宗谷ラッセルに旭川近郊で一番近いゲストハウス!(のはず)

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いよいよ本格的な冬シーズンに突入! たぶん人口の95%くらいの人は関心ないだろうけど、実は雪をかきわけるラッセル車が毎日走るのは、全国広しといえど、北海道のこの辺りだけ! 旭川に宿多しといえど、施設内から20mないくらいのところでラッセル車を撮影できるのは、旭川公園くらいのものでしょう!

動画は12月14日(土)の午後2時37分ごろ、旭川公園ゲストハウスの目の前から撮影。毎日この雄姿を眺められるなんて、鉄道ファンじゃなくても息をのむはず! これから雪がもっと積もれば、より迫力は増していく。

昨シーズンはそんな満足に見れなかったけれど、当麻町に差し掛かった国道30号近くの踏切とか、存続の危機にある南比布駅とかから、何度か撮影しました。特に南比布駅なんか、カメラの放列が20人分くらいあって、びっくりしたわ。ラッセルが通過したら、その後を追いかけていったけれども。途中駅で長時間停車もするから、何度か撮影するチャンスはあるのも嬉しい(でも焦ったり違法駐車したりとかリスクあるのであまりおススメはできない)。ちなみに永山駅は8分停車。




今年はもっと広範囲で狙っていきたいなぁ。

旭川公園ゲストハウスからなら、名寄方面からのラッセル(動画とは逆方向)も早朝の5時35分ごろ通過するのも拝めます。いまどきのデジカメなら撮れちゃうレベル。

ラッセル車や、雪煙の舞うディーゼル列車に興味のある方はぜひお問合せくださいませ★

秋の石狩川フォトギャラリー

次男との散歩2日目。三日坊主にならないか・・・。不安。

今日は車で10分弱走って石狩川まで。もっと近くに川にかかる橋はあるんだけど、一番好きな、とっても美しい景色のところへ。地元の人しかわからないような、秘密の場所。

この日、10月17日の朝はなかなかに冷え込んで、車の温度計は3度。空気が冷たくて、キーンとなって、気持ちがいい。肺が浄化されるようだわ。次男と橋を歩いて撮影。一眼レフや望遠レンズも持ってきたのに、メモリーカードを忘れるという大失態。しかたなくiPhone 6sで。

次男はめちゃくちゃ寒がってたけど、寒いからこそこんな風景を享受できるんだよなー。感謝。帰ってきてストーブに当たる、その幸福感といったら・・・。朝ごはんもうまい。

日中の空き時間は、旭川の隣町・東神楽町へ。北海道で一番子どもの割合が多く、人口がずっと増えていて、子育て支援や教育にずっと力を入れている。空港のあるまちで、コンパクトシティーをつくってもいる。この辺はまたあらためて。

お昼は、障害のある人の就労支援施設「ゆい・ゆい本舗」(東神楽町)へ。旭川の買物公園通り(歩行者天国)にあるナチュラルチーズ屋さん「ジャパチーズ」のモッツァレラがふんだんに入ったチーズハンバーグカレーをいただく。とろけるチーズがほどよいアクセントと甘みをだし、カレーもコクがあって、んまい! 後日、マルシェでまた食べたけど変わらぬおいしさ。これはリピートしたくなる味。

夜は東神楽町の行政関係者の方と飲み会。旭川市を中心とする広域圏での課題や可能性について意見交換して、楽しい〜。やっぱり旭川は、道北の雄として、もっともっとリーダーシップを発揮しないとなぁ。。。 当たり前だけど自分の知らない面白いネタや名物がたくさんあって、旭川に限らずどんどんコラボレーションしていきたいと強く思えるステキな会食になった!

二件目は、旭川駅近くの「大雪地ビール」のレストランへ。

飲みくらべして、またまた幸せな気分。旭川周辺ではクラフトビールを新たにつくろう!という動きもるらしく、どんどん面白いことが起きてきそう。クラフト=富良野だけじゃない! コミュニケーションのツールとしてのビールやコーヒーは、多様であればあるほどいいんじゃないかと思う。

 

 

 

 

 

 

恩人の皆さんに会う東京から、那須・黒磯へ

(つづき)

一日遅れの東京ステイ。夜は日本橋にある「住庄ほてる」という、一階に料理屋のある宿に泊まり、遅めに出発した。コインパーキングが5100円と表示されて吹きそうになるのをこらえ、代々木方面へお出かけ。11時半に、京王線・笹塚駅近くでランチの予定があるのです。

その前に、溜まり溜まった家族5人分の服を洗濯できるところがないか、探索。ネットで調べると笹塚駅の近くでコインランドリーが5軒くらいあったけど、臨時休業だったり、洗濯機と乾燥機が分かれていたり(一回店に戻らないといけない)、全部埋まっていたりして、1時間ほどグルグル回っても見つからず。都内だから簡単に見つかると思いきや、こんな大変だったとは。子連れで旅行する時はランドリー探しはほんと重要・・・。

あっという間に11時半になり、デニーズに入店。慶応大の学生時代、広告やジャーナリズムを学ぶ「メディア・コミュニケーション研究所」というところに所属していまして。そこでお世話になった、博報堂出身の升野龍男さんと俶さんご夫妻に久々にお会いすることに。

俶さんと長女・七海

升野さんはブリヂストン「タイヤは命を乗せている」AGF「コーヒーは香りの手紙です」など名コピーを数々編み出し、紙おむつ「ムーニーちゃん」の開発もしたコピーライターで、最近では熊本市のシティブランディングを手がけていらっしゃる。70才半ばとは思えないほど、10年前と変わらぬ快活さと明晰さで圧倒される。俶さんにも学生時代、そして卒業してからも気にかけてくださり、フォトグラファーとして動いていらっしゃる。いつかはこうなりたい・・・と思える、全人類にとってお手本のような素敵なご夫婦です。2人の周りにはいつも、ソフトで透明感ある空気が漂っている感じがする。心酔する教え子多数。

お昼を食べながらお話ししたあとは、大崎に移動して、写真関係でお世話になった方とお茶。関次さんは自分が写真を熱心にやっていた学生のころ、レイル・マガジン編集部の名取紀之編集長(当時)と一緒に仕事をさせていただいた縁で、ずっとお世話になっていて、いつも気にかけてくださってる。北海道を舞台にして、その方は仕事でいろいろ絡んでいるので、今後もっと楽しくなりそうーと直感。

東京の大学に行ってよかったなーと思うし、まだご縁が続いているのってほんと幸せ。もし自分の子どもが将来「北海道を出てみたい」と言ったら喜んで出そう(出せる余裕があるのか不安だけど!)

大崎でお別れしたあとは、今宵の宿がある栃木県の那須・黒磯へ東北道をひた走る。東北道、久々すぎてテンション上がってしまい、学生のころ度々行った青森ドライブを思い出す。途中、休憩で寄った佐野サービスエリアのトイレでは、センスある飾り物がいっぱいあって、ほっこり。これだけでも旅の小さくない印象になるなぁ。

手洗い場では秋を感じさせる置き飾りが

19時すぎには、那須塩原市のChus(チャウス)という、すごいゲストハウスに到着。この業界では全国区で、一度は見ておきたいところだった。周囲は暗くてよくわからないけど、ただものではない感じのショップが並んでいる。

小さな古本屋さん

実は衣料品店のこちら。エントランスには農家さんの野菜が置かれている!

有名なスコーンショップ「SHOZO」

続きは次回に。。。                                 (つづく)

写真の楽しさを思い出す新宿からきりたんぽの四ツ谷まで

開拓の地・北海道へ向かう北上の旅が始まった。

東名の磐田インターから東京方面へ。順調に進んだけど、首都高が大渋滞。自分は11時に新宿で約束があるので、横浜青葉インターで降り、東急田園都市線に乗り換えることに。

待ち合わせ場所は、新宿のリコーイメージングスクエア。

 

1960年代の地方私鉄を撮りためた風間克美さんの写真展の会場になっていて、ここで学生時代にお世話になった名取紀之さんと落ち合い、近くのレストランで近況報告を。名取さんはレイル・マガジン編集部でアルバイトしていた時の編集長で、業界では大変知られた方でいらっしゃる。いまは鉄道図書出版の「OFFICE  NATORI」で仕事をされている。

そこで拝見したのがこの本。名取さんが手がけられた、「C62重連 最後の冬ー「ニセコ」を追った21日間ー」。

国鉄広報部の専属カメラマンだった荒川好夫さんによる記録。1971年の厳冬期、3クール21日間にわたって、函館山線を走った「ニセコ」の勇姿をおさめたもの。

静謐な画面にもSLの生命力が溢れる写真が並び、しばらくページをめくると、時刻とともに「ニセコ」の動きを文章で添える。出庫準備、小樽出発、長万部(おしゃまんべ)到着と要所要所で機関車や機関士、周囲の空気を織り込んでいく。ロードムービーのような仕立てになっていて、生き物かのような蒸機(SL)の鼓動と、それを動かす人たちの動きが、胸に迫ってくる。

この後千葉市に移動。千葉都市モノレールの「千葉公園」からすぐのところにある、「椿森コムナ」(http://tsubakimorikomuna.com/about/)という素敵空間があり、そこを視察するために!

入る時は裏口からになってしまったけど、周りは普通の、けっこう密集した住宅地

面から入ると分かりやすいけど、わが一行は迷ってしまい、裏口から入ることに。所狭しと一軒家やアパート・マンションが建ち並んでいるエリアで、この特殊な空間を見つけたときは、メイがトトロの棲家に迷い込んだ時のようなときめきを覚えるものでありました。

中はとにかくすごいクオリティの構造物がならんでいた。ツリーハウスも登るたびに大きく太い幹に触れるし、建てつけがしっかりしていて、急階段だけ注意すれば安心して子どもを遊ばせられる。ハンモックも上質で、ドリンクスタンドやトイレの小屋もしゃれてる!

コムナとは、エスペラント語で「共有」を意味するらしい。プロデュースしたのは、グッドデザイン賞に何度も輝いている地元の住宅設計会社で、米・ポートランドのまちづくりを参考にして空間をつくったとのこと。住宅街に残った小さな森をいかし、廃屋とか建築現場の残材も組み合わせて、みんなが集えるコミュニティをつくった。すてき!

気持ちが満たされたあとは、東京・四ツ谷の秋田料理屋「太平山酒蔵」で晩ごはん。学生時代からかれこれ15年弱通っていて、社長の高橋ご夫妻に退職と移住のご報告を。今日もおいしいきりたんぽ鍋と、セリのお浸しと、稲庭うどんなどなどでした。

長い1日。文章もダラダラ長く、すみません。。(つづく)

アナログはお金がかかる、けど。

久々に、レジでお金を払うのをためらった。

きょうはカメラのキタムラに行って、明らかに使用期限の過ぎたネガフィルムを同時プリントしてもらった。

カメラはキヤノンNewF1、レンズはコシナ20㍉f3.8、フィルムはヴィーナス400の36枚撮り。うん、懐かしい。リバーサルよりももっとご無沙汰してた。

どうせキレイに色はでないだろうと、前に行った「森、道、市場2018」で適当に撮りまくったもの。

支払い時。千数百円くらいかなーと思って恐る恐るだったけど、なんと2130円とのこと!!  フィルムいくらか分からないけど、もう3000円コースじゃないですか

とまあ、値段の高さは噴飯ものだったけど、それだけ今や稀少な、けったいなことしてるからこそなわけで。

そういえば、新聞記者として必要に迫られてデジカメを導入して10年以上がたつけど、いまだにデジタル写真は好きになれない。

なんでか。

枚数を気にしないから一枚が軽くなる(プロの方すみません)、すぐ見れる、失敗したら消せる、修正もできる、なんか不自然に色がきれい。。。などなど

それに比べてフィルムは、露出に失敗したら真っ黒か真っ白だし、中高生のときなんて、撮影旅行から帰って開けてみたら、ちゃんと装填されてなかったなんてこともあった。泣きそうになりながらも、一枚一枚ちゃんと撮ろうっていう気持ちになったなー。現像があがってくる時間もまた、今思えばいい、じっくり写真に向き合うのにプロセスだった。

今やフィルムなんてお金がかかるばっかりで、スキャンも面倒だし、実用性は全然ない。でも現像されたフィルムという「モノ」が手元にあって、だからこそ撮った「コト」の実感は強烈なもの。

インバウンドもふくめて観光の分野だと「モノではなくコト消費」とずっと言われるけど、どこからでも取り寄せられたり、どこでも消費できそうなモノは、もうお腹いっぱいなんだろうな。

それより、お金や手間がかかっても、そこでしかない、身体をつかわないと分からない、アナログなことに惹かれるのかも。モノが溢れ過ぎた反動もあるんだろうなー。デジタルフォトの世界だって、カメラの外観とか、フィルムっぽい着色とか、揺り戻しみたいなのはあるし。

やっぱりアナログはやめられない