ローカルへ、もっと奥へ

6月21日の中日新聞(手元にあるのは東海本社発行版)の特報面で、整備に向けて自民党が躍起になっているカジノを取り上げ、訪日客の関心が薄いことを指摘している。

特報面は、東京本社にある特報部という部署がつくり、各地に配信して各地で必要に応じて編集している。特に東京本社(=東京新聞)としては代名詞とも言える目玉コーナーで、政権や社会面にとことん切り込む、骨のある記事が紙面を飾る。自分も学生時代、東京新聞のこのページを穴が開くように読み込み、この会社に入りたい! と思うようになった。

もちろんカジノなんて国が旗を振ってつくるもんじゃないと思うし、なんのためにやって、どれだけの効果があるのか、お金じゃなくて人を豊かにするのか、納得のいく形で示されていないので、いらない。

というのはさておき、この記事では、外国人観光客にカジノのことを質問しまくってて、その一つが目に留まった。

イギリス出身の方いわく「外国人観光客が求めているのは、日本らしさ」「最初は京都や東京などの都会に行っても、リピーターは『本来の日本』を求めて、地方に足を延ばすようになる。どの国でも地方のほうが、その国の空気感を感じられるからだ」と。

まさに地方の時代。「らしさ」の形は地方や地域の数だけあるんだから、チャンスがいっぱい転がってる。飲食も宿泊も、生命線はリピーター。空気感=生活感とも言えるし、普通の旅では飽き足らない人に、ローカルならではの暮らしを体験してもらう。

ゲストハウスに泊まったら、そんな場所にするつもり。

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