25分(確か)の繁華街に出たらいい。

見方によっては中途半端だとしても、両方あるってやっぱりいい。

そんな思いで探していた予定地。

Googleマップでみたら、農村とまちのハイブリッド具合がよく分かる!

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